エンカレ授業の紹介「コンサルタントに学ぶ、大人になる前に知っておきたい"まち"の話」

本記事では、"まち"をテーマとするエンカレ授業の様子をお伝えします。

皆が住む"まち"をテーマに、子どもたちに社会に対する想像力を身につけてもらい、理想の"まち"とは何か、アイデアを出してもらいます。

題して、「コンサルタントに学ぶ、大人になる前に知っておきたい"まち"の話」です!

特別講師にエンカレ「細川ゼミ」顧問の細川甚孝先生をお招きしました。

 エンカレ特別コンサル 細川 甚孝(しげのり)先生
合同会社政策支援 代表社員
上智大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程満期退学
早稲田大学大隈記念大学院公共経営研究科修了
細川先生の詳しいプロフィールはこちら

細川 甚孝(ほそかわ しげのり)

コンサルタントに学ぶ、"まち"の話

授業の目的

本授業の目的は、生徒たちに想像力や社会性を身につけてもらうことでした。

みんなが生活する"まち"について知識を増やし、未来の問題を一緒に考えてもらうことで、生徒たちが自分自身の進路進学に向き合うためのキッカケづくりをしていきます。

"まち"について知る!

授業では最初に、"まち"に関する様々な情報を生徒たちへ伝えていきました。シビアな状況にある"まち"の存在などを知ると、子どもたちはとても真剣な表情で話を聞いてくれました。

"まち"が崩壊していく現状
高齢者が多い地域や、人が少ない集落などはだんだんと消滅していってしまう。東京でも少子高齢化がすすみ、あと3年で(2020年)人口が減っていく。

なぜ"まち"が崩壊していくのか?
大きい理由は、高齢化と人口減少の二点。
地方では若者が東京に移住してしまうので、高齢化が加速していく。
若者は低賃金で働くので結婚・出産が難しく、子どもがますます減っていく。

なぜ"まち"があったほうがいいのか?
高齢化や人口減少などによって、行政の収入(税収)は少なくなり、東京でも財政赤字になる区がでてくる。だからこそ、人々が互いに支え合っていくと言う意味"まち"という存在が、必要になっていく。

グループワークで"まち"について考える!

講義が一通り終わった後は、生徒たちに「魅力的な"まち"」について考えてもらい、そのために自分たちができることについてグループワーク形式で考えてもらいました。

グループークで考えたこと
・魅力的な"まち"とは?
・魅力的な"まち"を作るために、自分ができることは?
・魅力的な"まち"を作るために、友達と一緒にできることは?

ワークの時間になると、子どもたちはまるで自分自身が町長になったような視点になって、理想の"まち"について、一生懸命アイデアを出してくれました。

「人が集まる"まち"は観光に強くないと!」
「やっぱり暮らしやすさが大事!」
「かっこいい"まち"に住みたい!」
「どこでもwi-fiが飛んでいて便利な"まち"にしたい!」
「事件の少ない安全な"まち"が良い!」

また、理想の"まち"を考えた後は、その実現をするためにどういう努力をしていけばいいのか、たくさんのシミュレーションをしてくれました。

生徒たちが互いに活発に意見交流しあう姿を見ていると頼もしくも感じますし、これから社会で生きていく時に必要となる想像力をしっかり鍛えてくれたのではないかと感じます。

塚﨑から一言

2020年度(2021年1月)以降、大学受験の改革がされると、これまでの暗記形式の試験ではなく、日本社会が抱える諸問題について、子どもたちに考えさせるタイプの問題が出てくると予想されます。
また、社会が抱える問題についての知識を持っておくことは、受験のためだけでなくて、自分の将来を考える時や、進路決めの際にも役立ちます。

「子どもだから社会について考えるなんて早い」ということはなくて、むしろ、「子どもだからこそ社会について知り、考えておくこと」が重要なのです。

小学生・中学生のうちから社会のシビアな現実を早めに知って、対策を考えることは、子ども自身が、その後の進路・進学・キャリアパスを考え始めるきっかけになるのです。

学習支援塾ビーンズでは、職業観育成や社会性の育成も含めた総合的な学習指導に力を入れています。
もし、お子さまの将来や進路進学について、お悩みの方は、お気軽にご相談くださいませ。

今回のエンカレを主催/監修していただいた細川先生の「細川ゼミ」の他の授業の様子はこちら。

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