野村俊介(のむしゅん)先生の物語 生徒からインターン、事務局長、学生初代「副教室長」を歴任

野村俊介(のむしゅん)先生の物語 生徒からインターン、事務局長、学生初代「副教室長」を歴任

学習支援塾ビーンズの野村俊介です。ビーンズ内では、”のむしゅん”と呼ばれています。
本記事では、元生徒の私がビーンズでインターンとして活躍するようになったきっかけ、副教室長までの道のり、そして将来の夢について語りつくします!

野村俊介(のむしゅん)先生の物語 生徒からインターン、事務局長、学生初代「副教室長」を歴任

ビーンズPRチームより

ビーンズのブログ記事は、皆さまに広く読んでもらうために、5000字程度に収めるのが原則です。しかし、今回の記事作成にあたり、野村へのインタビューを行ったところ、あまりにも内容が濃く、気づいたら1万5000字に迫る大作となってしまいました……。

でも、野村の魅力を余すところなくお伝えするためには、どこも削れません……! なので、今回に限り、「皆さまに広く読んでもらう」ことを目的とせずに、

・ビーンズの大ファン(野村とお話ししたことがある保護者さまなど)
・野村の挑戦に日頃からご協力いただいている社会人プロボノの皆様

に向けての記事といたしました。なので、カットは一切なしの大作が爆誕いたしました!
もちろん、初めてビーンズのことを知った方でも読めるようにはしておりますが、とても長~~~い記事であることを、あらかじめご了承いただけますと幸いです……!

基本プロフィール

■愛称
のむしゅん先生

■役職
事務局長→副教室長(任期全うしました!)

■担当科目
物理(専攻)・数学・英語・国語(社説要約の授業が大好きです)

■科目勉強以外
自己分析指導・面接指導・宇宙の話

■大学/学部
東北大学理学部物理学科(宇宙から透明マントまで研究する学科です)
※ビーンズにフルコミットするために休学中

■経歴
都立名門高校に入学するも1年生で不登校になり中退→ビーンズに生徒として入塾→高卒認定→大学受験(詳しくは以下の記事で)

ビーンズのインターンとして……

インターンとして採用されるまで

こちらの記事でも書いていたのですが、私は元ビーンズの生徒です。
二回目の不登校である高校生のときにビーンズの生徒となり、進路決め・大学受験の入り口まで伴走してもらいました。

大学合格の際もビーンズへ報告し、お祝いしてもらいました。

大学入学後、ビーンズと関わる中で、代表の塚﨑さんからビーンズの状況を伺ったり、
ビーンズの教育の方針や考えを知る機会もいただけました。

「物理・宇宙が好き!と言う気持ちは嘘じゃない。」

「だけど、かつて自分がお世話になったビーンズをもっと面白くしたいと言う気持ちも本当だ。」

こうして正式にビーンズのインターン面接に挑戦することになりました。

副教室長となってビーンズの採用と育成について運営側にまわった経験を経た今だから言えることですが、ビーンズのインターン選考は割とシビアです。

「〇〇の科目を教えられる」「〇〇のスキルがある」といった”能力”で採用される……なんてことはありません。

詳しく言うと面接内容のネタバレになるので避けますが、学習支援塾ビーンズのインターン像に合っているかというフィット感を一番みられています。

 

要はビーンズとの相性です。ですから面接対策しようがないんです。

 

後で、自分の面接評価を自分で見る機会があったのですが、かなり採用を悩まれたようです(笑)

「少なくとも”即戦力”ではない……」
「あとメンタル面も色々課題あるよね」
「採用するならグッと踏み込んで伴走しないと、インターンとして意味がないよね」

というような事が書いてあったのを読んだときは、シビアにみられてたんだなぁと思いました(笑)

研修の日々

野村俊介 学習支援塾ビーンズ  

 

インターンとして採用された当時は、自分が講師になってビーンズの生徒たちに伴走するということは、あまり考えていませんでした。

かつて生徒時代の自分がそうだったように、ビーンズの生徒たちをサポートするのは、一筋縄ではいきません。

難しい局面をオーダーメイドで対応し続けないといけないと知っていたからです。

それでも、生徒といろいろ絡みたい……!と、思っていたら、早速研修が始まりました。

研修ではビーンズメソッドを読み込み>知識テスト>模擬授業テストへと進みます。
これらを1~3ヶ月かけてクリアして、ようやっと授業見学に出られるんです。授業ではなく、「見学」にですよ!?

