チャレンジスクールの入試の特徴とビーンズ流対策/チャレンジスクールと青春について

都立チャレンジスクールは、不登校や様々な理由で中学・高校生活に悩む子どもたちにとって、新しいスタートを切るための大きな選択肢の一つです。
チャレンジスクールは、「定時制」「総合学科」「単位制」という3つの特徴を持っています。
今回ではチャレンジスクール受験の対策方法や実際の体験談をご紹介いたします。
もくじ
チャレンジスクールの特徴:子どもを支える仕組み
チャレンジスクールの仕組みは、これまでの学校生活で苦しさを感じてきた子どもたちが、無理なく高校生活を送れるように設計されています。
チャレンジスクールの特徴
- 定時制(3部制):朝・昼・夕方の3つの時間帯から通学時間を選べるため、起立性調節障害などで朝起きるのが苦手な子どもたちも、生活リズムに合わせて無理なく通学できます。
- 総合学科と単位制:子どもが自身の興味関心に合わせて、大学と同じように授業(単位)を選べます。
また、学年制の高校とは違い、1単位落としただけで留年することはありません。英検などの資格取得や、学校外の様々な活動が卒業単位として認定される制度もあり、卒業しやすい環境です。
ビーンズのチャレンジスクール対策「地に足ついた進路伴走」
私たちビーンズは、単なる試験テクニックではなく、子どもたちの将来の自信につながる「地に足ついた進路伴走」を中心に対策を進めます。
ビーンズの対策
- 自己分析で自信を育む:志願申告書や面接の土台となる「自分がどんな人間か」「将来何をしたいか」といった深い自己分析を丁寧に行います。この過程を通じて、子どもが過去の経験を肯定的に捉え直し、「自分は変われる」という自尊心の向上を目指します。
- 「熱い青春経験」で挑戦への意欲を:試験対策の一環として、グループ授業を積極的に取り入れます。受験という「高い山」に仲間と共に立ち向かう「熱い青春経験」を通じて、同世代との協力や逆境を乗り越える経験を積み、次の挑戦への自信と予感を育みます。
- 伴走者としてのサポート:受験対策は、子どもにとっては"自分事"の極致です。私たち講師は、生徒のありのままの感情を受け止めながら、一緒に山を登り切る「伴走者」としての役割も果たします。
また、合格後も、受験の経験を子どもたちの人生の「資産」となるよう、ポジティブな記憶として定着させるサポートを続けます。
チャレンジスクール高校受験
ここからは実際の生徒の事例を元にビーンズのチャレンジスクール対策を解説していきます。
プロフィール
■ニックネーム
よっちゃんマン■趣味
ゲーム、アニメ、マンガ、動画編集、YouTuber研究
水泳ガチ勢で、結構泳ぎます。■ビーンズとの関わり
中学時代ビーンズに出会い、ビーンズの「居場所」の中心人物として、様々な塾内企画を実施。チャレンジスクール高校を受験(本記事で詳述)
高校入学後は水泳部で活躍。高校はビーンズの授業回数を減らしつつも、つながり続ける。
部活が終わりかけの高校3年生夏から本格的にビーンズ復帰。ビーンズで大学受験を行う
中学時代「ビーンズでの青春・高校受験」

――よっちゃんマンがどんな人生を歩んできたか…中学生のころから教えてもらえますか?

中学は「しんどかった」の一言につきますね…。
体型のことを同級生にいじられ、そのとき学校の先生が全然助けてくれなくて。
誰も味方がいない状態で孤独を感じていました…。
その時にビーンズに出会って、そこから高校受験、大学受験とお世話になっています。
ビーンズでの青春
ビーンズでは個別指導を受けながら、生徒がみんなで行う集団授業(エンカレ)やイベントによく参加してました。
エンカレの様子はこちら!
当時は、家でも色々あって。落ち着ける場所がなかったので、ビーンズの存在がすごく心強かったです。
家庭のことも学校のことも事情を分かってくれていたビーンズの先生たちのすすめで、週3、多いときは週4でビーンズに通っていました。
そこから中2の冬頃にビーンズが飯田橋に引っ越しました。
引っ越したころから先生たちの応援もあって「生徒たちの手で、ビーンズをもっと面白くしよう」というムーブメントがうまれました。
生徒同士の繋がりができる取り組みが増えたので、少しずつ色んなビーンズ生たちとの繋がりができました。
そこから、生徒が集まって色々と企画するのが当たり前になってきました。これが、「居場所」につながっていくんですね。

