インターンと生徒が一緒につくる。学習支援塾ビーンズ「子ども(と大人の)居場所」

子どもたちが授業以外でも、塾で自分の好きなことをしたり、友達と企画をしたりできるビーンズの「居場所」。
この居場所に、子どもたちが安心して参加できるように、ビーンズではインターンが、日々活躍しています。

今回、ビーンズのインターンたちがどのような活躍をしているのか、また今後、どんな人にインターンとして参加してほしいのか。
ビーンズインターン1期生、そしてインターンリーダーでもある長澤君にインタビューをしました。
(長澤はこのインタビューの数年後、ビーンズの塾長になります……)

ビーンズインターン長澤くんへインタビュー

Q:ビーンズでインターンをしようと思った理由は何ですか?

長澤:ビーンズに関わり始めた当初、僕は講師としての採用でした。
ビーンズで多くの時間を過ごし、子どもたちや代表と関わっていく中で、
「もっと子どもたちの課題について考え、彼らを笑顔にしたい!」という想いが強くなっていきました。
また、子どもたちの状況を改善するには「授業外の時間が実は大事なのでは!?」と思うことがたくさんあり、「居場所」というアイデアが固まっていきました。

(ビーンズの「居場所」が出来た経緯・目的はこちらもご覧ください)

そこで、授業を受け持つ「講師」としての関わり以外にも、子どもたちと過ごせるよう、代表と相談し、上記「居場所」と、インターン制度をつくりあげ、ビーンズのインターン第1期生となりました。
つまり、自分でつくった制度に自分で参加したわけです

Q:インターンとしての活動内容を教えてください

居場所で子どもたちと話したり、遊んだりもしますし、企画の計画から実施までさまざまです。
新型コロナウイルスの影響で、オンラインでの企画が増えたので、企画用スライドを作ることもあります。
インターンのメンバーも増え、ちょっとしたサークル活動のような規模になってきて、最近は打合せも多くなってきました。

Q:ビーンズでインターン活動する、やりがいは何ですか?

長澤:自由に自分のアイデアやファシリテーション力を試すことができることに、非常にやりがいを感じています。
企画を自分でゼロから組み立てられるので、「自分の仕事だ!」という気持ちになって、子どもたちへの思い入れも強くなります。

いろいろな理由で落ち込んでいた生徒が楽しそうに活動していたり、自ら企画する側に回っていたりするところを見ると、すごく楽しいです。
「自分は他人から評価されたくないし、何も行動したくない」と言っていた生徒が、半年後、僕らと一緒に教室でイベントを運営している・・・そういう姿を見るのが当たり前になってきて、「この活動に携わって良かった」と強く思います。

ビーンズは「子どもたちにとって社会の入口となる場所になる」という目的があります。
ビーンズ自体が子どもたちにとって1つのちいさな社会として様々な経験を積める場所であることが大切だと考えています。
また、子どもたちに現実の社会を感じてもらうため、オンラインでも子どもたちに社会とつながる機会を設けるべく社会人プロボノの方と協力して、さまざまな企画を作っているのですが、これも楽しいですね。

居場所での「企画づくり」

Q:「居場所」で、企画を行うまでの流れを教えてください。

長澤:企画実施までは、大きく分けて3つのステップがあります。

STEP1:企画の「アイデアを考える」

最初にやるのは、企画の「アイデアを考える」です。
「子どもがどんなことなら楽しめるか」、「どんな子どもを対象とするか」といった観点から、企画案を作っていきます。
企画の方向性は本当にさまざまです。子どもが楽しめることなら、基本なんでもOK。
皆でTRPGをやったり、時にはバーチャル投資をしたり・・・

一例として、最近、大盛り上がりの投資部のスライドです。
「株式」「証券」とかいうと、とたんに教科書みたいになって、子どもたちがひいてしまう。
ですから、子どもたちが興味をもつように代表の塚﨑さんだってネタにします 笑

子どもたち皆、もともとお金には興味を持っているので、いまでは、株価の値動きに子どもたちは一喜一憂です。
ニュースを積極的に見るようになった子もいます。この前、中学生が「今度フランスに核融合炉ができるのだが、それの建設に参加している日本企業を調べてきた」と言ってきた時は驚きました。 笑
バーチャルとはいえお金がかかっているので子どもたちも興奮して取り組むんですよね。