学習支援塾ビーンズ『インターン学習系統図』※ビーンズメソッドの研修系統図 初め見たときは度肝を抜かれましたが、今となっては「ああ、この研修あってよかったなぁ」と思うものばかりです。

ペーパーテストは得意なので、サクッと合格したのですが、模擬授業テストが難関でした。

ベテラン講師が演じる生徒役に、(講師が演じていると分かっていても)緊張してしまったり、話題の切り替えがうまくいかなかったり、正論を伝え過ぎてしまったり……何回も不合格を食らいました。

”テスト”と名の付くものはそれなりに頑張って結果を出してきた自負があったので、当時はかなりストレスでしたね笑

ただ、研修期間は、メンター(※)の方に支えてもらえたので、頑張ることができました。
※研修中の新人インターンにつく先輩スタッフのこと。エース級の講師が新人スタッフのチャレンジにどこまでも伴走するビーンズの育成システム。

 

そして今、副教室長という立場も経験したからこそ、思うことなのですが……

不合格を告げられた後、メンターの方から毎回いただけるフィードバック、それがかなりよかったなと思います。

ビーンズの今までの生徒の事例に基づいたフィードバックをもらうことで、今まで知識として知っていたビーンズメソッドの理解が深まりました。

「ああ、だからこの時、〇〇するんだ」
「そういえば、自分が高校生だったときも、ここの部分でツラかったな」

……とスッと肚落ちしたんです。

不合格続きからの再挑戦は正直大変でした。

でも、おかげで講師としてデビューした後、最初から自信を持って生徒と向き合うことができたと思います。

備考:ビーンズメソッドって?

ところで「ビーンズメソッドってなに?」という方は…… まずはコチラの動画をご覧ください。

「情熱大陸」「カンブリア宮殿」などの各種メディアで著名な花まる学習会代表 高濱正伸先生、教育ジャーナリストおおたとしまささん
このお二方とビーンズ塾長の長澤が、”悩める10代”の現状、そしてビーンズメソッドの考え方について講演しました。

おおたさんには「ガラスの十代のトリセツ/ビーンズメソッドに学ぶ」と題し、ビーンズメソッドの基本的な考え方についてお話しいただいています。

そして、ビーンズを取材していただいた『不登校でも学べるー学校に行きたくないと言えたとき』(集英社新書)。講談社FRaUさんでは、ビーンズメソッドの内容を端的にまとめていただいています。こちらもぜひご覧ください。

インターンとして様々な経験を積む

さて、生徒対応のBasicコースでビーンズメソッドの基礎を理解し終えたら、次はAdvanceコースです。

本記事は、ビーンズのインターンの内容を詳説する記事ではないので、詳細は省略しますが、Advanceコースでは「ポストチャレンジ制度」といって、ビーンズの各部署に行って業務を見学したり、実際に一部携わったりします。

学習支援塾ビーンズ 「ポストチャレンジ」

例えば、れおん先生が所属していたPRチームでブログに利用するための画像を編集したり、動画を作成したりするのを見学したり、一部は私も試させてもらいました。
(ちなみにこのポストチャレンジのご縁で、ビーンズ内で動画編集もお手伝いさせてもらいました。)

そして、後に副教室長に就任するきっかけとなる出会いもありました。

「経理業務」というものを初めて知ったんです。

それまで漠然と「授業料の計算とか誰がしてるんだろうな(知らんけど)」と思っていました。

ポストチャレンジで、いろいろとビーンズの経理業務の仕組みを聞かせてもらい、経理業務というものがようやっと頭で理解したというか、ビーンズというチームを運営するにあたって講師として生徒と伴走するのと同じくらい重要な業務があるんだなーということを知ることができました。

もちろん研修期間中だった当時は深くは携われませんでしたが(生徒の個人情報がたくさんあるので)副代表の長澤さんから、「ビーンズの経営の要点とはつまり、六大業務(HR開発、業務効率化など)をすすめて、四大資本(資金・人材・信頼・ノウハウ)を得ることだ」という説明をされて「ああ、これが経営を考えることか」と、当時すごく刺激を受けた記憶があります。

保護者さまへのサポート方法を学ぶ

またAdvanceコースでは、ビーンズ生徒の保護者さまへのサポート方法も学びます。
特にこれから大学生でインターンとして学ぶ人たちは、そうだと思うのですが保護者サポートの方法を学ぶのは、とっても大変です……。

正直、戸惑います。

先ほどのBasicコースでの学びである生徒サポ―トについては座学内容も、模擬授業テストのお題も、私は「あー、これは(生徒の)気持ち分かるなー」と思えました。
(自分に不登校経験があったこともありますが、なにより若いですからね!)

