山田 明季(だあき)先生の自己紹介 ビーンズの社会人プロボノ活動に参加してよかったこと

山田 明季(だあき)先生の自己紹介 ビーンズの社会人プロボノ活動に参加してよかったこと

山田 明季(だあき)先生の自己紹介 ビーンズの社会人プロボノ活動に参加してよかったこと

テーマは「大人も子どもも、身体が健康で人との繋がりを感じられる社会にしたい」。
同志社大学心理学部卒業後、医療機関への経営・採用コンサルとして全国各地の病院を担当。
現在は営業支援をおこなうベンチャー企業にてチームリーダーとして活躍。
ビーンズには、2020年に社会人プロボノとして参画。
中高生の個別指導やグループ授業・担当生徒の保護者さまのサポートを行う傍ら、新しくチームに入ってきたインターン生が自信をもって、生徒をサポートできるまで伴走するメンターとしても活動。さらに自身が授業や保護者サポートを通して感じたこと、他のメンバーが悩んでいることをヒアリングし、ビーンズメソッドの開発につなげる「BM企画室長」に就任し活動の幅を広げている。

プロフィール

■名前
山田 明季

■愛称
だあき先生

■役職
BM企画室長/HR企画室所属

■担当科目
英語(英検)・数学・国語(社説要約では時事ネタを扱うことが多いです)

■科目勉強以外
自己分析指導・面接指導・エントリーシート添削

■大学/学部
同志社大学心理学部

■趣味
ピアノ・漫画・アニメ(生徒のおすすめを見ます。今はジョジョ3部をクリアしました!)・おしゃべり

■ビーンズで行っていること
・中高生の個別指導やグループ授業、また担当生徒の保護者さまサポート
・新しくチームに入ってきたインターン生のメンター
・ビーンズメソッドの開発を担う「BM企画室長」

ビーンズメソッドってなに?

ビーンズメソッドってなに?」という方は…まずはコチラの動画をご覧ください。


「情熱大陸」「カンブリア宮殿」などの各種メディアで著名な花まる学習会代表 高濱正伸先生、教育ジャーナリストおおたとしまささん
このお二方とビーンズ塾長の長澤が、”悩める10代”がツラさを抱えてしまう構造、そしてビーンズメソッドの考え方について講演しました。

おおたさんには、「ガラスの十代のトリセツ/ビーンズメソッドに学ぶ」と題し、ビーンズメソッドの基本的な考え方についてお話しいただいています。
そして、ビーンズも取材いただいた不登校でも学べるー学校に行きたくないと言えたとき』(集英社新書)。
さらに、講談社FRaUさんでは、ビーンズメソッドのエッセンスを端的にまとめていただきました。こちらもぜひご覧ください。

ビーンズに参加するまでの経緯

インターン/プロボノ ローストビーフの会

こんな仲間たちと一緒に活動してます!

教育心理学とスクールサポーターの経験

 中学高校は長距離の陸上選手でした。1秒でもタイムを縮めるために”やれることはなんでもやる”という生活でした。ずっと走ってばかりだったので、当然勉強は手つかず。
でも元々、負けん気が強いほうなので、部活が終わった瞬間「部活を言い訳に受験失敗したとは言えない!」と勉強に集中しました。

大学では教育心理学を学びました。家族にも教育に携わる人間がおり、漠然と教育に対する想いはあったのだと思います。教職課程も履修し(途中なんやかんやありましたが)教員免許も取得しています。

その流れで大学時代は地元の小学校へ”スクールサポーター”として4年間活動することになりました。
そこで、多くの大変お辛い想いをされているご家庭と向き合い、お話しを伺いました。
今思えば、そこでの経験が、ビーンズに参画するきっかけになったと思います。

スクールサポーターとして活動している中、気づいたことが「ツラい状況の子どもたちの隣にはツラい状況の保護者さまがいる」でした。ビーンズのミッション「悩める10代とその隣で泣いている保護者」そのままです。ただ、当時大学生だった私にできることは多くはありませんでした。

