不登校・勉強嫌いもAO入試/推薦入試は目指せる③
入試における「発表(プレゼン)」のコツ

今回も、ビーンズ流 総合選抜入試(旧AO入試)/推薦入試の対策についてご紹介します!
(記事内では「総合型選抜」を旧来の「AO入試」と呼びます)

この記事では、 AO入試/推薦入試対策でも、ちょっと特殊な「発表(プレゼン)」のコツをお伝えします!
今回ご紹介する「発表(プレゼン)」のコツは、都立チャレンジスクールの面接対策就活面接の対策にもつながります!

都立チャレンジスクールや就活を目指している方も、ぜひご覧ください!

※都立チャレンジスクール面接対策はこちら

今回もビーンズのAO入試/推薦入試対策のリーダーとして活躍し、自身も講師として合格者を輩出し続ける学習支援塾ビーンズ塾長の長澤がお送りします。

長澤啓(Nagasawa kei)
学年ビリから二浪し東京大学へ​入学。ビーンズの活動が楽しすぎ、留年。経済学部経営学科卒。
ビーンズが積み上げてきたノウハウを「ビーンズメソッド」として文字化し、より洗練するのがメインのお仕事。さらに、親との衝突が絶えなかった自身の経験を活かし、保護者とのコミュニケーションにも注力。保護者さまと月100件以上やりとりをしながら、ビーンズ流の保護者さまサポートを拡充中。最近は副代表として、講師の採用育成プランの策定・総務(経理)・経営企画までマルチにこなす。趣味はビールを飲みながら出汁巻き卵をつくること。

■インタビュー/詳しい自己紹介
学校の勉強についていけなかった僕が東大に合格するまでと親と対立した日々について

勉強へのやる気が出ない中学生を変えるために親ができることを学習支援のプロに聞きました

プロに聞きたい!不登校や勉強嫌いな中学生・高校生が進路を選ぶタイミングで、親に何ができるの?

不登校・勉強嫌いもAO入試/推薦入試は目指せる 入試における「発表(プレゼン)」のコツ

プレゼンのコツ① プレゼンの構成のつくりかた

大事なのは、最初に「プレゼンの構成 」を考えることです。

プレゼンの構成を考える際のポイントは、「プレゼン内容に盛り込みたい情報を発表時間内に言い切れる量に整理すること」です。

この「プレゼン内容に盛り込みたい情報を発表時間内に言い切れる量に整理すること」を詳しくお伝えすると……

<「プレゼンの構成作成」のコツ!>

試験官が理解できる言葉・情報量とすること
マニアックな知識を持っていることは大学側も大歓迎です。
しかし、自分の好きなことのすべてを試験官が知っているわけではありませんよね。

プレゼンに盛り込む情報は「独りよがり」のものではないことを示す必要があります。

試験官が理解できる話の流れにすること
どうしても、AO入試/推薦入試の面接では自己主張が強くなってしまいがちです。

しかし、試験官は受験生の人生すべてを知っているわけではありません。
自分とは他人である試験官が、プレゼン内容を理解できるように、 話の流れ(特に「原因と結果」)を意識しましょう。

試験官が興味を持つエピソードに取捨選択すること
「志望する大学・学部の研究につながること」
「社会課題の解決につながること」

この2つはAO入試/推薦入試の試験官が特に興味を持つ内容です。
このようなエピソードを優先して残していきましょう。

プレゼンのコツ② 練習は「紙芝居」を作ってみよう!

では、先ほどご紹介したコツを意識しながら、ご家庭で練習できることは何か?

紙芝居」を作ることがオススメです!手順は以下の通りです。

STEP1 子どもが言いたいことを保護者さまが書き出してみる

STEP2 書き出したことが、自分の言いたいことと合っているか、子ども本人がチェック

STEP3 書き出した内容をもとに紙芝居を書いていく

紙芝居の例
(※こちらは一例です。子どもによって枚数やアドバイス内容は変わります)

紙芝居の枚数 紙芝居の内容
1枚目 私が〇〇大学へ入りたい理由(※ポイント「志望理由を社会課題とつなげること」「自分の感情からやりたいことをいうこと」)
2枚目 大学で英語を学びたい理由
3枚目 今まで英語を頑張ってきた具体なエピソード
4枚目 (現時点で)大学で最初に学びたいこと
5枚目 なぜ、④枚目に書いたことを学びたいのか?
6枚目 (現時点で)卒業時になっていたい人物像
7枚目 6枚目に書いた「人物像」に近づくために4年間のスケジュールを書き、何からやっていくかを明確にする

ご家庭で紙芝居を作って練習していただく際のポイントは以下です。

・「シンプル」「カンタン」でOK

・内容のきれいさにこだわらない! 最初は雑に書きなぐっていく

プレゼン紙芝居

紙面には文字だけでもOKですし、雑なイラストを描くのもOK。
図示や、入れる写真などは後から作ったり、選んだりすればOKなので、とにかくラフとして、書きなぐっていきましょう。

紙芝居ができあがったら、お子さまに発表してもらいましょう。
保護者さまはその際、とにかくポイントごとに褒めると良いですね!