しかし、保護者さまの悩みに寄り添うのは、最初は本当に分からないことだらけでした。

ただ、ビーンズ独自の保護者サポートノウハウであるオヤゴコロサポートメソッド(OSM)を学び、面談に同席させていただいたりする中で、だんだんと保護者さまのお気持ちやツラさを肌感覚として取り込むことができました。

保護者対応のテストを突破してからは、毎週のように保護者さまとお話しさせていただきました。

まだ若く経験も少ない私でしたが、ビーンズメソッドの学びと、講師として多くの生徒を伴走してきた経験、そして自身の不登校経験を織り交ぜて、一生懸命お話しさせていただきました。

リーダーへの道

講師として一人立ち。

やっと、Basic・Advanceコースの研修期間を終え、やっと授業を担当できるようになってからは、ありがたいことに保護者さまや生徒から指名をいただく機会も多く得ることができました……。長い研修期間の成果が出たと感じられて、本当に嬉しかったですね!

そして逆境。

ただ…… しばらくして落とし穴にはまりました……
今思い返すと、「なんとなく良い感じで終わる授業」に満足している自分がいたのです。
生徒と信頼関係を築いたことに満足して、グッと生徒の背中を押すべきときに背中を押していなかったんですね……

結果として、受験生の生徒から、「のむしゅん先生は頑張らないといけない自分を本気で支えてくれない」というキツい声をもらうことなってしまったんです……。
しかも、保護者さま伝てで……。

それなりの期間授業を担当してた生徒からでしたから、かなり落ち込みました。

深く反省して、「生徒に嫌われないことを優先し過ぎて、表面上の会話しかできていない自分」に気づきました。

自分の今のままのスタンスだと、何かに深く悩み、それを誰かに打ち明けたい生徒や、本気で何かに挑戦しようとしている生徒のためにならないことを痛感しました。

そこから、信頼関係を築いた生徒の内面に深く踏み込み、悩みに寄り添ったり背中を押したりする手法を本気で学びました(私のことを見越したように、そのような対話技法のノウハウが既にビーンズメソッドの中に準備されていたのには驚きましたが……笑)。

結果として、「優しいだけののむしゅん先生」ではなく、「優しくて頼りがいのある、のむしゅん先生」に近づけましたし、状況が深刻な生徒や本気で挑戦する受験生の対応を任せてもらえるようになりました。

他にも、生徒対応で心がけていることとして、生徒のことについて真剣に考えるのは当然として、俯瞰的な視点も持ち続けられるように意識し続けるようにしました。

生徒の状況に応じて、自分の主観的な考えや経験談を話すこともありますが、あくまで「考え方の一つとしてこういう考えもあるよ」ということを強調するようにしたり、授業実施前に前回までの授業を振り返って客観的に見てみてから「今日の授業はこの方針で実施しよう」と考える時間は短くても必ず取るようにしました。

そんなこんなで、いろいろな失敗経験がありつつも、最終的には、どんな生徒の対応でも自信を持って取り組めるようになりました。

この自信は「自分に対して」というより、他のメンバーたちの存在……「チームに対する自信・安心感に近いです。

今、こんな風に思えるのは自分自身が生徒対応において何ができるかを考え抜いたからこそだと思いますし、より広い視野で生徒のことを考えられるようになったからだと思っています。

初代 事務局長

 

講師として一人立ちしてしばらくしたところで、別の課題が見えてきました。

ビーンズの運営課題です。

傍目からみても、代表の塚﨑さん・副代表&塾長の長澤さん・教室長&人事統括の山本さんにバックオフィス業務が集中し過ぎていました。

トップ3人がもっとクリエイティブな仕事に割ける時間がないと、ビーンズの生徒・保護者対応の質が上がらず、いつまでたっても「悩める10代100万人課題」は解決できない……
(あと、私がせっかく企画した提案もトップ3人に時間がなければ、アドバイスをもらえませんし……笑)

「授業以外の教室運営のタスクをボランティアでいいのでやらせてくれ」

「やった結果は保証しないし、やり方が間違ってたら(優しく)教えてくれ!」

と無茶なお願いをしたところ、手取り足取り教えてもらえました。

で、実際に少しずつお手伝いしていく中で、私は「業務のパック化・自動化」を企画実装することが得意だなと感じました。

そこで、自分から一歩踏み込んで提案し、教室運営上のバックオフィス業務を一手に引き受ける事務局を創設しました。
目標は、「学生スタッフだけで教室運営上のバックオフィス業務をノーミスで回す」を掲げ、そして初代の事務局長に就任しました。

一言でバックオフィスといっても、ビーンズのバックオフィス業務はたくさんあります。
授業のスケジュール管理/入塾契約書の管理/請求額の確認/講師からの連絡対応 etc.