僕は企画を考える際、「子どもの学びや成長は後からついてくるから、教育的効果ではなく、まず子どもが楽しめることを優先する」というのを大切にしています。
それでいて、完全に「遊び」だと生徒が引いてしまう場合もあるので、適度に生徒のタテマエを守るために、「意識の高さ」をウリにする場合もあって、ここのバランスが難しいですね。

STEP2:企画をカタチにする

次は「企画をカタチにする」です。
企画のアイデアを実現するために「必要なことは何か、誰の手助けが必要か」を考えていきます。
インターンメンバーと協力して進めたり、場合によっては教務の皆さんや代表に相談したり、協力してもらうこともあります。

STEP3:企画にファシリテーターとして参加する!

企画当日は、「ファシリテーター」として子どもの企画へ参加します。
ファシリテーターとは「会議などで参加者に発言を促したり、話の流れをまとめたりする役割の人」です。

僕が、ファシリテーターとして企画へ参加する際は、「子どもが自分の考えを自由に表明できる雰囲気づくり」をすることを意識しています。
企画は子どもが主役なので、僕からの質問や問いかけを通して、子どもの発言を促します。

そのうち、子どもたちが盛り上がってきて、発言量が増えてきたら、だんだんと企画の進行を子どもたちに委ねます。
最終的に子どもたちが僕ら大人抜きでも盛り上がってる・・・」そうなったら成功だと考えています。

Q:いま、「居場所」で運営されている企画にはどんなものがありますか?

長澤:今、運営されている企画の一部を紹介すると・・・

Q:企画実施後、気をつけていることはなんですか?

長澤:子どもたちが「楽しめたか」どうかは気にしていますね。
居場所での子どもの様子を皆で共有するために、僕がつくった制度として「居場所日誌」というものがあります。
「明るく、楽しく、いい意味で雑に!」をモットーに「居場所」で起きている子どもたちの行動や、ちょっとした変化を居場所に参画してくれているみんなで書き込んでいます。
この「居場所日誌」で、企画に参加した子どもたちの様子が多面的に分かるので、この内容を参考にしながら、次の企画を考えることも多くなりましたね。

どんな人と一緒に居場所をつくっていきたいか

Q:これからどんなインターンたちにビーンズへきてほしいですか?

長澤:一言でいうと「明るくて、優しくて、ラフで、タフな人」です。ぜんぜん一言じゃないですが・・・ 笑
すごく真面目よりも、いい意味で雑な性格の方。肩の力を抜いて活動を楽しめる方がビーンズのインターンに向いていると思います。
(ビーンズのインターン活動についてはこちらの記事もご覧ください)

Q:ビーンズのインターン同士は仲良しですか…??

仲良しです。
コロナが猛威を振るうまでは、インターンのみんなと一緒に食事会もよくやりました。
ビーンズには社会人プロボノの方も参加されているので、食事会では、その業界のプロだから語れる本職の刺激的な話も聞けたりします。
また、教室長や塾長も参加するので、ビーンズでの仕事に関するエピソードや子どもと接する時のコツをお聞きしたりして、ビーンズにいながらにして自分の世界が広がっていく感覚があって楽しいですね。

最近はコロナに影響で食事会は開けていないです・・・。
が、オンラインでちょこちょこ集まる回数は増えました。コミュニケーション量が増えた部分もあると思います。

学習支援塾ビーンズ インターン活動 お泊まり勉強会

オンラインで集まるのも慣れ、最近ではオンラインと対面をつなぐハイフレックス形式で集まっています!

 

センパイインターンたち活動の様子

最後にいままで活躍したインターンのみなさんの声・活動の様子をお届けします!みんな、僕と去年の夏に出会って、熱いひと夏を過ごした方ばかりです 笑
(今でも連絡とってます! また会いたいなぁ)

ビーンズのインターン活動の雰囲気がより深く知りたい方は、こちらの記事もご覧くださいね。

ビーンズのインターン/プロボノ活動について

そもそもビーンズって何を目指しているチームなの?という方は……

ビーンズのインターン/プロボノについてもっと知りたい!という方は……

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