社会に出て発表に慣れている大人からみると、子どもの発表内容は論理の立て方や内容に甘さを感じることが多いかもしれません。(いや、きっと多いと思います)

その場合は、お子さま本人が「熱く話している」ところを大いに称えましょう

AOを目指している子どもたちは「これをネタに大学へ行きたい」という思いがあります。
そのストーリーを表現した紙芝居の中には、必ず熱量を感じられるポイントがあります。
ですから、そこを認めることが大切ですね。

そのうえで
「もっと、その思いを深掘りしようぜ!」
「その思い深掘りして、大学へ伝えようぜ!」

と応援するのです。

とはいえ、子どもが「自分の今までの経験と自分の将来へ向けた計画」を紙芝居にするのは、いきなりやるとハードルが高いかもしれません。

誰しも「自分事」を考えるのは大変です。

その際には、お子さまにとって一番身近な 「他人事」である、お父さま、お母さまの夢や仕事の目標の紙芝居作成をお子さまに手伝ってもらうことから始めてみるのもおススメです。

「え、そんな仕事に夢とか目標とか特にないよ…… 」という場合は、ご自身の過去の経験をまとめてもらったり、お仕事で使うプレゼン資料のラフ案をお子さまに紙芝居で作ってもらったりするのも良しです。

こんな雰囲気で、楽しくやってみてほしいです。

プレゼンのコツ③ スライドはシンプルに

1枚のスライドに書く情報量は絞りましょう。

なぜなら、試験官がぱっと見てスライドから読み取れる情報量は限られているからです。

極端な話、上のスライドくらい、スライドの情報は薄くてもいいのです。

発表の練習を頑張る生徒ほど、 スライドを台本にして、自分の言いたいこと全部書き込んでしまいがちです。

1枚のスライドに統計データから自分がしゃべるセリフまで、全て書き込んでしまうのです。

人間は「他人の話を聞きながら、スライドを読むこと」は基本できません。話す内容は多くても、スライドの内容はシンプルにすることを心がけましょう!

プレゼンのコツ④ 数字を入れる

スライドに入れる数字とは、「年度、人数、回数、金額」などのことです。
代表的なものとして人口や、予算などがあげられます。

スライドに各種数字を入れることは、自分の話に説得力を持たせることにつながります。

さらに、試験官が
「この受験生は、ちゃんとデータを調べて話しているな」
「この受験生なら、レポート書く時もちゃんとデータを調べて書いてくれるかも」
「この受験生が、自分のゼミに入ってくれたら、しっかりデータをとってくれるかも」

という印象を持ってくれるようになります。

スライドに数字を入れる際に注意していただきたいのは、数字の出所です。

スライドに入れる数字は、まとめサイトから引っ張ってきてはいけません。

省庁や都などの行政が発表した資料、論文にある「一次資料」に掲載されている数字を入れましょう。

ご家庭でお子様に数字の大事さを伝える際には、保護者の方が実際のお仕事であった「仕事で数字がとっても大事だった話・失敗談」をユーモアを交えてお伝えください。

くれぐれも「こんなデータに裏打ちされていないスライド誰も見ないよ!」なんて詰めてはいけませんよ。地獄みたいな状況になるので……

そういう正論は私たちプロから伝えますので、お任せください。

プレゼンのコツ⑤ 計画を立て、スケジュールを語る


「計画を立て、スケジュールを語る」とは、
自分がその大学に入ったら、「何を、いつまでにするのか」についてスケジュールをつくり、それを大いにプレゼン(や面接)で語ってほしいということです。

主な要素としては

・大学入学後、何をしたいのか。

・大学入学後、いつまでにしたいのか(期限)。
 その期限が生まれた理由

これらを試験官に示すことで、受験者の本気度が試験官に伝わります。

これは上記した「数字を入れる」と相通ずるところもあります。

「数字と計画」を語れると、 大学生活への真摯な姿勢が感じられます。

こういうと、このような反応があるときがあります。

「一度、数字と計画をプレゼンや面接で話したら、それを守らないといけないのでは・達成しないといけないのでは……」と心配になる人もいます。

ただ、大学入学後、必ずしもそのスケジュールは守らなくても大丈夫です。
今回の新型コロナように世の中何が起きるかわかりませんし、もしかしたら大学入学後、運命の出会いがあって、大学どころではなくなった……でもいいんです!

AO入試において大切なのは、受験生が 「大学入学後の将来を考え、その将来へ向けてスケジュールをしっかり考えた」という事実です。ですから、真剣に綿密なスケジュールをつくることで、受験生の本気が試験官に伝わります。

今回お話ししたことは、プレゼンに限らず面接全般に通用するコツでもあります。ぜひ覚えておいてくださいね。

プレゼンのコツ⑥ プレゼンの練習

紙芝居ができても、それを完全に台本にしてはダメ。

棒読みしてしまっては、魅力が伝わらず、もったいないです。

プレゼン発表の練習をしてきた子どもたちが陥りやすいのは、台本やスライドをつくることに熱をいれすぎて、話し方の練習をしていないことです。

緊張してしどろもどろになってしまっても、お子さまの 熱い思いが伝わる「話し方」ができればOKです!

ご家庭で練習する場合、一番大事なのが「台本は筋肉で覚える!」です。何度もプレゼンの台本を声に出して練習します。

できれば、お子さまが話しているところを動画撮影をして見返しましょう。

とはいえ 発表(プレゼン)は、何をゴールにすればいいかわからないですよね……

例えば、プレゼンで有名なTEDの出場者はオリンピック出場レベルです。

となると、目指すべきは日本人の若手起業家のプレゼン。(とYoutubeで探したらたくさんあります)

ここを(お子さまにはこっそり)ゴールとして見据えて、お子さまとの練習に励んでもらいたいなと思います。

ただし!これは本当は次善の策です。ビーンズの授業では、さらに本質的なことをやります。

自己分析で、自分の軸を確立させて、その軸を内面化していきます。

自分の軸を内面化させ、自分が試験官に、大学に伝えたいことが自然と身体の内側から出てくるようになるのが目標です

以上、今回はAO入試における「発表(プレゼン)」のコツをお伝えしました!次回の記事もお楽しみに!

【ビーンズ流】総合型選抜(旧AO入試)の対策について
総合型選抜(旧AO入試)対策についての記事はこちらからご覧ください!

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入試における「発表(プレゼン)」のコツ