営業として新規事業立ち上げ

「保護者さまをサポートできる存在になるには、一度さまざまな社会経験を積む必要がある。」そう思い、大学卒業後は、教育系の会社に就職し、その後、医療人材系コンサルで新規事業の立ち上げに参画しました。営業として病院巡りからサービス運用までをも行う役割で、もうなんでもしました(笑)
「もう一回同じことをして」と言われてもできるかわからないほど
激務な日々でしたが、この時の頑張りが自分の社会人基礎力をかたち作ったと思います。

プロボノ活動にビーンズを選んだ理由

やや仕事が落ち着いたタイミングで「教育にコミットしたい」という気持ちが復活してきました。

大学時代の経験から、「様々な課題を抱える”悩める10代”をサポートしたい」という気持ちがあったので、「教育系の団体でプロボノをしたい」「まずは経験から」というくらいの気持ちで、教育系ソーシャルグッドな団体を探しました。
そこで、ビーンズとの運命的な出会いがあったわけです(笑)
採用ページを読んだとき「熱くてやわらかい人」というテーマが目に飛び込んできました。これにビビっときちゃったんです(笑) ありそうでないチームの雰囲気だと感じました。
そしてWEBサイト全体から「みんな楽しそう!」という雰囲気が漂っていて、安心したのを覚えています。特にグループ特別授業の「エンカレ」が刺さりました。「科目勉強以外のこともやれる塾ってすごい!」「みんなが楽しそうな空間って素敵!」と感じましたね。

最後にビーンズの団体としての目的(パーパス)である「なんだかんだで毎日楽しく生きていける人を増やす」というのも刺さりました。

個人的に「幸せな人生ってなんなんだろう……」とずーっと考えてきたのですが、どう頑張っても色々ある人生とこの社会の中で、「なんだかんだ楽しく生きていく」でいいんだ。という発見があったことを覚えています。

プロボノの面接はどんな感じ?

面接の印象は……「久しぶりに面白い人達に出会ったぞ!」って感じでした(笑)
面接官の方(今もご一緒しているのですが…)が自身の経歴を話し始め、それが
大学生活での出来事や、外部の勉強会でボコボコになって自分の考え方を変えていった話、リーダーとして大変だったときなど……をお話しされて。
その上でビーンズが考える”悩める10代”の定義(学校にも、既存の塾にも、医療にも、療育にも、行政にもつながれない)とサポートの方針、ビーンズメソッドについても伝えられました。

そして、今度は自分が「ビーンズで何を経験したいのか」「そもそもビーンズにたどり着いた背景」をお話ししました。
終始情報量の濃い面接でしたが、面接を通して、ビーンズが何を目指しているかがよくわかり、私がビーンズでプロボノとして何をしたいのかが整理された時間だったと思います。

プロボノ活動の最初の印象

ビーンズには私のような社会人プロボノのほかにも、大学生のインターン塾外の協力者など色々な立場の方が参加されているのですが、皆さん優しい方だなぁという印象です。

プロボノ活動することでの不安は?

いろいろあった……と思うのですが……忘れちゃいました(笑)

一つだけ思い出せるのが、本業も忙しい中で、まずあの膨大な研修を終えられるかな、という不安はあったと思います。

また、社会人になってから、ビーンズの子どもたちの多くが好きなアニメやマンガに疎くなっており、
ビーンズで活動を始めて間もない頃は、10代の生徒たちと楽しく会話できるかなぁ。という心配もありました。

研修を経て、ビーンズメソッド通りに生徒と会話していったら、生徒と関係性ができてきて、生徒から好きなアニメや漫画についてプレゼンされるようになりました。
ビーンズには自分の好きな事柄をプレゼンするのが上手な生徒がいて、その生徒からいろいろご教授いただき、後にハマる作品も出会えました(笑) 

