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【高校選び・大学選び】ご家庭でできる! 無気力な中学生・高校生に進路を考えてもらうコツ 第二弾

教育アドバイス

社会の厳しさを伝えるのなら、徹底的にネタに走る

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こんにちは! 学習支援塾ビーンズです。

今回の記事では、

・お子さんが自分の進路を考えられない……

・考えると不安になってしまう……

そんなときに、「親がどんなことに気をつけて、どんな言葉がけをすれば良いか」という内容について、塾長の塚﨑からお話します。

前回の記事では、中学生・高校生のお子さんが進路を考える機会が不足しており、保護者さまの世代よりも将来のことを考えるのが不安になっていたり、悲観的になってしまっていたりしているというお話しをしました。

大人は、社会に出て「進路を考える大切さ」も、「社会のなんたるか」も身をもって知っています。

しかし、そんな大人でも「これからの少子高齢化社会の中で、自分のライフプランどうするつもり?」といきなり聞かれても、すぐに答えられる人は少ないでしょう。

なぜでしょうか。

<大人が自分のこれからを考えられない理由>

●「これからの社会の課題」について情報が足りない

●「これからの社会の課題」について向き合うのが怖い

この2点が主な理由だと思います。
中学生・高校生のお子さんが進路を考えられない理由も同じです。

中学生・高校生が学校で習っていることは主に「科目の勉強」です。

学校は、「問題の解き方・テストや成績の価値観・偏差値に応じた進路」などは教えてくれます。

しかし、それ以外のことになると、基本的には教えてくれません。

つまり情報が足りないのです。

そして、多くの中学生・高校生のお子さんは自分の将来のことを考えるのに不安な気持ちがまさっています

「情報が足りない」「将来のことを考えるのが怖い」……

大人が自身の将来を考えられない全く同じ構造が中学生・高校生にも存在するのです。

にもかかわらず、いきなり

「将来や進路について考えて、決めろ」

「そして決めた進路に向けて本気になって行動しろ!」

と言われたとしたら……

これは「無茶ぶり」といわれても仕方ないと思います。

長くなりましたが、中学生・高校生のお子さんへ「いきなり自分の進路を考えさせることは効果的でない」ということはご理解いただけたと思います。

では、保護者さまはどうすればいいのか?

今回の記事では、ご家庭で中学生・高校生のお子さんが進路を楽しく考えるために必要なコツについて具体的にお伝えしたいと思います。

【高校選び・大学選び】ご家庭でできる! 無気力な中学生・高校生に進路を考えてもらうコツ 第二弾

①お子さんへ伝えるのは、仕事の「楽しさ」から

子どもも大人も将来のことを考える際にネックになるのは「将来・社会への情報不足」と「将来のことを考えるのが怖い」です。

ですので、保護者さまがご家庭でやっていただきたいことは、

・「社会の情報」をお子さんへ伝える
かつ
・「社会や将来を考えることの楽しさ」を伝える

この2点です。

この時、お話しする内容は、お子さんが「楽しんで聞いてくる内容」に絞って下さい。

難しい話ではなく「仕事でやりがいを感じた瞬間」「仕事仲間との楽しいひと時」「お客様から評価されたとき」などから、お子さんが内容を理解し、笑ってくれるであろう「鉄板ネタ」のストーリーを厳選してお話していただきたいのです。

私はよく、保護者さまが「お仕事で成功して、とてもうれしかった時のエピソード・仲間と乾杯した一番おいしいビールについてお話しください」と伝えています。

お子さんにストーリーを理解してもらいやすくするために、少し話のスジを変えたり、話の背景の補足をいれるとよいでしょう。

さらにお子さんに楽しんでもらえます。

パソコンやスマホでストーリーに関連する画像、動画、地図など見せながらだとより臨場感が増します!

ストーリーの良し悪しの評価の指標は保護者さまのお仕事の話を聞いて、お子さんが「ヤバイ!笑 」と何度言ってくれるかです。

お子さんが、保護者さまの話を聞いて、「それ、ヤバ笑」って言ってくれることを目標に保護者さまの「鉄板ネタ」を練り上げてくださいね。

お子さんが「それ、ヤバ笑」と言ってくれるのであれば、公序良俗に反しない限りであれば、なんでもOKです。

(これは、ビーンズの中学生以上の子どもあるあるなのですが、品行方正な話よりも、ちょっとだけ公序良俗スレスレの方が盛り上がりますよ!)