これらを学生スタッフだけでノーミスで回すにはどうすればいいかを考えました。

まずは、マニュアルがまだまだ足りなかったので、トップ三人からヒアリングして、全ての業務のマニュアル作成を進めました。

バックオフィス業務を自分で回しながら、その業務のマニュアルを作るのは本当に大変でした。

長澤さんから何度も何度もダメ出しを食らいながらも、なんとか完成させることができました。

リーダーとしての苦悩

ただ、本当に大変なのはここからでした……

事務局長になったのは良いものの、中高不登校経験者で、大学はコロナでオンライン授業ばかりという私には、リーダー経験など一切なかったのです……!(いや、最初に気づけと言う話ですが)

たくさんの学生メンバーが事務局に集まるものの、

「結局、最後は僕が尻拭いするんじゃん」
「みんな、単なるバイト感覚でやってるじゃん」
「事務局を改革して、本気で悩める10代100万人課題を解決したいのは、僕一人だけだ!」

と感じてしまい、イライラする日々が続きました……。

そして「自分はこんなに頑張っているのに、なんでみんな自分をフォローしてくれないんだろう……」というリーダーの孤独をひしひしと感じました。
(自分で書いてて本当に恥ずかしいのですが、きっと私の後進たちも通る道だとも思うので公開します……)

とはいえ、それを大学生メンバーにはぶつけられません。そこでイライラと孤独は、全部、代表の塚﨑さんに毎晩泣きついて発散してました(笑)

塚﨑さんには情けない姿を散々晒しましたが、あの時間が自分にとっては必要だったのかなと思います。

塚﨑さん相手に発散した後は、副代表の長澤さんとご飯を食べながら「リーダーとしてメンバーに気をつかうのはもう嫌だから、トップ3人の輪の中にいれてくださいよ」と伝えました。

今、あらためて自分の発言を文字化すると、明らかに論理破綻しているし、何より猛烈にカッコ悪いのですが、当時は追い詰められていたんです……笑

言った瞬間、「あ、ヤバい…… よりによって、こういう話題には特に本気になる長澤さんにかなりマズいことを言ってしまった……」と思ったのですが、時すでに遅し……
長澤さんから、自分自身のリーダーとしての足らずの部分を、1時間以上ストレートに伝えられ続けました……笑

ただ、これまでずっと塚﨑さんに優しく受け止めてもらっていたので、長澤さんからのストレートな正論を落ち着いて聞くことができましたし、自分が塚﨑さんにも長澤さんからも期待されていることをひしひしと感じることができて、逆に心が落ち着きました。

翌日から、私の直上のリーダーである教室長の山本さんにフォローしてもらい、
・トップ3人に一方的に甘えるのをやめて、むしろトップ3人を自分が支えるくらいの心づもりでいる
・自分が率いる事務局のメンバーを自分が丸ごと受け止める覚悟を持つ
というマインドを持つようにしていきました。

既に落ちるところまで落ち切っていたので、このマインドチェンジはすんなりとできました。

さらに、このマインドでいることで逆に色んな人がフォローしてくれるようになったので、むしろ気が楽になりましたね。

ここでやっと、自分のリーダーとしての仕事が始まった気がしました。

初代 副教室長就任へ……

学習支援塾ビーンズ 濱崎翔吾  野村俊介 弁護士 松井春樹

ここまで七転八倒の連続でしたが、なんとか当初の目標であった、

学生スタッフだけで教室運営上のバックオフィス業務をノーミスで回す」を達成することができました。

今までトップ3人しかできないことを、学生だけで運営することができた……

この事実を噛みしめたとき、リーダーとして頑張ることの醍醐味を感じました。
そして、「もっと高みにいきたい……」という強い思いが生まれました。

ビーンズのミッションである2030年までに「悩める10代100万人とその横で泣いている保護者をサポートする」ビーンズメソッドを完成させ、2040年までに社会全体に広められる存在になるを達成するために、自分ができることはなんだろう?と考えました。

自分なりの現状分析

まず、自分なりにビーンズを取り巻く現状を分析してみました。

ビーンズには、かつての自分のような「悩める10代」がやってきます。

その悩める10代の状況を改善するためには、その隣で泣いている保護者さまもサポートする必要があります。

ですから、サポートできる仲間を増やしていく必要があります。

しかしながら、ビーンズは基本マンツーマン授業です。

それに対し、悩める10代は100万人です。

仲間をもっと増やす必要があります。

しかも、しかもネガティブな情報と感情が渦巻く社会で、大学生や(多分)若手社会人にも不安が広がっています

つまり、ビーンズの仲間を増やすためには、採用人数を増やすだけではダメで、採用した後、彼らのさまざまなストッパーを外しながら、元気にしていく必要があります。(私が好例です)

