自分のやりたいことや就活の準備方法が分からない大学生へ伝えたいアドバイスまとめ
大学生活において、大きな悩みが、「就活」です。
そして、
「働きたくない」
「自分のやりたいことなんてない」
「皆が就活始めてからスタートすれば何とかなるでしょ」
こんな風に思っている大学生も少なくはないかと思います。
しかし、就活は受験同様、早いうちからスタートした人が圧倒的に有利に動けるものです。
就活時期に出遅れないよう、本記事では、これから就活を始めようと思っている学生さんに知っておいて欲しい基本知識をまとめてみましたので、参考にしてみてください!
もくじ
自分のやりたいことや就活の準備方法が分からない大学生へ伝えたいアドバイスまとめ
最初にやるべきことは「自己分析」
就職活動をする上で、最初にやるべきこが、自己分析です。
「いったい、自分はどんな仕事をしたいと思っているのか」
「社会にはどんな会社があって、どんなところに勤めたいと感じるのか」
と言ったことにとどまらず、
<就職活動で一番大切なこと=自己分析>
ビーンズでは進路選びで使う、マインドマップ
・自分が過去、ワクワクしたことはなにか。好きだったことは何か。得意だと(自己認識)していることはなにかを思い出す
・自分は仕事=チームでの活動に何を求めるのか思い出し、分析しておく
このチームとは、バイト、インターン、学生団体、サークル活動などです。
例:金銭的報酬
例:人間関係
例:チーム内の立場
例:チームの規模感やブランド
例:自分の時間が確保できるか(ワークライフバランス)
ただし、どれも"本気(=主体的)"に取り組んだものであること。
リーダーでないととか、代表でないといけない…とかはないのですが、「なんとなく続けたバイト」「気が向いたら行くサークル」とかだとダメです。
こういったことを考え、書き出していきましょう。
おすすめは、A3以上の大きさの紙に、雑に書きなぐっていくことです。上のマインドマップの例のように、付箋に書いていってもよいでしょう。
パソコンの方がいい方は、メモアプリでも結構です。
いったん書いた後も、内容を消したり・捨てたりできること、グループ分けが簡単にできること。
これができるならどんな方法でも構いません。
自己分析は、コチラのサイトもおすすめです。
【無料,登録なし】自己分析ツール/アプリおすすめ41選
選ぶべき会社は「仕事に好き」を抱けそうな業種
<企業調査>
・自分が行きたい業界にあたりをつける
・あたりをつけた業界のことを調べる
⇒HPやインターネットの情報
⇒書籍や経済雑誌(ネットでも読めるが紙の雑誌も一度は買う)
⇒知り合い経由など、その業界の人と会える機会があれば必ず話す
⇒その業界のイベントや展示会などがあれば参加。東京の大学生なら東京ビッグサイト(東京国際展示場)や幕張メッセで行われている企業の展示会
どんな会社を選べば良いのか分からないという方にアドバイスしたいことが、「自分がやりがいだったり、好きな気持ちを持てそうな業種・会社を探すこと」です。
なぜ、「好き」にこだわったほうがいいかというと、福利厚生や会社のネームバリューだけで就職先を決めてしまうと、その条件がなくなった時、かなりつらい状況になってしまうからです。
具体例
<某大手メーカーにおける辛い事例>
⇒世間的にも有名な大手企業に入社、充実した生活を送る
⇒最初の1年は快適で文句なし
⇒しかし2年目に突然の部署異動
⇒超ブラックな環境に。パワハラ横行の残業地獄(おまけにサビ残)
⇒休職
⇒部署移動で安定した環境に戻してもらうも、やりがいのような心を失う
<省庁などの公務員勤務における辛い事例>
⇒毎日ほとんど定時帰りの職場に入社、安定した生活を送る
⇒突然の配置換えで激務部署へ
⇒土日祝日関係なく、勤め先へ呼び出される
⇒過労で倒れて、入院
⇒上司からは労災で大問題になるからそのことを隠してねと押しつぶされる
⇒なんとかしたくても激務に追われて何の対策もできない状況が続く(毎日苦しい)
このように"企業など何かしらのチームのメンバーとして働く"ときには、自分ではコントロールできない環境の変化も少なくありません。
部署移動で忙しいプロジェクトの担当になったり…
自分の性格の合わない人と同じチームになったり…
そうすると、心身的に辛い時期になってしまいます。
この時に重要なのは、「そういった環境でも頑張れる動機が自分にあるか」という部分です。