ビーンズのイメージとギャップ

イメージのギャップといえば、”悩める10代” の実像が、実に多様で奥深く、大人の課題とも地続きなのでは?と思うことが多いことです。

一つ例を挙げると、「国語力」です。

私自身、「国語は苦手だなぁ」という自己認識だったのですが、それは、なんというか「センター試験で点数が低い」とか「古文漢文が苦手」ということだったんですね。
ですから、国語力が大事と言われても、「そりゃぁ、まぁ、そうですよね」っていう感じで、最初ピンときませんでした。
でも、ビーンズが考える国語力が低いことで起きる”悩める10代”の姿というのは、
例えば、ニュースに出てくる言葉を知らないから、ニュースを見てもよく分からないとか、教科書を読んでも、教科書に出てる言葉の意味が分からないとか、熟語は読めるし書けるけど、頭の中にその言葉のイメージが湧かないとか…… 
こういうことなんですね。

仕事をやるうえで
「うーん、なんか、上手く伝わらないなぁ」
「どうして”ほうれんそう”がうまくいかないのかなぁ」って思うことはありますよね。(私はしばしばあります)

ビーンズで国語力の大切さを学び、実際に生徒と国語授業をしていく中で「あ、大人の世界で起こっているディスコミュニケーション(意思疎通のズレとか)の課題も、根は国語力の問題なのかも」と思うことが増えてきました。最近思うのは、ビーンズのいう”悩める10代100万人”問題とは、なにか特別な人の特別な課題ではなく、すごく普遍的な、誰でも抱えうる課題も含む(でも誰からも注目されていなくて、かつ重要な)問題なのかなぁと思うことが増えてきました。

Basic・Advanceコースの研修で大変だったこと

ビーンズスタイルのテストは大変でした。
ビーンズスタイルのテストは100点でないと合格できません。

質問内容に対して、それっぽい答えや、内容は合致していることは言えるのですが、それではダメで、まさかの一言一句間違えないようにしないといけません。

10年ぶりに本気の暗記をやりました……(笑)

逆にロープレテストは当時のメンターのサポートのおかげで、安心して挑戦することができました!
また、ビーンズスタイルのテストでビーンズの生徒サポートで大事な概念を先に覚えておいたので、
ロープレテスト時のセンパイからのフィードバックが理解しやすかったと思います。

テストはいろいろ大変でしたが、今、生徒のサポートをする中で「あの時がんばって(テストを受けて)よかったなぁ」と感じることが多いです。

だあきBM企画室長に聞くビーンズのプロボノ活動

やっていること①授業

中学生と高校生の授業を担当しています。
生徒の趣味を聞く時間もあり、科目勉強をガチガチにする授業もあり、進路指導・自己分析・面接対策もやっています。生徒の状況によって授業内容は幅広く、とても楽しいです!

生徒から映画やアニメの話を聞いたり、ご家族の話を聞いたりしています。
科目勉強では定期テスト対策や、学校の授業の補習をおこなっています。

進路指導・自己分析・面接対策では
「やったほういいけど、生徒から見て少し負荷がかかること」には、すごく不安になって手がつかない生徒が多いと思います。

今、大人になった私たちは「ストレスかかることは、すなわち自らをストレッチできることだー!」と自らを奮い立たせることができます。しかし、生徒たちの「やらなきゃ、やらなきゃ」と思えば思うほどエネルギーが減っていく状態って、かつての私もそうだったので痛いほどわかるな―と思っています。

やっていること②保護者サポート

チャット対応や保護者面談を行っています。
チャットでも面談でも、大切なのは、まず保護者さまのご不安を受け止めることだと考えています。
そのうえで、自分が社会人経験を積み、転職や新規事業立ち上げを
経験し、教育とは異業種で活動してきたからこそ、お伝えできる内容をお話しできたらなと思っています。


学習支援塾ビーンズ 「絶対安心の場である家庭」

ビーンズでは子どもの状況改善を目指す際、ご家庭を子どもにとって「絶対安心の場」にすることが大切と考えています。

そして、ご家庭を「絶対安心の場」にするためには、保護者さまのご心配やご不安をサポートすることがなにより大事だと感じています。

しかし、以下のような構造的な課題が保護者さま、そして子どもたちを苦しめています。
・我が子を愛するがゆえに、状況改善に繋がらないとわかっていながら、つい未来から逆算して恐怖と不安で、心配をぶつけてしまう
・繊細な話題なので、保護者同士では相談できない状況
・大学進学に関する選択肢の情報不足からくる不安