よく代表の塚﨑さんが「今後、ビーンズの生徒とスタッフの境目がなくなる時代がやってくる。生徒も大人たちも皆、不安を抱えている。そして、スモールステップで変化していく。」と言っています。

自分の経験からも、私の周りの大学生たちを見ても「多分、そうなるだろうな……」と感じています。
だからこそ採用・育成、そしてチーム文化づくりはビーンズにとって、よりクリティカルな分野になるだろうと考えました。

そこで、ビーンズの人事統括をしている教室長の山本さんには、採用・育成、チーム文化づくりにまい進して欲しい。

そして、たくさんの大学生・若者と出会い、元気にし、「悩める10代100万人」をサポートする仲間を増やしていってほしいと思ったのです。

その山本さんの時間をつくるために、自分が生徒・保護者対応を統括する。

しかし「自分が生徒・保護者対応を統括する」というだけでは、子どもの遊びです。

やるなら、ビーンズ全体の予算にも責任を持ってやる。

自分がビーンズ全体の予算にも責任を持つことで、地に足のついた思考と、資金面を意識した意思決定をします。

そして、自分がビーンズ史上最も責任ある立場に就いた学生スタッフとなることで、「若く勢いのあるビーンズのチーム文化」をさらにブーストします。

……という考えを温め、「自分に教室運営のトップをやらせてほしい」と手を挙げました。
これが、「副教室長」のスタートでした。

後任の事務局長を育てる

野村俊介 学習支援塾ビーンズ  

もちろん、就任はすぐに決まったわけではありません。
まず、私が副教室長になって、より教室運営全体を見渡し、意思決定をおこなうためには、元々の事務局の運営を安心して誰かに任せられるようになることが必須です。これがすごい難関でした。

自分の中でルーチンになっており、自分なりの合理的な業務フローもできていましたが、それを完璧に、漏れなく、誰かに任せるにはどうすればいいか。

もちろん、今までの人生でそんな経験は一度もありません。

かなりナーバスにもなりましたし、そのたびに長澤さんや、戦略顧問の濱崎さんに何度も相談しました。

事務局長の人選にも頭を抱えました。

ビーンズでは事務局の理念は「想いやりの源泉」としています。

なぜそんな内容になったかというと、事務局が扱う業務は、万一ミスが発生するとビーンズの業務全体が(瞬間的に)止まる可能性があり、丁寧にやらなければならない内容だからです。
一方で、生徒や保護者さまと直接やりとりし、対応のスピードとともに、生徒・保護者さまの不安や心配を少なくしていくことも求めらます。

このように事務局長は難しい役割です。(にもかかわらず、一般的には”総務”と一言で説明されてしまうようなところもあり、いまいちパッとしないところもある…… なんとも損な役回りです 笑)

そんな大切な(でも派手さに欠ける)役割を任せられるのは誰か……。 悩みに悩みました。

そんな時、事務局メンバーだったひなぽんが「事務局長に挑戦したい」と手を挙げてくれたのです!

「自分のやってきたことを引き継げる!」ということで、ほんとうに嬉しかったです。

しかし、喜ぶだけではダメです。

ひなぽんが事務局長に就任するにあたっては、事務局長としての心がまえを伝え、やることのフローを伝え、時に正論も伝えないといけません。

事務局は人数もいますし、いつもは、皆ほのぼのと活動しているのですが、リーダーに手を挙げた途端、こちらもモードを変えて向き合わないといけない。

彼女にとっても大変だったと思います。それでも、彼女は「やる」と言ってくれました。

学習支援塾ビーンズ 事務局長 松添日向子 (ひなぽん)野村俊介 (のむしゅん)ひなぽんの事務局長就任式。焼肉屋さんで、未だかつてないほど真顔でしゃべりました

ひなぽんが事務局長に就任したのを見届け、私も副教室長就任へ向けて詰めの調整をおこないました。

副教室長は、責任・コミット量ともに今までの比ではありませんから、働き方、労務的なところ、そして私の今後のキャリアも含めて長澤さん、山本さんと面談しました。そのうえで副教室長に就任したのです。

副教室長としての活躍

本章では、副教室長として、私が取り組んできた活動についてお話ししたいと思います!