もし、「この仕事内容が好きだ」という"動機"があれば、多少のことは我慢できたり、つぶれたりしない可能性が高まります。
たとえ逆境におちいっても「この逆境は乗り越えてやる!」と思える原動力…それが「この仕事内容が好きだ」という気持ちなのです。
「この仕事内容が好きだ」という"動機"があれば、忙しい中でも勉強時間を作ってスキルアップしたり、「自分がこの環境(仕事の仕組みや人間関係)を変えよう」という気持ちにもなれます。
会社選びで迷う人は、まずは「自分が好きだと感じられそうな仕事」について、整理するところからスタートしましょう。
もちろん、誰もが「100%自分のやりたい仕事」に就けるわけではありません。
ので、「80%/60%/最低ボーダーライン」など、いくつかのゾーンに分けて、業種を絞っていくことが大事です。
大学生に知っておいて欲しい"ガクチカ"のルール
自己分析と企業調査を実施して、大体のあたりをつけた後は、「自分に足りてないな・・・」と思うことから適宜、準備を進めていくようにしましょう。
<チーム運営の経験("TSM"を得る)>
・ボランティア活動
・インターンシップ
・新規団体の設立
・各チームの中で、イベントを企画し、その企画リーダーとなる
・部活やサークルのリーダーもしくはコアメンバー経験
・予算管理や収支報告などの担当
・何かしらの予算獲得につながる活動
例:学生団体で公的機関や財団に助成金申請など
<"仕事"につながる経験>
・課外授業への参加
・色んな業界の社会人と話す機会
・アルバイトの経験(やりがいのあるものに限定)
・就活フォーラムなどイベントへの参加
・基本的なパソコン操作の習得(Microsoft Office系とGoogle系)
・簿記など企業に関する最低限の知識習得
いずれの経験にしても共通していえることは、「失敗してもOK」ということです。
中学や高校までのように、ただ大学へ行くだけの生活を送っていると、
エントリーシートや面接に書けるネタを見つけることに苦労してしまいがちです。(大学の授業にのめり込める場合は例外です)
部活やサークル、バイトなど、一つのことに打ち込めるものがあるなら、それでOK。
ちなみに上記の中で、もっともてっとり早くてオススメな経験は、インターンシップです。
百聞は一見にしかず。
実際の職場とはどんな空気・雰囲気なのか…
また、社会人がどんなタイムサイクルで働いているのか…
職場に飛び込んで、自分の目で確かめてみることが大事です。
「ガクチカ3条件」(TSM)
ここまで読んできて、大学生のうちにキャリアをどう作るか。端的に「ガクチカ(「学生時代に力を入れたこと」の略)を作らなきゃ……!」と悩みはじめた人、多いですよね。
ビーンズでは、大学生のみなさんのキャリアを考える際『キャリアコンピテンスピラミッド』(CCP)という考え方をお伝えしています。
このCCPは、ビーンズの生徒向けの自己分析メソッドを応用したもので、みなさんが自分のキャリアを考える際や就活を準備するときにベースとなる概念です。
CCPの中で、特に重視しているのが、二段目のTSM「ガクチカ3条件」です。
TSMとは……
「Team&Training」
「System」
「Money」
の頭文字です。
このTSMが、あなたが組織(会社、行政、非営利組織などあらゆる集団)に参画(就活)しようとする際、組織側があなたを評価する項目となります。
・Systemとは、活動の仕組みを理解し、仕組みを作る経験を積むことです
・Moneyとは、チームの収支を意識しながら、チームで活動することです
TSMのどの内容も、あるチームに深くコミットすることで得ることができます。具体的に言うとリーダーとしてチームで活動することです。
チームへ深くコミットし、リーダーとしてチーム全体を見渡すと、そのチームについて深く理解できます。
そのチームへの深い理解が、チームの活動の仕組みをつくったり、チームのお金について考えたりする機会に自然とつながっていきます。
(ビーンズのインターンも、このTSMが自然に揃うように設計しています)
ガクチカづくりは2年生から
この図は、ビーンズ内で「キャリアスケジュール」、略して「キャリスケ」と呼ばれている、4年卒で日系大手を目指すの場合のスケジュール表です。
ビーンズでは、できれば就活シーズンの一年前、つまり、大学2年生の頃には、インターンシップに参加するなど、何かしらのガクチカ(先ほどお話ししたTSM)を得るアクションを起こして欲しいと考えています。