②お子さんを「恐怖と不安」で駆り立てようとしない

さて、ここで注意は子さま思いの保護者さまほど、ご自身のお仕事の話をする際、ついつい社会の厳しさをお子さまへ伝えてしまいがちなことです。

前回の記事でも言いましたが、「恐怖と不安」で駆り立てるのはご法度です。

<お子さん思いの保護者さまにありがちな良くない事例>

●ダメな内容

「履歴書を即シュレッダーにされるような人間にはなるな」

「仕事ってのは、苦労が絶対ある。その苦労を乗り越えてこそ他人はついてくる!」

「うちでも、AI導入が本格化してきた。シンギュラリティがくると、AIに仕事とられてしまう
(だから、今のうちに、しっかり自分の得意分野を磨いて、AIに負けないようになれ!)

●ダメな理由

お子さんは怖い話は聞きたくないからです。

お子さん思いの保護者さま(と進学塾)ほど「努力をし、良い成績を取り、良い学校に行けば、良い会社に勤められる」という(昭和的な)一本筋のストーリーをお子さんへ伝えてしまっています。

これは、確かに真実の側面もありますが、それが社会のすべてというわけではありません。

それ以上に現在は、「努力とは何か? 良い成績とは何か? 良い会社とは何か?」という定義から揺れ動きつつある時代です。

例えば、中学生・高校生のお子さんにとって中間目標となる大学受験に求められる努力の質も変化していっています。

大学入試そのものが変化しているからです。

とはいえ、今の中学生・高校生のお子さんは、この昭和的「一本筋のストーリー」を、けっこう真に受けています。

簡単にいうと「今の学校に適応できていない・努力できていない・成績が悪い→良い学校へ行けない→良い会社へ行けない」というストーリーを信じているのです。

では「意識高い」話をする保護者さまなら、社会の最新情勢をお子さんへ伝えられるから大丈夫かというと、そこにも落とし穴があります。

<意識の高い保護者さまあるあるの不安>

産業構造の変化によって社会が求める人物像は常に変化し、若者に求められるスキルも変化している……

受験も2020年以降には、大学入試の内容そのものが変わっていく……

つまり、既存の学校教育ができても「それで人生すべてOKではない」……

ゆえに、我が子には科目勉強をやるだけでなく、意識の高い社会課題解決の意欲とか、起業家精神をもってもらわないと……(以下続く)

こんな保護者さまの不安をお子さんへぶつけて「恐怖と不安」で駆り立てようとすると、お子さんは「えー…… なんだか大変そう」と、逃げてしまうか、「あ、説教きた」と耳をふさいでしまうでしょう。

まして、不登校・無気力の状態にあるお子さんへ「社会は大変だから、社会に出ると戦わないといけない」というストーリーで「恐怖と不安」をもって駆り立てようとしても、それで子どもが「よし、頑張ろう!」と発奮し、行動を変えることは、ほぼないと断言します。

それでも、「どうしても社会の厳しさを伝えたい!」ことがあるのであれば、「お子さんが明らかにネタだと分かる」くらい完全にネタに走ってください。シリアスで暗い雰囲気で話はいけません。