教室運営業務

副教室長としての業務は、掃除から備品の管理まで多岐にわたります……

その中でも一番神経を使うのは経理業務でした。

授業料の計算や請求書の発行業務などを副教室長の私と一緒にやってくれる「事務局長」(事務局長も大学生です!)とタッグを組んでタスクをこなしました。

ビーンズでは「授業料は保護者さまのビーンズへの期待と応援・現場の講師の頑張りの結晶」と教わります。

絶対にミスが起きないように、何度も何度もチェックしていますし、各種ツールを導入して自動化を促進することで、そもそもミスが起きない仕組みを考案・実装しています。

また、ビーンズ全体の予算管理を担う者の一人として、金融機関の方との打合せにも同席しました。

目の前の生徒のための教室づくり

副教室長として担ったビーンズの教室運営は、「目の前の生徒の状況改善を実現する」ことを目的としています。

これはビーンズの教室運営チームが今後どこまで拡大しても変わることはありません。

副教室長として意識したのは……

・心理的安全性のある、「テレず・和やかに・建設的に・本音で語る」が実現できるチームづくり

・ビーンズの経営基盤の強化

・自身のリーダーとして成長

でした。

そして、副教室長としての最初のチャレンジに「目の前の生徒の状況改善を実現する」ための「目の前の生徒のための教室づくり」を掲げました。

約20名の講師の統括

さて、目標は掲げましたが、私一人ですべての生徒をサポートしたり、講師メンバー全員をフォローすることは不可能です。

では、どうするか。

ビーンズには「担任」と呼ばれるエース講師たちがいます。

この担任の皆さんが他の講師に指示出しやmtgの設定をしてくれます。

この担任の皆さんを私がサポートすればいいのではないか……と思うようになりました。

担任の皆さんと、定期的に面談し、皆さんが策定してくれた、生徒ひとりひとりの1~3ヶ月スパンの授業方針について話し合い、疑義があればそれを伝え、よりよいアイデアを出し合って、最終的に一緒にOKサインを出す。

自分もビーンズメソッドを内面化し、現場の講師としての実践を繰り返してきたので、自信満々!

……と言いたいところですが、生徒時代の私と同じく、深く悩んでいるシリアスな状態の生徒も多いので、責任の重さを感じます。

でも、私だけではなく、生徒のことを一番よく知る担任のひとりひとりと一緒に、生徒のサポート方針を決めます。

保護者さまとの最初の面談

さて、副教室長となると自分が講師として授業を担当できる機会が少なくなります。

その分、意識したのが保護者さまとの最初の面談にはなるべく顔を出すことです。

講師時代から、保護者さまとの面談を担当していたので慣れてはいるのですが、副教室長というポジションになってから、より面談の大切さを痛感させられました。

ビーンズの生徒サポートの効果を100%発揮するには、保護者さまに我々を信頼してもらい、二人三脚で子どもをサポートする体制を構築することが何よりも大切だからです。

はじめましての保護者さまとも「本気の面談」……

保護者さまからお悩みを伺い、ビーンズメソッドをお伝えし、そして保護者さまにご協力いただきたいところは、まっすぐにお伝えする……を心がけていました。

 

次世代のリーダーを育成する

学習支援塾ビーンズ リーダーサミット

※大感動&大号泣の「感謝の言葉を書くワーク」この時の様子はだあき先生の記事をご覧ください

副教室長として常に意識したのは「のむしゅんは特別だったから、副教室長の任を全うできたんだよね」と言われることがないようにしたことです。

ですから、常に後進を育成する姿勢を持ち続けていました。

具体的には、

①現場の講師のレベル向上
・保護者さまとの面談と体験授業を担当できる講師を増やす
・生徒との相性を考えたうえで、新しい講師のマッチングを現場の講師で行えるようにする
(副教室長が全てやっていますが、現場の講師が担当した方がミスマッチリスクを減らせると考えています)

②情報交換や意思決定の仕組みづくり
・特に対応に気をつかう受験生の受験対策の進捗情報を一元管理して、現場の講師が悩んでいるようであればこまめに軌道修正する仕組みづくり
・事務局長との会議体の設定

③「副教室長をやってみたい!」と思ってもらえるようなチームの雰囲気づくり
これが一番重要だと考えています……

努力すれば自分でも出来るかもしれない。楽しそうだし、成長もできそう!」とメンバー全員に思ってもらえるように、私自身が「楽しく熱く」業務に取り組むようにしました。

また、「のむしゅんが有能だから副教室長やれているんだよね」という誤解が生まれないように、新人メンバーにもどんどん頼っていきました。
(だいぶ、ポンコツな姿もさらけ出しました)

(副教室長の任期中にはかないませんでしたが)私の後任の副教室長をなんとしても発掘し、育成したい!副教室長の属人化を避けたい!というスタンスは、今のビーンズのインターン文化にしっかり根付いていると思います。

外部の大人たちからも助けてもらう

とはいえ、大学生が自分の経験や知恵で課題を解決しようとしても限界があります。
そこでビーンズのトップ3人はもとより、ビーンズに協力していただいている外部の若手社会人プロボノの方々にコーチをお願いし、教えを乞うことにしました。

学習支援塾ビーンズ 戦戦略顧問 濱崎翔吾 野村俊介

特に濱崎さんは、僕のメンターとして夜通し色々と語らせていただいています 笑

・日系大手通信会社に勤めながらコーチングの資格を持つ方からは、リーダーとして、一人の人間としてのあり方を……

ビーンズ顧問弁護士の松井さんからは、人事労務の話を……(若手官僚やスタートアップの方との会合にも誘っていただき、常に視野を広げさせてもらっています!)

