ビーンズ戦略顧問、濱崎翔吾(ハマ)の自己紹介 ~経営戦略の立案支援とリーダー育成~
ビーンズの戦略顧問、濱崎翔吾(はまさきしょうご)です。
この記事では、私の自己紹介、私がビーンズで関わっていること、ビーンズへ参加した経緯、そして今後、私がビーンズで挑戦したいことについて語ります。
もくじ
基本プロフィール
■愛称
ハマ■役職
戦略顧問■ビーンズ外での活動
外資系戦略コンサルティングファームに勤務。大手企業の戦略策定プロジェクトを幅広く担当している。■趣味
サウナ/散歩/ギター/カラオケ■経歴
2017年 広島大学附属福山高校卒業
2017年 東京大学入学
2020年 ビクトリア大学(カナダ)に交換留学
2021年 WEBマーケティング系のベンチャー企業にて事業責任者として活動
2022年 東京大学経済学部卒業
2022年 外資系戦略コンサルティングファームにて勤務開始
ビーンズ戦略顧問、濱崎翔吾(ハマ)の自己紹介 ~ビーンズでやっていること~
あらためまして、濱崎です。
ビーンズでは「ハマ」「ハマちゃん」などと呼ばれています!
経営戦略の立案支援
現在ビーンズの経営戦略は副代表の長澤が立案しています。
まず代表/founderの塚﨑さんがざっくりとしたビジョンを語り、長澤がそれを長期の経営戦略に落とし込むという流れですね。
私は定期的に長澤と時間をとり、長澤が立案した戦略のロジックチェックや代替案の提案をしています。
これを言ってしまうと長澤が不機嫌になってしまいそうですが、長澤は強い情熱を持っている反面、ごくまれに直感と勢いに頼りすぎてしまうことがあります笑
なので、私が外部からの視点で客観的にチェックすることの意義は大きいですね笑
一方、私がビーンズから学ぶことも多いです。
驚くことに「企業経営」に関しては、ほぼ素人集団であるはずのビーンズには、多くの経営の思考フレームが存在しています。
ビジネスとしてはほぼ勝算がない業態で、大きな社会課題に挑戦しているからこそ、計画の立案や判断を迅速化するために役だった思考のやり方は型化して残す文化なんですね。
収益化が難しい社会企業としての視点や、資本に恵まれないベンチャー企業の視点から生まれたビーンズならではの思考フレームは、「なるほど……」と頷けるものもあり、私も勉強になっています。
長澤以外の経営メンバーにも伴走します。↑は、人事統括のやまひろさんが策定した組織開発施策をブラッシュアップしているところ。
ビーンズメソッドのロジックチェック
特に、ビーンズメソッドの最も基本となる考え方や思想をまとめた「ビーンズスタイル」という理論の開発を手伝っています。
ビーンズスタイルは、それ以外全てのビーンズメソッドの土台であり、ビーンズメソッド全体のオンリーワン性の根源です。
つまり、ビーンズスタイルに論理的矛盾が生じてしまうと、ビーンズメソッド全てに悪影響が出てしまうんですね。
ですから、ビーンズスタイルの改訂に関しては、長澤が完全に統括しています(逆に、ビーンズスタイル以外のビーンズメソッドに関しては、後述するリーダー陣が現場の声を吸い上げて自主的に開発しているようです)。
物事をどこまでもロジカルに構造化して考えるのは、私の大得意分野なので、ビーンズスタイルに論理的な矛盾が生まれないように細かいところまでチェックをしています。
「ビーンズメソッドってなに?」という方は…
まずはコチラの動画をご覧ください。
「情熱大陸」「カンブリア宮殿」などの各種メディアで著名な花まる学習会代表 高濱正伸先生、教育ジャーナリストおおたとしまささん
このお二方とビーンズ塾長の長澤が、”悩める10代”の現状、そしてビーンズメソッドの考え方について講演しました。
おおたさんには「ガラスの十代のトリセツ/ビーンズメソッドに学ぶ」と題し、ビーンズメソッドの基本的な考え方についてお話しいただいています。
そして、ビーンズを取材していただいた『不登校でも学べるー学校に行きたくないと言えたとき』(集英社新書)。
講談社FRaUさんでは、ビーンズメソッドの内容を端的にまとめていただいています。こちらもぜひご覧ください。
『10代の心をフリーズさせるもの…不登校専門塾が教える「大人がやってはいけない」こと』
『生きる重荷を軽くしたい…不登校専門塾が提案する“子どもを幸せにするための法則”』
リーダー陣への伴走
長澤と思考を深めるのも大事ですが、それだけでは不十分です。
実は、短~中期のビーンズ全体の意思決定において最も重要な権限を持っているのは、現場のリーダースタッフたちだからです(ほぼ全員、大学生です)。
ビーンズでは、各部署のリーダーたちが毎週定期的に集まり、重要な事項を熟議のうえ意思決定しています。
具体的には、
・生徒/保護者サポート方針の決定
・先月の収支の確認と来月の資金計画立案(ビーンズは全ての収支情報をリーダー陣に開示しています)
・採用/育成方針の決定
・人員の配置計画の立案と実行
などを行っています。