なぜかといえば、大学3年生の春~大学4年生になると、自己分析や企業調査のために時間を使わないといけないからです。
「エントリーシートや面接のネタを増やすために、インターンやサークル活動をもっと真剣にやっておけば良かった…」
「サークル活動やインターンシップを通して、自分の苦手は理解したが、今度はそれを克服するための時間がない…」
なんてことになったら、つらいですよね。
就活は、周りの人より、ほんのちょっと早めにスタートしておくだけで、余裕をもって、かつ有利に進められます。
大学生のキャリアスケジュールのポイントは、3年の7月あたりからサマーインターンがあることです。
ガクチカづくりと自己分析に早めに時間をとって、自分の弱点や強めていきたい点を洗い出せば、その後の大学生活や課外活動でそこに向き合うことができます。
サマーインターンにまず合格して、サマーインターンのプログラムや社内コンペ、プレゼンで成果を出し、会社側から評価される事が大切です。(もちろん、TSMが揃っている学生ほど評価されます)
ここで評価してもらって、選考優遇措置などをもらう……これが日系大手就活の王道です。
以下で、ビーンズがおすすめてしている大学生時代の過ごし方を紹介します。
・友人をつくり、ゆるい青春を楽しむ
・ロールモデルとなる親友をつくり自分の「半径5cm」から抜け出る
・色々なチームに広く浅くコミットするPhase2:TSMの揃ったガクチカづくり
1つのチームに深くコミットし、
・Team・Training
・System
・Money
のガクチカ3条件を完成させる
Phase3:自己分析と選考受験
Phase2で完成させたガクチカを元に、自己分析し、進路を確定させる
Phase4:スタートダッシュ準備
ガクチカ3条件を、卒業後の進路で求められるものに応じて、さらに強化していく。
具体的にはTSMのどれかテーマを決めて深掘りしていく。
また、今までの学生生活でやれなかったことをやり尽くす。
かなり理想的なスケジュールで、実際にやろうとすると大変なので、"なるべくこのスケジュールに近づける"という意識を持っていただければ大丈夫です。
大学生が就職活動において避けるべきこと
就活は、とにかく早めに準備することが大事です。「何かしなきゃ…」と思ったら、とにかく行動を起こすようにしましょう。
就活において、最も危険な考えが、「なんとなく」です。
ろくに企業調査もせず、「なんとなく安定してそうだし」といった安易な理由だけで業界や企業を選ぶことは、後々自分が後悔することになるかもしれません。
<就活で避けるべきこと>
・大学生時代、なにもチャレンジしないこと
・自分の将来について考えることを放棄すること
・やりがいのないバイトをずっと続けてしまうこと
・なんとなく所属しているだけのサークルを続けてしまうこと
・刑事事件になりそうなこと
⇒就活に関係なく、ダメ
⇒どういうことが刑事事件になるのか、モラルの意識を持ち、リスク管理する
(酔った勢いで・SNS投稿…などで軽率な行動をしないように。)
準備せずに就活シーズンを迎えてしまうと、盛り返しが大変です。
なるべく早めに行動して、事前の準備をするように心がけましょう。
あれこれ考えることが面倒であれば、まずはインターンシップなどに飛び込んでみることが手っ取り早いです。
新しい情報を得ると、考え方も変わっていって、自分のやりたいことが見つかる可能性も高まります。
のちのち、「こんなはずじゃなかった・・・」と思わないよう、大学内外で経験を積んでもらえればと思います。
もしも、就活について悩みすぎて身体が動かない…そんな人は(外部記事ですが)コチラの記事もご覧ください。
「就活が上手くいかなくて死にたい…」|就活のストレス解消法をご紹介! |
あなたとキャリアについて話したい/エントリー面談
ここまでご覧になっていただいた方の中には、「ビーンズのインターンってどうなの?」と思われた方もいらっしゃると思います。
もちろんご自身のインターン先にビーンズのインターンを候補に入れていただくのも歓迎です。
ビーンズのインターン選考では一次面接に「エントリー面談制」を採用しています。
※詳しくはこちらの動画をご覧ください。
キャリスケを念頭に
今あなたが本当にビーンズのインターンに参加すべきなのか……?
