チャレンジスクール/大学推薦入試/就活…志願申告書・エントリーシートに何を書けばいい?自己PRを完成させる6つのポイント

「何を書けばいいかわからない……」
「特技や自己PRに書けることがない……」
「そもそも志望動機が思いつかない……」
こんにちは。学習支援塾ビーンズ副代表の長澤です。
突然ですが「エントリーシート」はお好きですか?
このページにいきついたということは、エントリーシートについてお悩みだと思います。
ちなみに、僕はエントリーシートが大好きです。
正確にいうと生徒へエントリーシート作成指導をする時がとても楽しいです。
なぜならエントリーシートの指導を通して、その生徒の好きなこと、今までの生きざま、魂の声(?)をエントリーシートに書き表すことができるからです。
そして、エントリーシート作成を通じて、生徒が生徒自身についてより深く知ることができるからです。
まずは自己紹介を……
筆者紹介
1997年生まれ。
東京大学 経済学部卒。一児の父。
大学生時代からの現場経験を活かして、不登校などに悩む10代のサポート方法を「ビーンズメソッド」として体系化。
親との衝突が絶えなかった自身の経験を活かし、保護者さまへのサポートと相談事業に注力。
全国を巡り、教育委員会・上場企業さまなどが主催する講演や研修に登壇。
さて、大学生の就職活動では、ほとんどの場合、履歴書を含む「エントリーシート」による書類選考が必須となっています。
学習支援塾ビーンズに就職活動について相談にくる学生の100%全員がエントリーシートを書くのに苦労、いや、書くことにアレルギーを起こしています。
今回の記事では、学習支援塾ビーンズで紹介しているエントリーシートを書く際のコツの内、誰にでもできて、なるべく即効性のたかいものを中心にまとめてお知らせします。
なお、この記事に書いた文章や自己分析のコツは、大学の推薦入試対策(総合型選抜や公募推薦)としてはもちろん、
都立チャレンジスクール高校受験における志願申告書作成にも役立ちます。
このように、あらゆる「自分をアピールする書類づくり」に応用可能なものばかりです。
ぜひ参考にしてください。
それではいってみましょう!
もくじ
エントリーシートが書けないときはどうすればいい?
エントリーシートを書くときは、まず何よりも「志望先の調査」と「自己分析」から始めるのが鉄則です。
都立チャレンジスクール高校受験の志願申告書作成、大学の推薦入試対策、そして就活でも同様です。
いきなりエントリシートを書き始めるのではなく、相手を知り自分を知ることで、誰でも説得力のある文章が書けるようになります。

【ポイント1】
企業や学校が求める人物像はどうやって調べればいい?
志望先のホームページを読み込み、「どんな人材を欲しがっているか」を具体的に想像して洗い出すことから始めましょう。
共通するフレーズやストーリーをチェックすることで、自己PRの方向性が明確になります。
いきなりエントリーシートを書こうとするのではなく、最低限、下記のことは先に調べるようにしましょう。
企業や学校の情報を読んでいく時は、ただ見るのではなくて、
「志望先の高校・大学・企業がどんな人材を欲しがっているのか」を想像しながら、情報を集めていきましょう。
特に大学のページや企業の採用ページに掲載されている人たちが語る話の中に、共通するフレーズや、似たようなストーリーがないかをチェックします。
自己PRや志望動機を考えていく際、
「自分をどういう風にアピールしていけば良いのか」、具体的なイメージを進めていくことができるようになります。
とくに大学なら授業内容・研究内容、
企業なら事業内容や採用情報などはしっかり見ておいてください。
また、分からない用語は、必ず調べるようにしましょう。その大学で学ぶことや研究分野・会社ならそこで働く上で必要となる用語です。
また、面接で質問される可能性もあります。
【ポイント2】
特技や強みがない時はどうやって自己分析すればいい?
