学習支援塾ビーンズが取り組むチャレンジスクール対策について 第1回「チャレンジスクールとは」

年々人気が高まっている、定時制、単位制、総合学科の都立高校、チャレンジスクール。

令和8年度東京都立高等学校入学者選抜応募状況によると出願倍率は、港区の六本木高校で1.85、平均で1.35となっており、数字上でもその人気を感じ取れます。

学習支援塾ビーンズは、このチャレンジスクール受験対策を得意としています。

チャレンジスクールのカリキュラムは魅力にあふれており、さらに入試方法も独特です。

これから全3回にわたって連載する記事「学習支援塾ビーンズが取り組むチャレンジスクール対策について」によって、入試内容から対策まで詳しくご案内します。

第1回目の本記事では、チャレンジスクールのことをよく知らない方向けに、チャレンジスクールの魅力、入試内容の概要を説明していきます。

チャレンジスクールは定時制、単位制、総合学科の都立高校

チャレンジスクール

(引用:Google)

現在、以下が東京都のチャレンジスクールです。
外部リンク:東京都教育委員会 都立高校等検索(#だから都立)多様なタイプの学校から探す > チャレンジスクールの検索結果

チャレンジスクール一覧

  • 六本木高等学校
    (港区)
  • 世田谷泉高等学校
    (世田谷区北烏山)
  • 稔ヶ丘高等学校
    (中野区上鷺宮)
  • 桐ヶ丘高等学校
    (北区赤羽北)
  • 大江戸高等学校
    (江東区千石)
  • 小台橋高等学校
    (足立区小台)
  • 立川緑高等学校
    (立川市錦町)
  • 八王子拓真高校
    (八王子市台町)
    この高校には「チャレンジ枠」というものがあり、チャレンジスクールに準じた教育を受けることができます。
    (八王子拓真高校「チャレンジ枠」の説明はこちら

チャレンジスクールとは、
定時制、単位制、総合学科
都立高校の総称です。

チャレンジスクールの変化ー"再チャレンジ"のためだけの学校ではない!

challenge3

元々、チャレンジスクールでは「小・中学校での不登校や、高校での中途退学などによって、これまで能力や適性を十分に生かしきれなかった生徒が、新たに自分の目標を見つけて、将来の自分に向かってチャレンジするための学びを得られる高校」という建付けでした。

そのためチャレンジスクールの指導理念では、不登校や中途退学などの理由でつまずいてしまった生徒へ、新たに目標を見つけて再チャレンジしてもらうこととしています。

そのような背景があるため、チャレンジスクールには以下のようなタイプの生徒が多く集まるとされています。

生徒の特徴

  • 過去に挫折を経験したことのある生徒
  • 小~中学校での不登校や高校中退を経験したことのある生徒
  • 以前までの学校生活では、自分の能力や適性を十分に生かしきれなかった生徒
  • チャレンジスクールの仕組みを活かし、自分の能力を発揮しようと思っている生徒

しかし、近年、チャレンジスクールの人気が上昇する中で、多様な生徒たちが受験し、この前提も少しずつ変化しつつあります。

近年は不登校を経験した生徒だけでなく、チャレンジスクールの「定時制」「単位制」「総合学科」といった制度そのものに魅力を感じ、受験する生徒も増えてきているのが現状です。

今は、こんな生徒たちもチャレンジスクールへ

  • 高校で科目勉強以外の経験を積み自分の進路を考えたい生徒
  • 芸術・工芸・ITなど専門科目をやりながら科目勉強もすすめたい生徒
  • 科目勉強以外の経験や上記の専門科目から得られた知見をもとに大学に推薦入試で挑戦したい生徒

そんな生徒たちがたくさん志望するようになりました。

ここからはチャレンジスクールの「定時制」「単位制」「総合学科」の制度、それぞれの仕組みと魅力について説明していきます!

チャレンジスクールは三部の定時制。仕組みと魅力

定時制とは、かつては「夜間」とも呼ばれていました。
「夜間」というだけで、嫌がってしまうお子さま(そして保護者さまも)がいますが、ちょっと待ってください。

チャレンジスクールの定時制は
三部制となっています。
朝から通う1部、昼から通う2部、夜間の3部と「三つの部」から、生徒が行きたい部を選んで通学することができます。

例) 東京都立世田谷泉高等学校の時間割(一部抜粋)

・1部:
8:50授業スタート ~12:20

・2部:
13:15授業スタート~16:45

・3部:
17:20授業スタート~21:05

ここで、チャレンジスクールの定時制(=三部制)のメリットについてまとめます。

三部制」のメリット

  • 途中で自分の所属する部を変えることも可能
    (条件があります)
  • 年間10単位まで他の部の授業(単位)を受講できる
    (むしろ3年で卒業するためには必須です)
  • 3部であっても、昼からの授業へ参加できます
    (もちろん、部活も参加できます)
  • 3部は給食が出ます!
    (地味に大きなメリットかも・・・)