他にベターな選択肢はないか……?
ということまでとことんお話しをします。
ビーンズはインターンに参加する方のキャリアにも真剣です!
ビーンズは中学生・高校生の自己分析を極めた結果、大学生~社会人に対するキャリア相談の経験も豊富です。
その経験を活かして、インターンに応募してきた皆さんにも、出来る限りキャリアについて深いお話ができればと思っています。
ビーンズの「エントリー面談」は、面接というより応募者の方に対してのキャリア相談といった方が近いかもしれません。
応募者の方の強みや向いてる方向性を一緒に考え、成長の方向性がビーンズの活動と合致すれば良いなというテンション感で行っていきます。
そのため、あまり気負わずリラックスしてご参加いただければと思います。
エントリー面談では、具体的には以下のようなテーマでお話しを聞いていきます。
・大学生活で取り組んでいること
・キャリアや大学生活全体への不安
・みなさんの生まれてから高校までのストーリー
・ビーンズのインターンのエントリー面談にチャレンジしてみようと思った背景
次にエントリー面談を受ける際のコツについても説明しますね!
エントリー面談を受ける際のコツはズバリ、
「無理して論理的に分かりやすく説明しようとしないこと」
「とりとめなく もしくは ポツリポツリと話すこと」
です!
キレイな志望理由であったり、論理的な説明などは一切必要ありません!
みなさんの「とりとめがなくても自分らしさが出た話」を元に、
・ビーンズの活動が将来のみなさんのためになるかどうか
・あなたにとって、大学時代にどのような活動をすれば良いのか
といったことをお伝えできればと思います。
一応、「選考」なので、通過か否かという結果は出てしまいます。
しかし、通過されなかった方からも感謝・満足の声をもらっているほどです。(皆さんスッキリして帰られます 笑)
選抜のある面接という形式にはなりますが、ビーンズの自己分析スタイルに則ったフォームへの入力、そして面接でお話しをする中で、皆さんご自身のキャリアの方向性が少し見えるかもしれません。
ですから、仮に通過できなかったとしても、ご自身のキャリアを考えるうえで、絶対に意義のある時間になると思います。
ぜひ気軽に応募してくださいね!
あと、一つだけお願いしたいことがあります。
ビーンズのキャパの都合上、応募いただいた全ての方にエントリー面談ができるわけではありません。
ですから、書類選考の段階で不通過となることもあり得ます。
本当に申し訳ありません!
ただ、頑張って書いていただいた方ほど通過する可能性が高いので、今のあなたにできる範囲で一生懸命書いてもらえればと思います。
コロナの影響で思い描いていた学生生活や活動ができず、悩んでいる大学生も多いと思います。
あなたがキャリアを考える際、この記事/エントリー面談が思考の補助線の一つになってくれれば嬉しいです!
(もちろん、あなたがビーンズのチーム文化とフィットすれば、インターンとして活躍してもらうのも歓迎です!)
ビーンズのインターンをもっと知りたい
そもそもビーンズって何を目指しているチームなの?という方は……
ビーンズのインターンについてもっと知りたい!という方は……
もし、ビーンズのインターン/プロボノ活動に興味もたれた方は、まずはこちらから採用情報をご覧になってみてくださいね。
ビーンズの就活サポートについて