生徒たちの手で「ビーンズをもっと面白くしよう」とするムーブメントが生まれました

「合宿行きたい!」「青春したい!」と言い出すようになりました(笑)

作った企画を皆に演説し…


生徒たち主導でBBQを企画して

焼いています(笑)
もちろん、生徒同士でつながれば、色々と意見がぶつかることもありました(笑)
BBQの候補地でずっとモメたり…(笑)

でも、これが「熱い青春」だったんだなぁと。
チャレンジスクール高校受験
よっちゃんマン:
ビーンズで青春して楽しく過ごしていましたが、その隣ではセンパイたちが大学受験をしていて。

センパイたちは楽しそうに進路決め&受験を取り組んでいたんですが、「ああ、自分もいつか進路を決めないといけないのか」と…思っていました。
(ビーンズでいうところの「遠い将来」「他人事」ですね)
「そろそろ高校受験のことを考えないとなー」と思っていたところ、ビーンズの先生にチャレンジスクールのことを教えてもらいました。
見学し、体験授業にも参加したところ、「この高校に行きたい!」と思うことができて。
チャレンジスクールに受験することに決めました。

とはいえ、そこからが大変でした。
大学受験と同じくらいのエントリーシートを書くのですが、自己分析をガッツリやらないといけない。

志願申告書(エントリーシート)。ガッツリ書きます…
今思えば、中学生で「自分の将来は…」「そもそも今までの人生は…」と真剣に考えたのはいい経験でした。
自己分析では先生たちもサポートしていただき、最終的には自分が満足できるカタチで人生初のエントリーシート(志願申告書)を書き終えることができました。
さらにチャレンジスクールの面接対策では志願申告書で書いた自己分析の内容を話すので、これも自信満々にやれました(笑)

チャレンジスクール対策も皆で楽しくやりました!