みなさん学生ですが本当にマインドもスキルもイケてる若手社会人と全く遜色がなく、尊敬しています。
特にスゴイのが、義務感で経営をしているのではなく、「学生の青春ノリ」がしっかりと維持されているところですね。
人事統括のやまひろさんのチームづくりの才能に拠るところも大きいのでしょう……
とはいえ、時には不安になることもあると思うので、私はなるべくリーダー陣のmtgに出席して、(リーダーたちの自主性が損なわれない範囲で)論点の整理やフィードバックなどを行っています。
リーダー陣の吸収力は本当にすごいので、伴走のしがいがありますね……
長澤が担当している経営業務も全てリーダー陣が巻けるようになる日も近いでしょう。
次世代リーダーの育成
のむしゅんの就任式にまめファミリーメンバーのまっちゃんと一緒に出席しているところ
リーダー陣への伴走よりも前から行っていたことが、次世代リーダーの育成です。
今、リーダー陣を引っ張っている、リーダー筆頭が副教室長のむしゅんです。
彼と定期的に個別の時間をとり、コーチングをして彼の秘めたる力を引き出すこと。そしてロジカルシンキングや、経営戦略の立て方、議事録の取り方といった超具体的なスキルまでをティーチングしていっています。
いくらのむしゅんが地頭がよいといっても、ロジカルシンキングや議事録の取り方といったことは習わないわけで、ましてや経営について考えるなんてことは人生でやったことがないので、はじめは緊張していたなーと思います。
しかし、ビーンズはチーム全体として「学び→実践→フィードバック→また学び→再度実践」のサイクルがとにかく早く(長澤は「ビーンズは普通のチームの4倍のスピードで時間が過ぎる。3か月で1年だ!」と言ってましたが、そうかもしれません)、1週間~2週間後にのむしゅんと会う時には、かならず何か変化を起こした状態なので、すごいなぁと感じています。
のむしゅんの伴走には、私も大きな学びがあります。よく私と彼とで師弟関係とよく言われるのですが、なんというかもっとフラットで熱い関係なんだよなぁと感じています。
【コラム】私の休憩タイム
経営戦略だのロジックチェックだの伴走だの、かっこいい言葉をたくさん述べてきました。
ただ、ビーンズでは私も一参加者として、ゆるい時間を過ごすことも多いです笑
この間は、本業のプロジェクトがひと段落ついたタイミングで、ビーンズのスタッフ同士の懇親会に夜遅くまで参加してきました。もちろん、私以外はほぼ全員大学生です。
私も、無意味な時間(ビーンズメソッドではゆるい青春と定義されています)を友人と無限に過ごしていた大学時代を思い出して、マリオカートやスマブラなどのゲームをやってます笑
ビーンズは、「生徒に青春を味わってもらうには、講師がそれ以上に青春しなければいけない」という方針があるので、私も本気で遊ばせてもらってます!
ビーンズに参加した経緯とビーンズに感じる魅力
今ビーンズの副代表で活躍している長澤と大学1年生の頃からの友人だったのがビーンズとの縁のきっかけです。
※ちなみに、ビーンズの顧問弁護士で、まめファミリーメンバー(「まめファミリー」とは、ビーンズの社会人応援団とも言うべきコミュニティのことです)であるまっちゃん(上の写真の左の人物です)とも大学1年の頃からの友人です。
同じサッカーサークルで一緒に玉蹴りをしてました。
長澤と私の家は徒歩10分程度の近さだったので、お互いの家を頻繁に行き来して、他の友達も交えて酒を飲みながら徹夜で語り合ってましたね(私は下戸なのでほぼ飲みませんが……)。
ただ、当時の長澤は「エグいキャラの二浪の哲学・仏教思想オタク」という印象が強かったです笑
酒が入ると、人の家なのにすごい熱量で何時間もずーっとしゃべるんですよ……(あ、素面でも同じか……)笑
初めて家に招いた日の夜は、あまりの情報量に脳がパンクして、寝るときにうなされた記憶があります。
高校時代まで「優等生」だった私にとって、長澤というキャラはあまりに強烈でした。
そして、そこから腐れ縁が続きます笑 大学2年の夏休みには、長澤含めた男5人でイタリア旅行に行きました。
旅行中も長澤からビーンズの話を頻繁に聞いていたので、「長澤ほどの強烈な男が熱中しているビーンズとは、一体どんなところなんだ...」と、その頃からビーンズのことはかなり気になってました。
その後、カナダに交換留学に行ったり、大学在学中に、スタートアップ企業で事業責任者として猛烈に働いたりしていて、その留学先での経験やスタートアップで自力でビジネスを回す経験が背景となって、外資系の戦略コンサルティングファーム(※)に就職することになりました。
※平たく言うと、大手企業や官公庁向けの経営戦略立案アドバイスを行う会社です。外コンと略されて呼ばれがち。
そうこうしている間はしばらく長澤と疎遠だったのですが、就職が決まった頃、彼と再会します。
ビーンズでやっていることをあらためて詳しく聞き、私は「現場を見なければ!」と、なぜか思ったんです。