極論、ご家庭で職業観や進路について話すときは、ネガティブな内容はなくてよいと思います。

そんなことよりも、「仲間と乾杯した一番おいしいビール」の話をして、お子さんから「ヤバ!」「楽しそう!」の声を引き出すことのみに注力してみてください。

③中学生・高校生のお子さんからみて「遠い将来」のことから話してみる

お子さんは「社会に対して情報不足であり、進路考えることについて不安を抱いています」ので、お子さん自身の進路について、いきなり話し始めるようなことはしません。

最初は雑談量を増やしお子さんとの間に信頼関係を築いていきます。

ご家庭で準備してあげて欲しいのが、お子さんが「自分の弱さと向き合って本心を話せる環境づくり」です。

ご家庭で、お子さまが自由な会話ができる環境が整えることが第一段階です。

それから、雑談の延長で、お子さんと「遠い先の未来」について話し始めます。

この時のポイントは、「雑談の延長」であることと、

「お子さんに自分の将来を考えさせない あくまで他人事の話題」で気楽で自由に話し続けられる話題であることです。

先ほど出たシンギュラリティも、上のコツさえ守ってくれれば、お子さんが身を乗り出して話してくれる内容です。

※ビーンズですと、イベントとして、お子さんとワイワイやりながら、社会の色々な現状をお子さんと考えていきます。

④将来は、中学生・高校生のお子さんにとって「自分事」ではなく「他人事」から考える

さて、ご家庭内で雑談量も増え、「遠い先の未来」の社会について話すのも当たり前になってきたら、ここでようやっとお子さんと一緒に進路について考えるタイミングです。

この時、大切なのは、お子さんへ「大学に入ることがゴールではない」ということを強調して伝えるということです。

ビーンズに相談にくるお子さんの多くが進学塾へ行き、そこで「昭和的な学歴主義」を信じ切った状態でやってきます。

とにかく「学歴が大事」「偏差値の高い学校が偉い」

しかし、

「大学で勉強することは考えたこともないし」
「大学の楽しさもしらない」
「もちろん将来なにをしたいこともない!」

という状態です。

ですので、ご家庭では以下のような話題をできるだけカジュアルに話し合ってほしいと思います。

お子さんと一緒に考えること

・学校で話題になる偏差値とは何?
・普通高校へ進学する意味とは?
・大学生活とは?
・大学進学するメリットとリスクとは?
・東大に行くといいこととは?
・東大に行っても特に変わらないこととは?
etc...

この時、ポイントが2つあります。

1つ目は「楽しく」話すということです。繰り返しになりますが、お子さんは「将来のことを考えること自体が不安」という場合も多いからです。

2つ目はお子さん身の話ではなく「他人事」で進路の話するということです。

大人だって自分事の進路を考えるのは大変です。ましてや、社会で少なからず傷ついた失敗経験のあるお子さんであれば、なおらさらです。

ですので保護者さま、ご親戚、テレビの向こうの有名人などなど…… 他人の進路をネタにして考えていくと良いと思います。

ビーンズでも子どもたち同士でグループ作って、他人の進路について考えたり、

ゲストできた大学生の進路について聞いたり、相談(?)にのったりしています。

自分の進路については考えるのをいやがっても、他人事になると、打って変わって多弁になるお子さんも多いです。

保護者さまへメッセージ 無気力な中学生・高校生に進路を考えてもらうには、「ご家庭を絶対安心の場」にするのがファーストステップ

再三繰り返してきた通り、不登校や勉強嫌いの中学生・高校生のお子さんといきなり進路の話はできません。スモールステップを踏んで、初めて進路について話し合う環境をつくることができます。

ビーンズへ相談に来られる保護者さまの中にも、お子さんの進路を心配するあまり、気づかぬうちに自分が希望する進路をお子さんへ押しつけてしまう方がいらっしゃいます。

その結果、保護者さまの希望が重荷になってしまい、お子さんが塞ぎ込んでしまっているケースも珍しくありません。

こういう時、保護者さまに気をつけて欲しいことが、「お子さんたちの進路を言葉だけで制限・誘導しようとしてもうまくいかない」ということです。

「親の言う通りにしておけば、それが一番幸せな道なんだ!大人の言う通りにしろ!」といった押しつけや、「東大に行けば間違いない」、「GMARCH以上の大学に受かれ!」など、一方的な進路選びも効果はありません。

ビーンズでは、「進路について考えるとは、どの進路を選ぶと自分は楽しめるのかについて考えること」としています。

そして、自分自身の「楽しさ」を求めるためには、自分自身の長所や短所を受け入れ、本心を言葉にすることができるようになって、それから自分の将来に関連する社会や将来に関する情報を吸収していく必要があります。

しかし、中学生・高校生のお子さんの多くが「本心を言葉にできる場所もなく」「社会や将来に関する情報も不足してる中」で中学3年生、高校3年生の時期がくるなり、急に「自分の進路を決めろ」と言われます。

今回の記事では、ご家庭で中学生・高校生のお子さんに進路を考えてもらう呼び水となる色々なコツをお伝えしました。

ただ、どのコツを実施するにも、「良好な親子関係」、「親子の会話量」があることが前提となります。

ですので、

まずはお子さんにとって「ご家庭を絶対安心の場」にして、親子の会話量(雑談量)を確保し、お子さんが進路に対する本音を話せるような環境づくりをお願いしたいのです。

それからお子さんが社会に興味を持つ「楽しい」情報を伝えて、お子さんが進路を考える際の不安を取り除き、お子さんたちが気軽に社会や進路について話せる時間を増やしてあげてほしいのです。

(こちらの記事で、お子さんにとって「ご家庭を絶対安心の場」にしていくコツをまとめました!)

保護者さまだけで不登校・引きこもりのお子さんとの会話を増やそうとしても上手くいかない場合もあります。

また、不登校・引きこもりのお子さんの進路をお一人で考えるのが大変な場合もあります。

そのような保護者さまは、ビーンズの”無料相談”を是非ご利用ください。

ビーンズが今まで関わってきた、保護者さま・お子さんたちの豊富な事例から、アドバイスいたします。

今のお子さまの状況をお聞きしながら、ご家庭でどのようにお子さまへ言葉がけをすればいいか一緒に考えていきましょう!

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