・外資系戦略コンサルティングファームで活躍され、ビーンズの戦略顧問でもある濱崎さんからは、常に思考し続ける大切さと成長に対するアグレッシブな姿勢を……

児童精神科医三木先生 学習支援塾ビーンズ 勉強会「MDMC」

さらに、『リエゾン-こどものこころ診療所-』で監修を務めていらっしゃる 児童精神科医 三木崇弘さんの「三木ゼミ」でも、僕の悩みや青臭い話を聞いてもらっています。

ビーンズメソッド実装のメインエンジン

副教室長とは何か。

色々な役割がある中で、一番大切なのは副教室長が「ビーンズメソッド実装のメインエンジン」だということです。

BM開発Div.がどんなに良いビーンズメソッドを生み出しても…
HR開発Div.がどんなに良い人材を採用し育成しても…
事務局がバックオフィス業務をパーフェクトに回したとしても…
生徒・保護者サポートの現場でビーンズメソッドが使われてこそ、意味があります。

副教室長は、この重要なビーンズメソッドをビーンズのチーム全体に実装するメインエンジンです。

悩める10代の生徒たち・保護者さまをサポートしている現場へビーンズメソッドをひろめ、届けていけるように…… ということを現場にいながら常に意識していました。

ビーンズの新しい文化をつくる

ビーンズのミッションは「悩める10代100万人とその横で泣いている保護者をサポートする」です。

10代の実数は年々減っているのに、なぜか悩める10代が年々増え続けるこの社会で上記ミッションを達成するには、今のビーンズを100倍の規模感とスピード感のあるチームにして、そこからさらに100倍にしなければ追いつきません……

ビーンズのチームの中心になるのは教室運営業務です。

ですから、常に改善・変化していく必要があります。

副教室長として、常に自分が教室運営業務に変化をおこしながら、「変化させる」文化そのものも後進に引き継いでいきたいです。

経営戦略を学び実践し、ソーシャルビジネスに還元する

学習支援塾ビーンズ 勉強会の様子(リーダーサミット)

大人・学生リーダーたちとの会議の様子です

副教室長としての任を遂行している中で、ビーンズのパーパスやミッションを経営戦略に落とし込むことの難しさを痛感しました。

ソーシャルビジネスの社会的意義は大きいと思います。しかし圧倒的に利潤は上げにくいです。

そんな社会的意義が大きく、かつ利潤を上げにくいソーシャルビジネスこそ、研ぎ澄まされた経営戦略が必要だと感じています。

私も副教室長となり、ビーンズの財務状況を見ることもありました。

生徒も仲間もどんどん増え、それなりにイイ感じに運営されていると思っていたビーンズでさえ、いろいろと大変です(笑)
(トップ3人がめっちゃ努力してるから成り立っているんだなぁと、そこで初めて気づきました)

ただ、今の自分には「研ぎ澄まされた経営戦略」を考案して実行する力はまだありません。

また、この部分に関しては、自分を今まで手取り足取りフォローしてくれたビーンズの経営メンバーの皆さんから教わることができる領域でもありません。
(仮にその領域が得意なら、もっとビーンズは大きくなっているはずですし……)

 

ここからは自分で学ぶしかないなと感じています。

 

大学生活の後半戦もビーンズにフルコミットし、最高の状態でポストを後進に引き継いで、大学卒業後は戦略コンサルティングファームに就職したいと考えています。

ビーンズの代表や塾長、そしてソーシャルベンチャーの経営者の方々とお話しする中で、

「社会課題を解決するパーパスやミッションを持っているだけではダメだ。」

「大切なのは、パーパスやミッションを如何に経営戦略に落とし込むか。」

「さらに大切なのは、経営戦略の存在よりも、いかに行動に移すかがだ。」

と何度も言われました。

ビーンズで学んだことは、自分の手を動かし価値を創出することの大切さ。

ひたすら思考し、すごい良いアイデアを考える……だけでは意味はなくて、高速で手を動かして早く6割完成させて、回して、仕組み化して、自分以外のみんなができるようにする。
……これが大切だなということです。