幼少期からの「楽しかった記憶」を書き出してみましょう。
自分が「当たり前にできる普通のこと」の中にこそ、他者から見れば十分に魅力的な、あなただけの長所やアピールポイントが隠されています。
志望先の分析と並行して大事なことが、自己分析です。
自分のことが分かっていない状態で、いくらアピールしようと思っても、ほとんどの場合、空回りしてしまいます。
まずは、これまでの人生を振り返ってみて、些細な内容でも良いので、とにかく「これやって楽しかったなぁ」という事柄をすべて思い出し、洗い出していきます。
ビーンズの自己分析では、「幼稚園から思い出す」をスローガンにしています。
ものごころついた瞬間から思い出せるとよいでしょう。
この「あれ、楽しかったなぁ……と書き出す」際のポイントが、「自分で自分の考えをすぐに否定しないこと」です。
たとえばピアノが弾けた場合、「賞状を取ったこともないし……」と考えるのではなく、
例えば「友達のお祝いごとでピアノを弾いて、感謝してもらったことが嬉しかったなぁ」といったことを思い出して、記録していきます。
物事はなんでも言い方一つだったり、聞き手の受け取り方一つで印象がガラッと変わりますので、自分の成功体験は些細なことでも見逃さず、しっかり書き出すことが大切です。
思いついたことは疑わずに、一旦書き出しましょう!
もし、自分でうまく成功体験や長所を見つけられない人は、仲の良い人や、、学校・専門の相談窓口などで、他人と一緒に自己分析をしてみるのがおすすめ。
自分では普通だと思っていたことが、じつは自分自身の長所だったことに気がつくかもしれません。
【ポイント3】
エントリーシートで自分の強みを効果的にアピールするには?
エピソードを「逆境・努力・成功」の3ステップで構成します。
単に結果だけを伝えるよりも、その過程にある葛藤や乗り越えたプロセスを盛り込むことで、あなたの強みがより印象深く相手に伝わります。
自分のアピールしたいネタが見つかったら、今度は具体的なエピソードを盛り込んで、ストーリー調の構成に組み立てていきます。
この時のポイントが、「逆境⇒努力⇒成功」の順番で並べることです。
このように、自分のことをアピールする時は、ただ、「イベントを成功させました」と結論だけ言うのではなく、その前の逆境・努力のエピソードを盛り込むことで、よりアピール力を強めることができます。
(ストーリの構成ができていれば、「イベントを成功させた⇒もともとは人見知りだった⇒それまでにこれだけの努力をしたから成功できた」と、結果から話す方法もアリです。)
この「逆境⇒努力⇒成功」の黄金ルートは都立チャレンジスクール高校受験での志願申告書作成はもちろん、大学の推薦入試の志望理由書、就活のエントリーシートにおいても、面接官の心を動かす強力な文章テクニックとしてそのまま活用できます。
一点、注意としては、「自分が主張したいテーマ」に関係しないエピソードは「逆境⇒努力⇒成功のストーリー」から、大胆にカットすることです。
ストーリーを作ろうとすると、つい「全部の情報をいれなきゃ!」と話のボリュームが膨らみがち。
「おいおい、三国志のマンガかよ……」という大長編になって、いったいどこが盛り上がるポイントなのか、分からないストーリーをこしらえる人が少なくありません。
伝えたいポイントを絞らないと、「この人は説明能力が弱いんだな」とマイナス評価を受けてしまいます。
ストーリーは一つのテーマに絞り、要点を押さえてコンパクトにまとめるようにしましょう。
【ポイント4】
説得力のある志望動機や自己PRを作るにはどうすればいい?
「自分の目指す未来」と「企業や学校の目指す方向性」を重ね合わせてアピールします。
自身の成長や経験がどう相手への貢献や入学後の活躍につながるかを示すことで、採用担当者や面接官の納得感と評価は一気に高まります。
ストーリーを組み立てる際、「自分の目的と相手の目的が、同じ方向にある」といったニュアンスも含めてプレゼンできると、PR力はさらに強まります。
このように、自分と相手の目的を照らし合わせたストーリーでアピールできると、「だからこの人はここに入りたいんだな」と、より明確に伝わるようになります。
自分の成長が、相手の目的に(または入学後・入社後の活躍に)つながることを、うまくアピールするようにしましょう。
ちなみに、これは志望動機だけに限らず、他の質問にも応用できるロジックです。
たとえば面接などで、「入社後(入学後)、どんなことを頑張りたいか」といった質問をされたら、
「なぜそれを頑張る必要があるのか、なにから頑張るのか」などの答えをストーリー調にしつつ、自分と相手の目的を重ねて伝えられると、良い印象を与えられるかと思います。
こんな志望動機はNG!
