ビーンズのエンカレ授業「"失敗の根っこ"を見つけていくワーク!」
本記事では、生徒たちの問題解決の視点をトレーニングする「"失敗の根っこ"を見つけていくワーク」をおこなうエンカレ授業の様子をお届けします。
特別講師にエンカレ「細川ゼミ」顧問の細川甚孝先生をお招きしました。
エンカレ特別コンサル 細川 甚孝(しげのり)先生
合同会社政策支援 代表社員
上智大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程満期退学
早稲田大学大隈記念大学院公共経営研究科修了
細川先生の詳しいプロフィールはこちら
もくじ
ビーンズのエンカレ授業「"失敗の根っこ"を見つけていくワーク!」
参加メンバー
今回のエンカレでも、様々な年代の生徒が集まってくれました!
この春から中学生になる生徒もいれば、大学に進学した生徒まで。
年代の異なる生徒同士で関わることができるのも、エンカレの醍醐味のひとつです。
自己紹介
まずは初めましての人もいるので、みんなで自己紹介。
それから2人でペアになって、「最近どんな失敗をしたか」を話し合っていきます。
ペアの話し合いが終わった後は、みんなの前で自身の失敗例について発表していきます。
「お菓子作りに失敗した!」
「メガネを壊しちゃった!」
「テストの点がよくなくて、お母さんに申し訳なかった」
などなど。みんなのいろいろな失敗エピソードが出てきました。
"他人事"から失敗の根っこを探す
どんな失敗であっても自分の失敗を自分で見つめて、解決策をさがすのはしんどいもの。
でも、他人事で、かつ無責任に放言するのは楽しくて、アイデアが止まらない。
このことをビーンズでは「無責任→有責任のスモールステップ」と言っています。
ちなみに今回のエンカレでは……
「他人事」:ペア相手の失敗のことだから
「放 言」:アイデアが出る!しゃべる!
他人事、放言については、こちらの記事もご覧ください。
失敗の発表が終わった後は、ペアで「ペア相手の失敗の根っこ」を探します。
「失敗の原因は?」
「どう対処した?」
「なぜそうしたの?」
細川先生のアドバイスのもと生徒がペア相手への質問を考えます。他人事なので、みんな、すらすら質問が出てきます 笑
質問されたペア相手は、自分の「失敗の根っこ」を紙に書いていきます。
「そういえば●●していたから失敗したんだった!」と、すぐに「失敗の根っこ」を思いつく生徒もいます。
かと思えば。
「うーん、なんで失敗したんだろうな……」
「いや、俺は何も悪くないんじゃないか……」
と悩む生徒もいます。この悩む時間が実は大切なのだと細川先生は言います。
「失敗の根っこ」に近づいたら、ペアの相手からフィードバックしてもらいます。
自分と目線の近い生徒から、
「失敗の根っこはなんだったのか」
「どう対処したらよかったのか。今後どうするとよいと思うか」
などのアドバイスを書いてもらうことで、さらに深く「失敗の根っこ」へたどり着いていきました。
授業の最後では、生徒たちがそれぞれの考えを書いた紙を組み合わせて、"失敗の根っこ"について、堂々と発表してくれました。
マシュマロタワーチャレンジ!
"失敗の根っこ"を見つけるワークの後は、ビーンズエンカレの定番「マシュマロタワーチャレンジ」に取り組んでもらいました。
「マシュマロタワーチャレンジ」を通じて、
「皆と協力して"失敗の根っこ"を見つける」
「失敗を恐れずに、トライ&エラーを回す」
このことの大切さをあらためて体感します!
※「マシュマロタワーチャレンジ」は、世界的な企業の研修でも行われているワークです。
詳しくは以下記事をごらんください。(記事後半にマシュマロタワーの記載があります。)
今回も、いろんなドラマが発生したマシュマロチャレンジでした。
ビーンズ史上最高記録を出したチームもあり、大盛り上がりでした。
まとめ
そしてチャレンジの後は、初の試みとして自分たちのチャレンジを振り返る時間を持ちました。
成功したチームは、なぜ成功したのか。
失敗したチームは、なぜ失敗したのか。
それぞれ、振り返って成功/失敗要因を言語化していきます。
さらに、細川先生から子どもたちに向けてメッセージがありました。
「一歩引いてみること。どうするかを考えること。」
「どうするかを考えた後、やってみること。」
「やってみて失敗をしたら、何が原因だったか、もう一回考えること。」
「そして、もう一回挑戦すること。」
細川先生の言葉が、実際にチャレンジを経験した子どもたちの心に響いていたと思います。
最後に、優勝チームには細川先生から本のプレゼントがありました!
「進路を決める」、「将来を考える」、そして「受験」...
子どもたちは生活の中で、たくさんの課題に直面していきます。
子どもたちが何かに挑戦するとき、今回の学びを活かしていってほしいと思います。
細川先生が主催/監修するエンカレ、「細川ゼミ」の様子はこちら。