子どもの状況がよくないと、保護者がご自身を責めてしまったり、過去のご自身の言動を思い返して落ち込んだり……。
そして、そんな保護者の感情が内側からにじみ出て、子どもに伝わり、子どもも落ち込んでいくバッドサイクルに落ち込んでしまいます。

このバッドサイクルを横断的に解決できるプレイヤーは日本には少ないと感じています。
もちろんビーンズも個別指導の塾である以上、様々な制約があります。
「なんでもできる!」とは、とてもいえる状況ではありません。

これは大きな”社会課題”だと思います。
ビーンズのミッションである「悩める10代100万人とその横で泣いている保護者をサポートする」を達成するために、保護者さまと面談でお話ししサポート差し上げられればと思います。

やっていること③BM企画室長

BM企画室長とは、ビーンズメソッド(BM)の内容を洗練・追加させて、変更した内容をビーンズ全体に周知するタスクを担ったチームのリーダーです。

担当したはじめは、正直不安の方が勝っていました。
ビーンズ創業以来の生徒サポートの経験の結晶に私が手を入れる余地なんてないし、
仮にあったとしても、全体で50万字もあるBMのどこの何を変えればいいかわからない……

それでもやってみようと思ったのはBM企画室を一緒にやっている長澤先生から
「ビーンズメソッドはまだまだ洗練できる余地がある」
「これから生徒対応・保護者サポートで気づきを得るのはスタッフ全員になる」
「授業と保護者サポートがBM開発の最前線」
と言われたこと。
そして、単純に「ビーンズの全方面に意識がいっている長澤先生に進捗管理任せたら、進捗が大変だろうなー。」と悟ったからでした(ゴメンなさい!)。
今は長澤先生と二人三脚で業務を進めており、月1度のペースでBMへ内容追加・マイナーチェンジを行い、周知しています。ビーンズメソッドの大枠や人間観、方向性は変わりませんが、どんどん素敵な内容が追加されていってるので、これからどんな風に変わっていくか楽しみです。

今後は大学生インターンや他のプロボノの皆さんから、生徒サポートをよりよく洗練させていくためのアイデアをヒアリングする機会をもっと作りたいと考えています。

「授業でこんなことがあったよ……」
「こういう場面では、こういう言葉がけが大切だよね」

「保護者さまをもっと安心させられるようにするためには……」
といった内容をみんながフランクに話せる場をつくりたいなと考えています!

そして、私もいつか「ポストチャレンジ制度」で、他のチームで新しい挑戦をしたいので、それまでにBM企画室を大学生インターンや他のプロボノの皆さんが楽しく活躍できるチームにしたいなーと思います。

ビーンズのプロボノに参加してよかったこと

私がビーンズに参加して良かった理由を一言でいうと、「自尊心と自己効力感」をチャージできるっていうところですね(笑)

「今、自分は社会人として誰かの役に立っているのかなぁ」と、自尊心や自己効力感が落ちている人ほど、プロボノ活動はやったほうがいいと思います。

自尊心・自己効力感は間違いなく上がりますし、本業にもプラスになります。
正直、無償でもやる価値はあるなと思います。(研修期間後、有償での活動もあります!)