そして、ビーンズの教室に伺い、ビーンズの理念の魅力や「まめファミリー」(※)のみなさまの温かい雰囲気に惹きつけられ、気づけば何度もビーンズに顔を出すようになっていました。
※ビーンズ応援団ともいうべき社会人コミュニティです。弁護士・医師などのプロフェッショナル人材の方々が在籍しています。
ビーンズの魅力は人とチームの雰囲気
同じくまめファミリーのメンバーであり、学友でもあるまっちゃんは、「ビーンズには人の心を武装解除させる不思議な魅力がある」と言っていますが、本当にそうだと思います。
「ここなら何言っても受け止めてくれるな」という安心感がビーンズという場にはあるんですよね。
そして、「人」も魅力的ですよね。
代表/founderの塚﨑さん・人事統括のやまひろさん・副教室長のむしゅん・そして(下記の)リーダーのみなさんなどなど……
みなさん本当に魅力的です。
なんでも自由にやれるし、疲れたらみんながフォローしてくれるような、ベンチャーだけど温かい雰囲気が大好きです。
ビーンズの生徒のみなさんともたまに話すんですけど、スタッフのみなさんの雰囲気がそのまま生徒たちにも伝わっている感じがしますね。
ビーンズメソッドについて
ビーンズで一番すごいなあと感じるのは、やはりビーンズメソッドです。
悩める10代の対応方法についてまとめられたメソッド、「ガラスの十代のトリセツ」だということですが、人材育成やチーム作りの分野にも応用できるかなり汎用性の高い理論だと感じます。
「主体的になれ!」
「やりたいことを見つけてやり切れ!」
といったメッセージが巷にあふれていますよね。
そのメッセージだけだと逆に動けなくなってしまうじゃないかという違和感は昔からなんとなく感じていました。
自分語りになるんですが、東大に来て思ったのは、「スポーツもできて、割とおしゃれで」といった感じで傍から見たらイケイケなのに、なんかツラそうな人が多いこと。(別に東大に限らないのでしょうが)
彼らと深く話していくと見えてくるのは「東大なのに、僕はなにもしてない……」「主体的に取り組めることがない」という自責の気持ち。かくいう私も「なんかよくわからんけどツラい」時期もありました。
確かに東大に来ると、強烈にキラキラ(ギラギラ)している人たちがいます。
「高校時代には〇〇をしてましたー!」の〇〇は、その人が本当に好きなことを突き詰めたものばかり。例えば研究、国際コンクール、国際会議、起業……etc
でも、人間そんな〇〇を持っている人ばかりじゃない。ましてやそれまで高校で「学校の勉強をとにかく頑張ろう!」としていた人たちです。いきなりその〇〇が見つかるわけじゃない。ゆっくり探せばいいはずです。
もちろん、主体的に頑張れることを見つけることは大切だと思いますし、そちらのほうが日々が楽しい!…… とは、私も思います。
だけど、「〇〇(自分が本当に好きなこと)を見つけて、それに熱中しなきゃダメだ!」という空気。この空気が多くの東大生を苦しめ、エネルギーを奪い、却って主体的な行動から遠ざけているように思います。
ビーンズメソッドには、上記の違和感の正体が極限までクリアにされており、対処法まで全て説明されているんですね。
特に感銘をうけたのは、「他人事→自分事」という考え方です。
いきなり「主体的になれ!」と伝えるのではなく、「他人事」からスタートして徐々に「自分事」につなげていくというこの考え方は、多くの悩める社会人にも使えると思います。
今後チャレンジしたいこと
まっちゃん(左)・長澤(中央)・私(右)
私の夢は、本当に「かっこいい」経営コンサルタントとして大成することです。
「かっこいい」というのは、ハッとするような思考の切り口や視点を提供しつづけることで、ビジョンにむけて命を燃やし続ける人々や企業から、最も信頼できるパートナーとして認めてもらうことです。
常に覚悟と成長、そして結果が求められる厳しい世界ですが、持ち前の素直さ・知的好奇心、そして人との出会いに恵まれる強運を武器に、食らいついていくつもりです。
そして、その夢を実現するために、本業の戦略コンサルタント以外でも、ビーンズのような「今はまだ小さいけれど、社会にとって真の価値を提供している、ポテンシャルを秘めた企業」が、社会に大きなインパクトをもたらすサポートがしたいです。
ビーンズはビジネスの観点からするとかなり不利な業態です。
そこからさらにチームづくりに相当なリソースを割いているので、ますますビジネスとして不利です(苦笑)
そんなビーンズが事業として成功する勝ち筋を見つけるサポートができれば、私の夢の実現にグッと近づく。そう確信しています。
ビーンズメソッドは教育のみならず、企業の人材育成やチームづくりでも活用できると感じています。そのあたりで何か新規事業ができるのではないか…… と今、考えています。
今後も頻繁にビーンズの現場へと足を運び、スタッフの皆さんや生徒の皆さんとコミュニケーションを重ねる中で勝ち筋を見つけていきたいと思います!