エンカレ授業の紹介 「リアルを感じるワーク」と「ざっくりライフプラン」
今日は、学習支援塾ビーンズの講座の一つ、『エンカレ授業』についてご紹介します。
もくじ
エンカレ授業とは
エンカレ授業はコミュニケーション力や段取り力、職業観の育成など、生徒が社会で生きていくために必要なスキルを楽しく身に付けてもらう4~10人規模の少人数ワークです。
現在、不定期に開催しています。エンカレ授業の記事はこちらです!
エンカレ授業で、実際にどんなことをしているか、今日はその一部を紹介していこうと思います。
1.リアルを感じるワーク
エンカレ授業の人気授業「リアルを感じるワーク」。
「もし、今一人暮らしを始めたら…」という想定のもと、生徒自身に一人暮らしに必要な生活費を計算してもらいます。
一人暮らししている大学生ですら、なかなか考えない“自立後”の生活のこと。
まして中学生や高校生。彼らにとっても、自分が一人で暮らしていくという将来は、まぎれもない現実なのですが、まったく実感がわきません。
…「俺、貯金けっこうしてるよ!」「うち(実家)に住み続ければ(収入がなくても)大丈夫なんじゃ?」
など、お年玉でためた貯金や月々もらえるお小遣いくらいの収入、それに親が残してくれる家があれば、なんとか暮らしていけるはず…と、ぼんやりと考えている生徒も少なくありません。
(生徒が協力して生活にかかるお金を調べ、かんたんな家計簿を作成していきます)
ワークでは、家賃・食費・光熱費などの生活費を算出し、現在の貯金や所持金でどれだけの期間暮らせるのかを計算します。インターネットで調べたり、計算機を駆使して生活費を割り出すと、たいていの生徒は、切り詰めて暮らしたとしても1ヶ月前後くらいしか生活できないという結果が出てしまいます。
「え?今の貯金、全部使って、一か月しか生活できないって…マジか」
これは生徒にとってはかなり厳しい現実です。
しかし、まずこの現実を踏まえることが、「生徒の将来を自分で考える第一歩」になる。そのように私たちは考えています。
講師も、学生時代に一人暮らしをしてやっと芽生えた“自立”の意識。生徒たちにはなるべく早い段階から意識してもらうことで、日々の勉強の意義を明確にし、進路選択の大切さを感じて欲しいと考えています。
2.ざっくりライフプラン
生徒達が「リアルを感じるワーク」で、思わぬ厳しい結果に直面したあと、次は「ざっくりライフプラン」というワークシートを使って、これからどういう人生にしていきたいのかを生徒達自身に考えてもらうワークを実施しました。
一見、ラクで楽しそうなこのワーク、実際にやってみると大人でも難しいのです。
これまで様々な人生経験を積んだ講師勢3人も、それぞれ考えてみましたが書きだそうとすると筆がすすみません。
生徒も、講師たちが苦戦する様子を見ながら、それぞれの人生について想像を膨らませていました。
子どもたちにとっても、高校入学以降の人生はまだまだ見えづらく、選択肢をこれから増やしていく段階です。これからの人生でどんなイベントがあるのか、これからの人生でどんなことをしてみたいのか、子どもたちが自分の人生にワクワクできるように、さらにさらに授業を進化させていきたいと思います。
次回予告!
次回はファイナンシャル・プランナーの植田先生をお招きし、生徒と一緒に、これからの人生で発生するライフイベント・そして、それにかかってくるお金の問題について考えていきます。
大人も絶対にタメになる内容なので、私たちスタッフもしっかり学んでいけたらいいなと思います。
ますます進化していくエンカレ授業に、これからもご期待ください!
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