大学生インターンとの関わり

私は大学生時代、ガッツリ学生団体やボランティアで活動しており、学生文化や大学生のノリってものを身体に沁み込ませていたと思っていました。
が、ビーンズに参加したときに思ったのは「あれ、大学生とかかわる感覚、忘れてた」ということでした(笑)

ビーンズのチームの空気感もあり、授業の事や保護者さまへのサポート内容について、インターンの皆さんと相談するときは、ビーンズのメンバーとして同じ目線に立って考えるって言うことを意識していて(私は同い年くらいのつもりで接していました!)当初、大学生のみんなから自分がどう見られているのかっていうのは、よくわかっていませんでした(笑)

私は、授業や保護者サポートに関して、自分より経験や知識を持っている人へは、「年齢に関係なく先輩は先輩である」と思っててて。
ビーンズの活動歴の長い人へは大学生インターンに対しても敬語で喋ってます


とはいえ、自分が社会人経験を通して得たチーム作りやビジネスマナーを伝えるなど、与えられるものもたくさんあるなーと感じています。
ビーンズの大学生インターンはとても勉強熱心で素直です。だから、社会人として得た経験を伝えた時、みんな素直に、すごく気持ちよく受け取ってくれてくれるところが嬉しいです。

そして、チームの文化としてすごく褒め合います。
ですから頑張ると無限に「すごーい」って言ってもらえます。これやっぱり嬉しいですよね(笑)

ある時、インターン・プロボノ合同で「お互いに感謝を伝える」と言うワークをしました。
その時、のむしゅん先生から「だあき先生は、自分が尊敬する社会人です」と言ってもらえて、とても嬉しかったんです。

のむしゅんは、いつも私の話をしっかり聞いてくれます!

その後も、インターンの皆と同じ研修を受けたり、ワークに一緒にしている時にも、「すごく尊敬しています」とか「感謝しています」って言葉をいただける機会がたくさんあって……ありがたいなぁって。
学習支援塾ビーンズ リーダーサミット

ある日、自分がメンターをしたひなぽん先生から、あるワークで「だあき先生には、とても感謝しています。私もいつかだあき先生にも感謝される存在になるために頑張りたいです」って、メッセージをもらえて。
今はいつも私を助けてくれるひなぽんから、その言葉をもらって、「メンターやってよかったなぁ。彼女のメンターでよかったなぁ」と思いました。

学習支援塾ビーンズ インターン活動 お泊まり勉強会お泊まり勉強会:オンラインと対面をつなぐハイフレックス形式。次は私も泊まりたい!

自分の力を客観的にみる機会

社会人がプロボノとして、他のチームにコミットする意味の一つは、「自分の特性」「自分がチームで役立てる」ところを自分が見つけて自分で納得できる経験を多く積めるところだと思います。

言い換えると、プロボノ活動は「自分はどんなところでチームとチームメンバーに役立っているのか」を客観視して、体感できるいい機会だと思うんです。

また、チームっていうものの原理原則だったりとか、どの組織でも通ずるものを意識できたり、「こういった現象はどこの団体でもあるんだなぁ」っていうことを体感できたりします。
このことは、一つの団体だけに所属しているとなかなか言語化していけないので、すごく大きい経験だと思います。

特にビーンズはチームワークに必要なコツについての資料を作りこんでおり、トラブルを含むチームに発生する様々な事象も言語化し、「この段階のチームではこういうことが起きがちだから注意しよう」とチーム全体で共有しています。
今、この瞬間のチームの状況を丁寧に味わいながら、同時にチームの状況を俯瞰して見れる機会がたくさんあるのが、ビーンズでプロボノを経験するよいところだなーと思います。

チーム全体を変えていく機会

ビーンズは、一通りの運営の仕組みは既に完成していますが、悩める10代100万人課題」を解決するためには、まだまだ改善の余地がたくさんあります。

一例ですけど、もし私が総務や経理担当だったら、ビーンズの現在の運営フローには、改善したいところがいっぱいあるんだろうなーと思ったり(笑)

そうした改善ポイントを見つけて、大学生インターンのみなさんにお伝えし、インターンとチームになって改善していくのは楽しいですね。ビーンズは、メンバーのアイデア・意見をすごく丁寧に受け取ってくださるチーム文化があるので、チーム全体に関わる事柄でも「ここは、もっとこうするといいんじゃない?」と発信することに抵抗が少なくて済みます。ですからアイデアも言い出しやすいんです。私もいろんな意見を皆さんにお伝えして、自分も手を動かして、結果を出す。結果を出したら「やったー!」「変化したー!」と皆が褒めてくれる……。
こういった「自分の発信や行動がビーンズを変えた」ということがどんどん経験できるので、「自分がこのチームにいる意味があるなぁ」という感覚を感じやすいです。