作文が大変
ところが。
ここまで順調に対策していたのですがチャレンジスクールの作文対策がめちゃくちゃ大変でったのです。
自分の受験するチャレンジスクールは、50分で600字の作文を書くタイプだったのですが……
まず…問題が難しいんですね。
人間が現在行っている仕事の多くは、将来ロボットやAI(※)が行うようになる
のではないかといわれています。
このような社会になってもロボットやAIではなく人間が行うと思う仕事は何で
すか。その職業名とそう考える理由について、具体的に述べなさい。
また、このような社会に対応するために大江戸高校でどのようなことに取り組み、
どのような力を身に付けたいと思いますか。
600 字程度で具体的に述べなさい。※ AI … 人工知能
引用:東京都立大江戸高等学校 令和2年度過去問
そして、当時は自分の読解力が低く、そのため問題文を出されたときに問題の内容を理解するのに時間がかかってしまいます。
さらに、それまで字をキレイに書く習慣がなかったので、自分の字に自信がなかったのもしんどかったですね…。
その結果、書く時間が圧倒的に足りなくなってしまう……
書いても書いても、時間が全く間に合わない…
ビーンズの先生たちからは「いま、できることは自分の中に作文への慣れをつくることしかない」と言われて。
そこからビーンズの授業でも、自宅でも、時間のある限りとにかく書く練習をしていました。
※チャレンジスクールについての詳しい情報はコチラの記事でお伝えしております。
解説「チャレンジスクール対策」
よっちゃんマンのように、ビーンズの先輩たちの進路選び/受験にひたむきに頑張る姿を見て、「自分もいつか進路を決めないといけないのか」と気づき得て、自身の「行きたい高校」を見つける…このような生徒は少なくありません。
ここからはチャレンジスクールの入試内容とビーンズの対策について述べていきます。
チャレンジスクールの入試内容
チャレンジスクールへの挑戦と自己分析
チャレンジスクールは、内申点(成績)ではなく、志願申告書、面接、作文によって合否が決まる都立高校です。
内申点に不安がある生徒さんでも、この仕組みのおかげで自信を持って挑戦できる場所です。
よっちゃんマンが経験したように、受験を決意した後、まず取り組むのは「自己分析」です。
自己分析
- 志願申告書(エントリーシート)を書くこと=自己分析の時間
志願申告書を書くためには、生徒は自分の人生の棚卸し…つまり自己分析をする必要があります。 - 志願申告書を書く時間を自尊心を上げる時間にする
自己分析では、子どもたちが「自分の将来は…」「そもそも今までの人生は…」と真剣に向き合うプロセスを経ます。
この経験が高校受験よりもさらに将来の進路選択の場面で必要となる"自分事"と向き合えるタフさを獲得するキッカケとなるのです。
ビーンズでは自己分析指導を通じて、子ども達の過去の経験にポジティブな意味付けを行い、自尊心を向上させることを目的としています。
この自己分析で練り上げた内容は、その後の面接対策の土台となるため、よっちゃんマンが面接で自信を持っていけたことにつながります。
作文対策の壁と乗り越え方
よっちゃんマンの言葉通り、作文対策は多くの子どもたちにとって大きな壁です。
特にチャレンジスクールの作文試験は、その高校の特性から、あえて難易度の高い問題が出される傾向にあります。
作文試験は「ストレス耐性チェック」です
チャレンジスクールの入試は、作文(500点)、面接(600点)、志願申告書(150点)で合否が決まり、特に面接と作文の配点が高いのが特徴です。
この入試で高校側が最も重視しているのは、その受験生が「ストレスに強い生徒」であるかどうかという点です。
そのため、作文試験では、中学生にとって新奇で難しい問題を意図的に出し、受験生が新しい課題に直面した際にパニックにならず、集中し、粘り強く取り組めるかという「ストレス耐性チェック」を行っているのです。
よっちゃんマンが引用された大江戸高校の過去問のように、社会課題に関する論述を求める問題は、チャレンジスクールの中でも作文指導のラスボスとされるほど難易度が高いです。
学校側は「この生徒は高校入学後に不登校にならないか?」「新しい課題に直面した時に逃げたりしないか?」という不安を解消したいと考えています。
チャレンジスクールは定時制・総合学科・単位制という特徴を持ち、生徒は入学後、自分で多様な単位を選び、学び・体験していくことになります。
入試内容
- 志願申告書:志願申告書は、都立チャレンジスクールへの出願時に提出するエントリーシート。
子どもの「これまでの経験」と「将来の希望」を結びつけ、作文と面接での内容の軸となる書類です。 - 面接:面接では、受験生の「ストレス耐性」をチェックするために、「深掘り質問」や「突拍子のない質問」が多用されます。入室から退室まで「堂々としている」「ちょっとしたツッコミにも動じない」姿を面接官に見せることが、合格につながる重要なポイントです。
- 作文:作文の課題は、子どもたちにとって「新奇かつ難しい内容」が出される傾向があります。
新奇な物事に対してあきらめずに粘り強く取り組めるか、つまりストレス耐性があるかを測るためです。
読解力と記述力への取り組み
よっちゃんマンが直面した課題は、まさに多くのチャレンジスクール受験生が共感するポイントです。
チャレ作文あるある
そのため、よっちゃんマンが取り組んだように、「作文への慣れをつくること」が最も効果的な対策となります。
ビーンズの作文指導では、完璧な作文を書くことよりも、まず時間内に字数を埋めるための基本姿勢を徹底します。
具体的には、作文の構成(プロット)を組み立てる「作文プロットメーカー」を軸に指導を進めます。
そして…
作文指導
- まず、お題に対する結論を書く
- 次に、その結論の理由と背景を書く
- 生徒自身が逆境を乗り越えた「逆境⇒努力⇒成功のストーリー」を盛り込む
という練習を重ねます。
また、「字をキレイに書く習慣がなかったので、自分の字に自信がなかった」という悩みについてです。
ビーンズでは「字はキレイでなくてもOK。丁寧に書けば大丈夫である」と、お伝えしています。
チャレンジスクールと青春経験
よっちゃんマン:
試験には手ごたえがあったものの、高校に合格したときは、かなりホッとしたのを覚えています。
チャレンジスクール高校は、校則も勉強も中学に比べて「かなりゆるいな~!」という印象でした。
最初は逆にその雰囲気に馴染めなかった瞬間もあったのですが、次第に慣れていきました。
中学生の時は部活もすぐ辞めてしまったんですが、高校生では水泳部に入り3年間やり続けることができました。
信頼できる先輩と仲良くさせてもらったり、同級生と一緒に練習に熱をいれたり、一緒に遊んだり……部活はすごく充実してました。
その内に、後輩も出来て、最終的には副部長もやらせていただきました。
最後の試合の後、後輩たちから色紙をもらったときは涙が出そうになりました。
――全て順調ですね……
よっちゃんマン:
もちろん、しんどかったこともありますよ。
例えば、2年生の時に仲良かった友達と喧嘩をしてしまい、それがきっかけで元々いた友人グループから出るかたちになってしまったことがありました。
その頃は、授業の難易度が上がってきていたタイミングでもあったので、しんどくなって3日間くらい学校にいけないこともありました。
当時はかなり落ち込んでて大好きな部活にも行けなくなってました…。
練習もまともにできなかったので、大会での成績も1年生の時より落ちたこともありました。
そんな中、2年生の3学期にたまたま同じ授業を取ってた子が、同じゲームをやっていたのをきっかけに仲良くなって、その子とその子のグループとで友達がまた増えていきました。
――高校生活、人間関係でのトラブルもありながらも自分で乗り越えられたのは大きい経験ですね。
ビーンズでいう 青春経験がしっかり詰みあがっていっている様子が目に浮かびます。
ビーンズが大切にする「青春経験」とチャレンジスクール
よっちゃんマンが部活動や友人関係で経験した喜びや困難、そしてそれを乗り越えた経験は、まさにビーンズが大切にしている「青春経験」が積み上がっている様子です。
青春経験について
ビーンズでは、この「青春経験」を「同世代と楽しさや前向きなチャレンジ精神ベースで関わる経験」と定義し、お子さまの「自立に必要な4階構造」の3階として最も大切にしています。
その中でも、部活動で仲間とともに練習に熱をいれたり、「仲間と一緒に目標達成しようとした」という経験は、「熱い青春」の要素を含んでいます。