書き始めたばかりの人が書類に書きがちな志望動機が、こんな内容です。
「校風(社風)が良く、雰囲気が明るく、こんな素敵な環境で自分も学びたい(働きたい)と思いました」
これは一見明るい印象に見える志望動機です。
が、一般的な感想ならまだしも、選考においてはイマイチ。
なぜなら、
- 「校風(社風)が良いと感じたのはなぜ?」
- 「なぜ雰囲気が良いと感じた?」
- 「素敵な環境って、具体的には何が素敵なの?」
といったように、実に中身が薄い情報しかないためです。
ビーンズでは上記のような志望動機を「誰にでもいえる究極の一般論」と呼んで戒めています。
このような「究極の一般論」を見た瞬間に、面接官や採用担当者は、
見抜かれている•••
- この志望者は具体的な情報を持っていない。
- 相手のことをよく調べていない。
ゆえに、どこの学校(会社)にも同じ志望動機を書いて使いまわしている。 - 自己分析を真剣に取り組まなかったタイプ。
自己分析がしっかりできていないゆえに、自校(自社)と相性がいいか本人も分かっていない。
といったように、志望者が事前の調べ学習や努力、自己分析を怠っていることをズバリ見抜きます。
(ほとんどの面接官や採用担当者は、毎年、たくさんの志望者を見ているプロです。ちゃんと取り組んでいない人は、書類だけでも一発で見抜きます。)
自己分析や提出先の調査をせず、志望動機を一筆書きで作成してしまうと、最初の書類審査で落選してしまうかもしれません。
こうした「究極の一般論」を避けて自分だけの物語を語る重要性は、就活の書類選考に限った話ではありません。
大学の推薦入試のエントリーシートや、都立チャレンジスクール高校受験における志願申告書作成でも、表面的な言葉ではなく「なぜその学校なのか」を具体的に語れるかどうかが合否を分けます。
だからこそ、自己分析や相手の調査を怠らず、きちんと事前に準備を進めるようにしましょう。
【ポイント5】
エントリーシートはいきなり書き始めても大丈夫?
絶対に一筆書きはNGです。
必ず事前にパソコン等で納得いくまで下書きを完成させてから、清書に臨みましょう。
文章を修正・推敲するステップを挟むことが、結果的に作成時間を大幅に削る近道です。
ビーンズでは、エントリーシートにいきなり一筆書きをしてはいけない、と指導します。
なぜかといえば、いきなりエントリーシートに書きながら文章を完成させようとしても、これはとても難しいことだからです。
とくに、文章が得意な人ならまだしも、これまで作文やレポートを苦手としてきたタイプの学生・生徒さんが、いきなりの第一筆だけで文章を読みやすく完成させることは、ほぼほぼできないことです。
最悪の場合、書いては消して、書いては消して・・・を繰り返して、半日以上の時間が経過して、書類作成自体にウンザリしてしまうことにもなりかねません。
たとえば、業種や案件にもよりますが、プロの作家やライターさんであっても、文章を作成する時は「制作⇒校正⇒修正⇒再校正⇒修正⇒最終校正⇒完成」というように、必ず文章を校正する手順を踏んでいます。
文章の完成とは、これくらい気を遣わないと難しいものだからです。
よほど自信のある人でなければ、間違っても、いきなりエントリーシートに清書することは止めましょう。
ビーンズでは、エントリーシートの文章は、必ずパソコンなどで下書きして、完成原稿を先に準備しておき、エントリーシートに記入するのは、その清書の時だけ、と指導しています。
【ポイント6】
たくさんの企業や学校に応募するときの効率的な進め方は?