そして、成長のために、将来の就職先では圧倒的にコミットして結果を出すつもりです。

結果を出す中で戦略立案の真髄を学び、就職先での仁義と恩返しをしっかり果たしてから、(できれば就職先から応援されながら)晴れてソーシャルビジネスに挑戦するつもりです。

その時には、さらにパワーアップしているであろうビーンズとタッグを組んでビーンズメソッドを世に広める推進力になりたいです。

 

【コラム】私の休憩タイム

代表・塾長(副代表)・教室長(人事統括)といった経営メンバーのみなさんに、ほぼ毎日ランチに連れて行ってもらいました(笑)

・いつもニコニコ話を聞いてくれる代表
・仕事のスピードと質にはめちゃくちゃ厳しいけどおちゃめな塾長(副代表)
・私の直上の上司で、全ての業務を伴走し、辛いときも支えてくださる教室長(人事統括)

という、経営メンバーとビーンズの今後のビジョンについて熱く語り合い、ときには私の進路相談にも乗ってもらっています。

 

さいごに インターンに参加して「とりあえずやってみる!」スタンスが身についた

ここまで自分の恥ずかしいエピソードも、夢も、全てお話ししました。いかがだったでしょうか 笑

最後に、ビーンズにインターンに参加して、自分がどんな風に変わっていったのかについてお話ししたいと思います。

自分の変化を一言でいうと…「とりあえずやってみる!」というスタンスが身につきました!

もちろん、「博打的なことも含めてリスクも何も考えずにやってみよう!」ということではありません 笑。

チャンスを前にして

「失敗したらどうしよう……」
「なんか大変そうだからやめとこ…」

となることがほとんどなくなり、「いろいろ大変かもだけど、とりあえずやってみよう!」と、とりあえずチャンスに手を伸ばしてから後からどうするかを考えるようになったのです。

その結果、いろんなチャンスを手にすることができましたし、世界が驚くほど広がっていきました。

元々チャンスに手を伸ばせる性格ではない僕が変われた理由

ここまで、この記事を読んでくれている方に誤解してほしくないこと一つあります。

それは、僕が元々チャンスに手を伸ばせる性格だったわけではないということです。

そんな僕が変われたのは、ビーンズに「チャンスに手を伸ばした方が良い」と思える環境があったからです。

その環境の中で、少しずつ自分を変えることができたのです。

ビーンズでは、結果に関わらずチャレンジした人が評価されます。

失敗しても、とりあえず「ナイスチャレンジ!」と言ってもらえます(笑)
ですから、「失敗しても良いからやってみよう!」とか「とりあえず手を挙げてみて大変だったら協力してもらおう!」と思えるようになるのです。

そしてチャレンジを続けるうちに、今自分がやるべきことを俯瞰で判断して、「1人でチャレンジできそうなこと・1人でチャレンジしてみたいこと」と「チームでならチャレンジできそうなこと・チームでチャレンジしてみたいこと」みたいな感じでチャンスの分類や見極めみたいなことができるようになった気がします。

とはいえ、俯瞰的にチームを見れるようになったのは「自分が!自分が!」とやっていた時期があったからこそだと思うので、これからインターンになる方は、最初は「自分が!自分が!」と活動することをおすすめします 笑

もちろん、

「そうは言ってもいきなりできないよ…」
「何か挑戦したいけど、それ以上に怖いし、不安…」

という方も、ビーンズなら大丈夫です。

私も、そして周りのベテランインターンたちも、みんな挑戦することへの葛藤や不安を乗り越えています。

(私がそうだったように) パッと見は華やかな活動をしているように見える人も、リーダーになっている人も現在進行形で新しい悩みを抱えています(笑)

だからこそ、挑戦することへの葛藤や不安を抱えている人のことが理解できるし、「みんな挑戦には葛藤や不安がつきもの」という前提でチームづくりができているのです。

ビーンズには本当にいいチーム文化があるので、悩んでいる人もぜひインターンに挑戦してほしいなと思います!

2023年3月追記 副教室長を卒業しました!

学習支援塾ビーンズ 野村俊介

副教室長の任は後進へ譲りますが、「ビーンズに卒業の二文字ナシ」です。これからの活躍もご期待ください!

学習支援塾ビーンズ 教室長 山本浩貴 野村俊介
寄せ書きを書いてもらいました!うれしい!

 

そもそもビーンズって何を目指しているチームだっけ?という方は……

もし、ここまで読んで「ビーンズで僕と一緒に活動したい!」って方は、こちらの記事もご覧ください!

この記事を読んでくれた方と、いつかビーンズでお会いできることを楽しみにしております!

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野村俊介(のむしゅん)先生の物語 生徒からインターン、事務局長、学生初代「副教室長」を歴任

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