参考 チャレンジスクールの説明ページ(各学校のWEBサイトへとびます)
東京都立大江戸高等学校 三部制
東京都立世田谷泉高等学校 学校紹介 本校の特徴

チャレンジスクールの定時制(三部制)は比較的自由度が高く

(体調の問題で)朝が苦手

昼間の時間は自由に使いたい


という人にとって通学しやすく卒業を目指しやすい制度だと思います。

チャレンジスクールの単位制の仕組みと魅力

チャレンジスクールは単位制です。

単位制ですので、大学と同じく必修授業と選択授業があります。

そして卒業に必要な単位数(74単位)を取得することで、卒業ができます。

この単位制、たくさんのメリットがあるので、以下にまとめました。

チャレンジスクール「単位制」3つのメリット

  1. 好きな授業を自分で選べる
    (この記事を読んでいるのが、もし受験生だとしたらピンとこないかもしれませんが…)

    それぞれの授業の内容が書いてある説明書(シラバスといいます)を読んで、

    自分で自分の興味のある授業を選んで時間割をつくれるということです。(詳しくいうと一年次は必修が多め)

    自分が興味がある授業なら単位をとりやすく、卒業もできそうですよね

  2. 卒業に必要な単位は学校の授業以外でもOK!

    チャレンジスクールで卒業単位として認められるのは、高校の授業だけではありません。

    具体的には高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験・旧大検)、英検、漢検などの各種検定試験や、
    情報処理検定やパソコン検定から危険物取扱者など・・・
    じつに多くの検定や資格が単位認定されます。

    さらにはボランティア活動、就業体験なども単位認定されます。

    自分の将来へ具体的に役立つ検定や資格勉強だとヤル気がでるという生徒へチャレンジスクールを勧める大きな理由の一つです。

    学校の授業以外でも色々な方法で単位が認められるなら、単位がとれて卒業できそうですよね

  3. 単位制だから、学年、留年という概念が薄い

    これも大学をイメージしていただけると分かりやすいと思います。

    大学だと、途中の学年で全然単位がとれなくても、1年から2年へ、2年から3年へと学年が変わっていきますよね。

    そして最終的に卒業に必要な単位数をとっていれば卒業できます。

    学年制だと、一つでもその学年の単位を落とすと、その時点で留年(正確にいうと「原級留置」)になります。

    チャレンジスクールは大学と一緒で、途中で単位を落とそうが、3年でも4年でも最終的に74単位とれば卒業できます。

    さらに大学だと学年に関係なく同じ授業をすることが普通ですので、留年になってもあまり目立ちません。

    チャレンジスクールも一緒です。

    そもそも学年を越えて同じ授業をとるのが当たり前なので、学年や留年という概念が全日制・学年制の高校に比べて薄いのです

    周りからズレてしまうことへ過度に不安になってしまう・失敗を恐れてしまう生徒にとっては、学年制よりも単位制のほうがメリットがあると思います。

チャレンジスクールでは「定時制×単位制」の相乗効果で無理なく通学継続!

challenge2

チャレンジスクールでは、三部制を導入しているので、学校へ行く時間や1日の授業時間など、生徒が自分で選ぶことができます。

さらに時間だけでなく、単位取得のペースも調整でき、最初から3年で卒業しても4年で卒業してもOKという仕組みになっているので無理のないスケジュールで通学することができます。

こんなときは個別相談を!

  • お子さまが過去の不登校や挫折で自信を失っている
  • お子さまが失敗を恐れて新しい一歩を踏み出せない
  • 保護者さまが単位制の仕組みを活かした進路相談をしたい

チャレンジスクール総合学科の仕組みと魅力

「総合学科」であるチャレンジスクールでは、豊富な選択科目から授業を受けることができます。

豊富な選択科目

  • チャレンジスクールは「総合学科」なので、学ぶ授業科目を豊富に選択可能
  • 選択科目では、IT・ビジネス技能やデザイン、一部の高校では演劇や声優まで選択可能
  • 必修科目として科目授業の基礎を徹底しているので、一般校の学力部分もしっかりサポート