この「青春経験」は、子どもたちが社会に出ていくための土台となる「自立に必要な4階構造」のうち、3階に位置づけられています。
青春を味わい尽くした後でなければ、子どもたちが自分の進路といった"自分事"を考え、受験勉強などの"挑戦と努力"に本気で取り組むことができないと考えています。
なぜか。それは、仲間との関係の中で共に青春をするという感覚を得ることで、社会に出ることを前向きに考える自信と予感を得るからです。
(※「青春経験」の重要性について、ビーンズメソッドを紹介しているコチラの記事を是非ご一読くださいませ……!)
青春経験とチャレンジスクール
チャレンジスクールは、通学時間帯を選べる「定時制」や、生徒が自分で授業(単位)を決められる「単位制」という特徴があり、中学までとは違った「自分で選択できる自由さ」があります。
そんな環境の中、よっちゃんマンが水泳部で3年間をやり遂げる中で得た仲間との充実した時間、副部長というリーダーの役割を果たした経験、そして引退時の感動…これらは大きな財産になるでしょう。
ビーンズでは、"熱い青春経験"の中で子どもたちが以下の経験を得、
・仲間との経験の共有
・貢献による相互承認
(主観の中で)以下の自信を得ることが重要だとしています。
青春経験で得られる自信
- 自分はチームメンバーを助けることができた(今後も他人を助けることができる)
- 自分はチームメンバーから助けてもらえた(今後も他人から助けてもらえるだろう)
子どもたちが仲間との関係性の中でうまれる「青春経験」の中で、「自分は仲間を助けられる存在だし、仲間から助けてもらえる存在である」という感覚を得るプロセス。
これこそ、子ども達が社会に出ることを前向きに考えられるようになるための土台となるのです。
よっちゃんマンのように「青春経験」をしっかりと積み上げることが、お子さまが自分の進路といった"自分事"を考え、努力へのモチベーションを保てるようになるための前提となります。
さらに、よっちゃんマンが語るように、人間関係でのトラブルや落ち込みを「自分で乗り越えられたのは大きい経験」となります。
人間関係で困難に直面し、一時的に学校に行けなくなってしまったとしても、それを乗り越え、再び仲間とのつながりを築いた経験は将来を生き抜くための「資産」へと昇華させることができます。
チャレンジスクールで得られる「青春経験」は、次の挑戦=進路選びへの土台となります。
もし、お子さまがチャレンジスクールに興味を持たれているようでしたら、ぜひビーンズにご相談ください。お子さまが自信を持って次の一歩を踏み出せるように伴走させていただきます。
ビーンズのチャレンジスクール対策




