もし、この記事をご覧になっている人で、ご自身の経験を生かして何か試してみたい!そして(すぐ)結果を見たい!って人はビーンズはぴったりなチームだと思います。

自分の成長を感じる機会

会社でふつうに働いていると「もっと頑張らなきゃ」とか「成長が止まっているなぁ」と思ってしまう瞬間ってありますよね。

会社からのフィードバックも、今出来ているところよりも、モアポイントについて指摘されるケースが多く、自分のせっかくの成長を把握できないということがあると思います。

また、自分が会社以外の人、他のチームからみて客観的にどれぐらいの力がついているのか把握できないという課題もあります。

つまり、会社も自分自身も、自分の得意なところ・できるところは評価せずに、モアポイントばかり見てしまう……すると、どんな人でもメンタル部分がきつくなって、パフォーマンスが落ちてしまう…… そんなバッドサイクルに入ってしまうのではないかなと思います。

ビーンズで得た気づきや学びを本業に活かす

ビーンズはまだ小さい組織ですが、今まさにチーム作りのフェーズに入っています。
メンバーひとりひとりが安心し、かつ成長できるチーム文化づくりや次の一手を日々スピード感をもって考え動いています。

ビーンズは1週間くらいでチーム文化がどんどん変わります。
ある日を境に「チェックイン・チェックアウト」の文化が一気に広がったり、「あだ名」の命名式が流行ったり、slackに笑顔の写真を載せよう!というムーブメントが起きたり……(笑)

クォーター・四半期ごとに大事にするキーワードがあって、BQCで発表されます。
が、そもそもチームの変化が早いので、使われるキーワードもどんどん変わっていきます。
3ヶ月に一度(4半期に一度)「BQC」(Beans Quarterly Conference)と呼ばれるスタッフ総会が行われます。 BQCでは全体研修や、ビーンズの全体の方向性などをお伝えしています。またクォーターで活躍した方への表彰もおこないます!※「BQC」3ヶ月に一度のスタッフ総会です。オンラインでも盛り上がります!

今は、クォーターでは追い付かなくなって、週ごとに新しいキーワードが流行っている感じです。
最近、ビーンズ内で流行っているキーワードだけでも
放言と他人事」「青春」「心理的安全性」「心理的安全性のその先へ」……”その先”へって、なんやねん!(笑) これくらい新しいキーワードが出てきているんです。

流行るキーワードがこんなにコロコロ変わるくらい、チームの変化が目まぐるしくて、かつ、それぞれのキーワードがちゃんと浸透して、チームで生き続けているってのも素敵だと思います。
私にとって「チームの文化づくり」自体は新しいことではありませんでしたし、それがチームにとって重要だということも知っていました。
だけど、本業では、それ以外の重要なタスクに目を奪われるタイミングで、リーダー自ら意思をもってチーム作りをしなければ、そのチームは変わらないという事実を少し忘れていたことにビーンズで色々経験する中で気づかされました。ビーンズに関わっているおかげで、本業でもチーム作りのために何ができるかという視点を忘れずに仕事ができるようになったと思います。

このように社会人があえて複数の組織に関わることで得られる気づきをそれぞれの組織に持ち帰ること。このことが、今所属している組織(本業)にとってもメリットをもたらしますし、なにより自分の成長スピードを加速させていくと思います。

私が感じるビーンズの社会的役割

私がビーンズの社会的役割を感じたエピソードをお話しします。

私が担当している高校生は、私がビーンズに参加する前
、中学生の頃からビーンズに通っています。
そんな彼と大学受験へ向けて自己分析をしていた時に、彼から中学時代にあったお話しを教えてくれました。