一般的に普通科高校では、基本的には大学進学を前提とした科目授業しか勉強しません。

また大学で学ぶことも、実用的なものよりアカデミックな内容が多く、ビジネススキルや仕事に関する知識は自主的に学ぼうとしない限り、身につくものではありません。

つまり一般的な普通科高校へ3年間行き、一般的な総合大学で4年間学んでも「生きるために必要な知識やスキル」は身につかない可能性
があります。

ですが、チャレンジスクールでは、科目勉強に加え、専門学校で学ぶような将来に役立つ各種検定へ向けた勉強やビジネススキルを磨くなど豊富な学びを得ることができます。

そもそもチャレンジスクールでは、受験時から自分の将来を必然的に考えるようになっています。

一例として志願申告書の存在があげられるでしょう。

結果としてチャレンジスクールの生徒は普通科高校の生徒に比べ早い段階から将来のことを考え、そのために学ぶべきことを習得できる可能性があります。

これは普通科高校に比べ、とても大きな魅力といえます。

チャレンジスクール"総合学科"のメリット!入学後に学びたいことをじっくり決められる

工業高校や商業高校、普通科のコース選択では、願書を提出する時点でコースが決まってしまう場合がほとんどです。

一方、チャレンジスクールの場合は、入学してからどんな専門科目を選ぶかじっくり決めることができます。

必修科目を学びながら、自分の興味や進路希望に合わせて、様々に選択科目を選ぶことができます。

科目授業と並行して…

デザインやダンスを学んだり…
ビジネススキルを得たり…
企画をプレゼンしたり…

まるで大学のような自由な単位取得の仕組みは、チャレンジスクールの大きな魅力の一つです。

▼参考:外部リンク 東京都立大江戸高校 系列について

※今回は「定時制」「単位制」「総合学科」など、様々な用語を使いました。もし混乱してきた!という方は こちらにまとめ記事がありますので、ご参考になさってください

チャレンジスクールの入試に内申は必要ない。科目テストもない

チャレンジスクールでは、いわゆる一般的な科目テストは実施されず、また調査書や内申点の提出も必要ありません。

チャレンジスクールの入学試験で求められる内容は、以下の通りです。

ポイントとして、チャレンジスクールでは、その生徒の中学の内申点がいくら悪くても、入試・合否とは無関係ということです。
意欲があり、対策をすれば合格の道はあります。

こんなときは個別相談を!

  • お子さまが志願申告書の自己分析や作文に苦戦している
  • 志願申告書を書こうにも、何を書いたらいいかわからない
  • 学校や保護者さまのサポートだけでは、志願申告書を書き上げられるか不安

まとめ

チャレンジスクールは、過去に挫折があった生徒も高校生活を楽しみ、将来へ向けた準備をするためにとても適した制度をもつ学校です。

ただ、一般的な普通科高校に比べても多くのメリットがあり、近年では不登校経験のない生徒にも人気が出てきています

昨年新設された立川緑高校の2026年度の最終応募倍率は2.13倍と、2倍を超える非常に高い競争率となりました。

この倍率をくぐり抜けて合格するためには、志願申告書を自己分析をしたうえでしっかり練り込むこと、面接と作文の練習をやり込むことが欠かせません。

チャレンジスクールの入試内容や、学習支援塾ビーンズが実施しているチャレンジスクール対策などの話は、次回の記事より紹介していきます!

こんなときは個別相談を!

  • お子さまが志願申告書に必要な自己分析や、将来像を描けないとき
  • 家庭内での作文添削や面接対策に限界を感じるとき
  • 保護者さまが高倍率な入試を突破する具体策を知りたいとき

ビーンズのチャレンジスクール合格者へのインタビューです。
チャレンジスクール合格までの苦労と、それを乗り越えていったセンパイたちの生の声です。

チャレンジスクールから大学進学したセンパイたちのインタビューです。
チャレンジスクール合格後も色々ありますが、チャレンジスクールの良さを活かして進路選びをしています。

ご家庭でのお子さまの接し方のヒントに……

また、ビーンズの授業やお子さまへの接し方の方針をお知りになりたい方は以下の記事もご覧ください。

ご家庭でのお子さまへの接し方へのヒントがあるかもしれません。

親の見守り力

本記事の前提となる「親の見守り力」について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

ビーンズのサポート方針

こちらの記事では「ビーンズの授業方針」を詳しく解説しています。

本記事も含め、どの記事に書いてある方針やアドバイスも『ビーンズメソッド』という”悩める10代”へのサポート方法に基づいています。

ビーンズメソッドってなに?」という方は、まずコチラの動画をご覧ください。

「情熱大陸」「カンブリア宮殿」などの各種メディアで著名な花まる学習会代表 高濱正伸先生、教育ジャーナリストおおたとしまささん

このお二方とビーンズ塾長の長澤が、”悩める10代”の現状、そしてビーンズメソッドの考え方について講演したときの様子です。(ダイジェスト版)

また、おおたさんには、「ガラスの十代のトリセツ/ビーンズメソッドに学ぶ」と題し、ビーンズメソッドの基本的な考え方についてお話しいただいています。

そして、ビーンズも取材いただいた『不登校でも学べるー学校に行きたくないと言えたとき』(集英社新書)。

さらに、講談社FRaUさんでは、ビーンズメソッドのエッセンスを端的にまとめていただきました。こちらもぜひご覧ください。

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