自己PRや長所など、他でも共通して使える内容は電子データで保存しましょう。
あらかじめ複数の文字数パターンでストックしておけば、応募・出願先が増えてもスムーズに引用でき、劇的な時短になります。
志望動機は相手(企業や学校)によって書き分けないといけませんが、経歴・自己PR・強みや長所などの項目は、エントリーシート全般に共通して書けることです。
パソコンやスマホなどで、完成原稿を電子データとして保存しておけば、今後はエントリーシートを作成するたびに引用するだけでOKとなります。
また、複数のところを受けるのであれば、自己PRなどを、200文字用、300文字用など、文字数制限ごとに準備しておくと、さらに時短が見込めます。
ちなみに一番やってはいけないことが、「完成したエントリーシートのコピー(写し)をすることなく提出して、自分の完成原稿を失ってしまうこと」です。
こうなると、またエントリーシートを作成する時や、のちの面接対策の時に、文章作成のやり直しとなってしまいます。
提出したエントリーシートの記録は必ず保存しておくように徹底しましょう。
まとめ
エントリーシートで主に必要となることは、自己分析、志望先の調査、国語力、書類のスピーディな作成(要領の良さ)、の4点です。
そしてこれらは、就活はもちろん、大学の推薦入試のエントリーシートや、都立チャレンジスクール高校受験における志願申告書作成でも全く同じように求められる能力です。
これらのポイントを参考に、ぜひ就活や受験の壁をスムーズに進めてもらえたらと思います!
いかがでしたでしょうか。
まずは上記のコツを実行するだけでも、かなりエントリーシート上級者に近づくのでないかなと。
皆さんのご健闘を祈ります!
まとめFAQ
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1:本当に特技やアピールできる実績が何もない場合はどうすればいいですか?
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特別な実績がなくても、日常生活の中で「自分が普通にやっていること」を見つめ直せば強みは必ず見つかります。
賞状や優勝経験などのスゴイ結果にこだわらず、自分が夢中になれたことやホメられた些細な経験を書き出してみましょう。
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2:エピソードを盛り込みすぎて文章が長くなってしまう時の削り方のコツは?
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自分が一番主張したいメインテーマに関係のないエピソードは、思い切って大胆にカットしてください。
すべての情報を入れようとすると話の要点がブレてしまい、採用担当者から「説明能力が低い」とマイナス評価を受ける原因になります。
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3:志望動機で「校風(社風)の良さ」や「環境の雰囲気」をアピールするのはなぜNGなのですか?
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どこの学校(企業)にも使い回せる「究極の一般論」に見えてしまい、志望先の調査や自己分析を怠っていると一発で見抜かれるからです。
なぜその校風(社風)が良いと感じたのか、自分の経験や目的とどう重なるのかを具体的に語る必要があります。
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4:パソコンでの下書きは、具体的にどの段階まで作り込むべきですか?
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誤字脱字のチェックはもちろん、指定の文字数ぴったりに収まる「最終完成原稿」になるまで下書きで推敲してください。
プロのライターでも何度も校正を重ねるため、いきなり本番の用紙に一筆書きをすると時間も労力も無駄になってしまいます。
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5:書類作成で組み立てたエピソードは、その後の面接対策にも役立ちますか?
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はい、書類の段階で「逆境・努力・成功」のストーリーを作っておけば、面接でもそのまま説得力のある回答ができます。
文章の軸と面接での発言が完全に一致するため、審査員に対してブレない自己アピールとなり、評価が格段に高まります。
家庭での子どもの接し方のヒントに……
また、ビーンズの授業や子どもへの接し方の方針をお知りになりたい方は以下の記事もご覧ください。
ご家庭でのお子さまへの接し方へのヒントがあるかもしれません。
セミナーの全体動画
本記事の内容を含む保護者セミナーの全体動画。保護者さまにお伝えしたい内容が、1時間を超えて詰まっています…!
ビーンズの考え方をある程度順序だててご理解したい保護者さまにオススメです!
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本記事の前提となる「親の見守り力」について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
本記事も含め、どの記事に書いてある方針やアドバイスも『ビーンズメソッド』という”悩める10代”へのサポート方法に基づいています。
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