彼は、中学校の頃、クラスメイトに言われたくないようなことを言われ、人間関係に深く傷ついていました。そしてクラスメイトからの悪口に当時の彼はカッとなり、教室の窓ガラスを割ってしまいました。当然、先生が飛んできますが、叱られるのは彼ばかり。

その時の情景を、高校生の彼が冷静に語ってくれました。

「あの時、学校の先生はガラスを割ったと言う”結果”しか見てくれなかった。もし、”なぜそうなってしまったのか”と言う過程を少しでも聞いてくれていたら、あの時の僕は救われただろうな」

「当時の僕にとってクラスは世界そのものだった。それなのに、クラスメイトからも教師からも認められない。すると、どんどん自信が失われていく。僕は何もできないんだと、ずっと思っていました。」

そして、本当に辛かった時、唯一自分の話をちゃんと聞いてくれたのがビーンズの先生たちだったと言います。ビーンズでは、”ゆるい青春”のつながりの中で、徐々に元気になっていき、進路を決め、高校受験。そして高校では、中学時代に本当にやりたかった青春を彼はやりきります。
部活帰りに映画を見に行ったり、友達と晩御飯を食べに行ったり。
こういうことができるようになったのが、ただただ嬉しかった。と教えてくれました。

2020年からビーンズに参加した私にとって、5年前の中学生の彼の姿はイメージもつきません。
朗らかに笑い、センパイとして部活の後輩たちの面倒を見て、ビーンズでも大学生のセンパイたち、同期の高校生、後輩たちと仲良くしている今の彼の姿が全てです。
でも、彼がそうなるまでにたくさんのエピソードがあって、その中の多くのエピソードが、ビーンズでおこったんだなぁと思うと、なんだかジーンとしてしまいました。

また、先述の窓ガラス事件の事も含め、中学校では学校からの呼び出しもあり、「あの時は、お母さんに心配をかけてしまった」「お母さんをすごく不幸にしてしまった」と言っていました。今ではお母さまの誕生日にお祝いしたり、ご飯を作ってあげたりしていることをよく聞いていて、それもすごく良い変化だなと感じました。

さらにさらに、高校に入ってからは、中学校の時のトラブルの原因になった、自身の課題にも向き合い、身体も鍛え、半年間で20キロの健康的なダイエットをするという……って、す、すごすぎる!!

ビーンズでは「自己分析」や「進路決め」だけじゃなく、ひたすら生徒と雑談する時間もあって、この時間がとっても大切なんです。

「話を聞いてくれる大人がいる」「味方でいてくれる大人がいる」っていう事が、生きづらさを抱える”悩める10代”にとってすごく意味のあることなんだなぁ……ということを彼の5年間想い出を聞くことを通してあらためて教えてもらえた気がします。

ビーンズのプロボノ活動に合う人

山田 明季(だあき)先生の自己紹介 ビーンズメソッドの開発を担う「BM企画室長」私もやまひろ先生もお酒飲まないので、スパークリングリンゴジュースです 笑

とにかくビーンズの理念「なんだかんだ毎日楽しく生きていける人を増やす」にピンとくる人です。

私は「子どもから大人まで、”なんだかんだ毎日楽しく生きていく”ってめっちゃ大事やなぁ」と肚落ちしてから、俄然ビーンズへのコミット量が上がりました。

なんだかんだ毎日楽しく生きていける人を増やす」にピン!ときた方とは、私も含め他のプロボノやインターンたちもすごく相性が良いと思う(笑)ので、ぜひ来ていただきたいです。

社会人プロボノとしてのおすすめのかかわり方

ビーンズでは、社会人プロボノとして、いろんなかかわり方があります。

グループ授業を企画する、PRをサポートする、はては経営戦略を一緒に考えるなどなど…

そんな中、私のおすすめのプロボノとしてのかかわり方は、手前みそですが、私のように生徒サポートや保護者さまへのサポートの現場を経験しながら、運営面もいろいろやってみることです!

