「チャレンジスクール対策・大学推薦入試に効く!」"ロジカルアクション"エンカレ
本記事では都立チャレンジスクールや大学の総合選抜(旧AO)入試を受験する予定の生徒たちを対象とした、ロジカルライティングのスキルを基に、自分の考えを相手へ働きかける方法を学ぶエンカレ授業の様子をお伝えします。
テーマは"ロジカルアクション"!
特別講師にエンカレ「細川ゼミ」顧問の細川甚孝先生をお招きしました。
エンカレ特別コンサル 細川 甚孝(しげのり)先生
合同会社政策支援 代表社員
上智大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程満期退学
早稲田大学大隈記念大学院公共経営研究科修了
細川先生の詳しいプロフィールはこちら
もくじ
「チャレンジスクール対策・大学推薦入試に効く!」"ロジカルアクション"エンカレ
授業の目的
今回の授業は、「自分の考えを相手へ一方的に伝える」ではなく、「自分の考えが(友達から面接官まで)相手へきちんと伝わる」コミュニケーション能力を養うために実施しました。
以前に習ったロジカルシンキングやロジカルライティングを基に、書籍や漫画の書評などを通して、自分の考えをわかりやすく伝えるコツを学習していきます。
細川先生から学んだこと
講義では、ロジカルアクションを行うために必要なことを説明して頂きました。
・視点を3つ持つ(自分、他人、俯瞰)
・思考を効果的にするコツ
・悩みや問題を正しく認識する3ステップ
・解決策を打ち出すトライ&エラーのマインド
・文章に書く手順(問いかけ、結論、理由) など
グループワークで実施したこと
グループワークでは、自分の考えをまとめるワークと、その考えを相手にわかりやすく伝わるように発表するワークを行いました。
1.悩みを解決するロールプレイ
コミュニケーションには、まずは伝えたい内容、つまり、自分の考えがあることが前提となります。まずは「考える」練習として、「悩みを解決するロールプレイ」を行いました。ワークでは、いくつかの悩みを例として取り上げて、その悩みの解決をするためにはどうしたらよいか、みんなで考えていきました。その際、生徒たちには論理的に考えてもらうため、次のステップを踏んでもらいました。
①なにが問題なのか?
②なぜ問題が生まれたのか?
③どうやって解決するか?
④だれが行うのか?
このように考えていくことで、論理的に悩みの解決方法を導き出すことができます。
2.書籍、漫画の書評
自分の意見をわかりやすく伝えるためには、「問いかけ・結論・理由」の順番で文章を組み立てることが大事です。問いかけに対する明確な結論、そして自分がそう考えた理由をつけくわえることで、「相手に自分の考えをわかりやすく、かつ説得力を持って伝えること」ができるようになるからです。本ワークでは、この手順を踏みながら、「なぜこの本を手に取ったのか」、「この本はどんな本なのか」、「この本のどんなところが面白いと感じたのか」などの問いかけに、自分の意見とそう考える理由をセットにして答えながら、書評を書いていきました。ワークシートが完成した後は、生徒それぞれの書評を読み上げて発表してもらって、「説明は論理的だったか?」、「面白さは伝わったか?」などの評価項目ごとに、講師が点数をつけていきました。(そして、優勝者には、細川先生が厳選した新書の詰め合わせをプレゼントしていただきました!)
生徒たちの様子
「あなたの言いたいことは相手にちゃんと伝わっているか?」という細川先生の問いかけに、生徒たちドキッとしていたように思います。
生徒たちは、「自分の考えが相手に伝わるためのコミュニケーション力」を身に着けようと、一生懸命、講義やワークに取り組んでくれました。
細川先生から一言
今回、お伝えした「自分の考えをわかりやすく相手に伝えるコツ」は、学校生活や入試(記述式問題・志望動機書・面接の台本づくり)ではもちろん、社会に出ても役に立ちます。
ビーンズではそのために必要な論理的な考え方や、効果的な文章の書き方、話し方などを身に着けるための授業をできればと思います。
今回のエンカレを主催/監修していただいた細川先生の「細川ゼミ」の他の授業の様子はこちら。