総合職や営業職の人だから活躍できる場がある

私は過去に二回プロボノとして他団体に参加した経験があります。

そこでの経験でいうと、「自分が力になれる団体は少ないなー」という印象を持ちました。
というのも、多くの団体では、マーケティングや広報、ウェブデザイナーなど具体的な専門知識を求められたり、また団体によっては臨床心理士などの資格を求められたりするケースが多かったからです。

私は営業職やチームリーダーといった、要は「人とコミュニケーションをとる仕事」をずっとやってきたキャリアだったので「あれ、意外とハマる団体がなーい」と思ってしまいました……

また、これは自分の課題でもありますが、「自分自身のこの部分のスキルをプロボノ先の団体に提供できる」という明確な方向性を探して言語化するのが、すごく難しかった時期がありました。

一方、ビーンズでは、私のように「人とコミュニケーションをとる仕事」の経験やリーダーとしてチームをリードし、サポートした経験がとても活きるプロジェクトがいくつもあります。

私の場合、もともと子どもとのコミュニケーションも苦手ではなかったこともあり、個別指導からスタートし、グループ授業の実践、そして保護者さまへのサポートも一部担当しています。
これらは、どちらかといえば自身の営業職の経験が活きた例だと思います。

これからビーンズの活動について

生徒たちが楽しくチャレンジできる場を作っていきたいなと考えています。
具体的に言うと、ビジネスの現場に出て、深く仕事にコミットした経験がある社会人だからこそできるようなイベントをプロボノのみなさんと一緒に作れたらいいなぁと思います。

最後に私個人の話をすると、将来は「健康・お金・キャリア・つながり」を横断的にサポートできる人物になりたいと思っています。
そのためにも、皆さんとビーンズのチーム文化と活動内容をもっと面白いものに変えていきたいです。
長くなりましたが、これからも皆さん、どうぞよろしくお願いします!

ビーンズのインターン/プロボノ活動について

そもそもビーンズって何を目指しているチームなの?という方は……

ビーンズのインターン/プロボノについてもっと知りたい!という方は……


ビーンズのインターン選考では一次面接に「エントリー面談制」を採用しています。
※詳しくはこちらの動画をご覧ください

ビーンズの「エントリー面談」は、面接というより応募者の方に対してのキャリア相談といった方が近いかもしれません。

応募者の方の強みや向いてる方向性を一緒に考え、成長の方向性がビーンズの活動と合致すれば良いなというテンション感で行っていきます。

そのため、あまり気負わずリラックスしてご参加いただければと思います。

具体的には以下のようなテーマでお話しを聞いていきます。

・みなさんの生まれてから高校までのストーリー
・大学生活でやっていること
・キャリアや大学生活全体への不安・もやもや
・ビーンズのインターンのエントリー面談にチャレンジしてみようと思った背景

次にエントリー面談を受ける際のコツについても説明しますね!

エントリー面談を受ける際のコツはズバリ、

「無理して論理的に分かりやすく説明しようとしないこと」
「とりとめなく もしくは ポツリポツリと話すこと」

です!
キレイな志望理由であったり、論理的な説明などは一切必要ありません!

みなさんの「とりとめがなくても自分らしさが出た話」を元に、

・ビーンズの活動が将来のみなさんのためになるかどうか
・あなたにとって、大学時代にどのような活動をすれば良いのか

といったことをお伝えできればと思います。

一応、「選考」なので、通過か否かという結果は出てしまいます。

しかし、通過されなかった方からも感謝・満足の声をもらっているほどです。
ですから、仮に通過できなかったとしても、ご自身のキャリアを考えるうえで、絶対に意義のある時間になると思います。

ぜひ気軽に応募してくださいね!

あと、最後に1点だけお願いです!

ビーンズのキャパの都合上、応募いただいた全ての方にエントリー面談ができるわけではありません。

ですから、書類選考の段階で不通過となることもあり得ます。本当に申し訳ありません!
ただ、頑張って書いていただいた方ほど通過する可能性が高いので、今のあなたにできる範囲で一生懸命書いてもらえればと思います。

もし、ビーンズのインターン/プロボノ活動に興味もたれた方は、まずは情報だけでもご覧になってみてくださいね。

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