「グローバル」「IT」って、なんぞ!? 日本IBM有志のボランティアの皆さんとのエンカレ
今回はビーンズの夏の一大イベントとして開催された日本IBM有志社員のみなさまによるエンカレをご紹介します!
松添 日向子(Matsuzoe Hinako)
学習支援塾ビーンズのインターン研修のBasicコース・Advanceコースをビーンズ史上最速で修了。
研修と授業で磨かれた傾聴力を発揮し、生徒からもスタッフからも信頼が厚い。
現在は授業・保護者対応を行いながら、請求業務やお問い合わせの対応などを担う部署の学生最高責任者である「事務局長」に就任し、教室運営の中心で活躍。
詳しい自己紹介
もくじ
「グローバル」「IT」って、なんぞ!? 日本IBM有志のボランティアの皆さんとのエンカレ
そもそもエンカレとは?
そもそもエンカレってなに……?そんな声が聞こえてきますね……
お答えしましょう!
エンカレとは、
・同世代とのつながりをつくる
・みんなとやる楽しさをテコにして、社会についてワイワイ学ぶ
を目的とした特別授業のことです。
科目授業では身につけられないコミュニケーション力・伝達力・職業観育成を始めとした、子どもたちの「生きる力」を養成することができます。
中学生や高校生が、両親やビーンズの講師以外の大人と触れ合う機会を通して、楽しみながら社会について深く学ベるような環境が特徴です。
……というと固いんですけど、あえて大雑把に言うと「楽しい!」をベースに社会について興味をもってもらったり、あわよくばガクチカをゲットして、推薦入試突破しようぜ~イェーイ!って感じです。(ごめんなさい。ふざけすぎました。)
エンカレの雰囲気については以下のブログもご覧ください。
今回のエンカレが生まれた経緯
日本IBMさんはレーシック手術やバーコードの技術など、日常に当たり前にある技術を次々と開発しています。
また、世界最高峰のIT技術を用いて、サステナビリティ活動などさまざまな社会課題解決に取り組んでいる会社です。
詳しくはこちらのホームページをご覧ください。
今回のエンカレは日本IBM社員のみなさんと、現役高校生のEYFS立原さんから、「企業のことをもっと知ってもらおう!」「ITについてもっと興味を持ってもらおう!」とご提案いただいたことから企画がスタートしました。
※今回のエンカレは日本IBMにお勤めの社員様にボランティアでご協力いただき実現しました。
本イベントでの日本IBM社員様の発言は全て個人としてのものであり、日本IBMを代表するものではありません。
学習支援塾ビーンズと、合同会社EYFS様ならびに日本IBM様との間に契約などはございません。
ところで、中学生・高校生にとって「IT」や「IBM」という言葉に、どんなイメージを抱いているでしょうか。
事前のアンケートによると……
プログラミングの専門家、頭がよさそう、めがねをかけていそう……(違う)
などなど、さまざま出てきました。
日本IBM有志社員のみなさん
というわけで、日本IBMから有志のこのお三方と、企画を立案していきました!
加藤裕司さん(日本アイ・ビー・エムデジタルサービス オートモーティブ事業部)
数々の名ファシリを繰り広げてくれた加藤さん。エンカレもそうですけど、エンカレを準備する際の打合せ空気づくりも、とってもやわらかくてビーンズ的でした。
写真はラフなTシャツですが、そんな白Tに負けないくらい、(オンライン越しでもわかる)超絶美白の持ち主でもありました。
木村貴竣さん(日本アイ・ビー・エム 営業部)
提供いただいた写真。短パンです。
そして、後ろには東南アジア系の神様でしょうか。なんというか、全体的にフリーダムな感じが伝わってきます。
「多様性はIBMの力の源です!」と熱弁されたんですが、なんか納得してしまいました。
EYFS立原大雅さん
今回この素敵なエンカレを企画してくださったのは、高校生で合同会社EYFSの代表を務めていらっしゃる立原大雅さんです。
立原さんは、3年間のハワイ留学の経験を活かし、現在は認定NPO法人green birdの運営や、学校に行けなくなってしまった子どもたちのためのオンライン上での学習プラットフォーム作りなど、その他にもめちゃめちゃ面白そうなことを行っていらっしゃる方です。
立原さんについては、こちらサイトにて詳しくご紹介されているのでぜひご確認ください!
日本IBMのみなさんも、立原さんも、とーっても気さくな方で本当にフランクにお付き合いいただきました。
ビーンズ側の参加者
そしてビーンズ側も打ち合わせを重ねます。(ここだけでも記事が一本書けるくらい面白かったのですが)
ビーンズ側の企画運営担当は、だあき先生!
中高生の科目個別指導や・受験指導など広く担当しており、生徒からは「やさしい先生」と思われていますが……
ゴリゴリの医療系メガベンチャー企業で新規事業立ち上げに従事し、(うわぁ大変そう)
今は営業支援系ベンチャーでゴリゴリ働きながら、ビーンズでもゴリゴリ活躍してる(うわぁ……)
ゴリゴリの社会人プロボノの先生です。
エンカレ当日の様子「人生グラフ」から始まり「マンダラート」で盛り上がる!
エンカレ前半戦開始!
そしてそして、ついにエンカレ当日がやってまいりました……!
ビーンズからは今回7名の生徒たちが参加してくれました〜!
□前半
・IT業界や日本IBMという会社についてのご紹介!
・日本IBM有志メンバーの方々の自己紹介や人生グラフなども見せていただきました!
□後半
・「マンダラート」を使用した自己紹介ワーク
・なんでもQ&A!
さて、色々な塾外の大人たちと会ってきたビーンズの生徒たちも
「IBMってデカい会社らしい」
「IBMってヤバい(とは?)らしい」
と、緊張の面持ち……
そんな緊張をアイスブレイクすべく、日本IBMさんの企業紹介はクイズから始まりました。
「これな〜んだ?」と出てきたのは、何の変哲もないバーコードの写真。
どこでもよく見るバーコードは、IBMさんが作ったと聞いてみんな「すげ〜!」と興味津々。つかみはバッチリです。
生徒たちと日本IBMの皆さんと距離がグッと縮まったように感じました。
ITはシステム開発に限らず様々な分野で役立つので、ITに専門的な知識を多く持たない人も、多様な働き方ができる職業なのだそうです!
(私も勉強になります!)
生徒たちは、「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」「インクルージョン」など聞き馴染みのないカタカナの羅列にやや圧倒されながらも、
「なんか、ゲームとかも作れるんだな…!」「IBMに転職って、ハードルめちゃくちゃ高そうなのにすごいな……!」
「IBMの人って、順風満帆なキャリアパスだと思っていたけど、みなさん(思った以上に)紆余曲折あるんだな……」
「IBMの人も高校生の頃は僕たちと同じように進路に悩んだりしてたんだ……!」
など、自分たちとの共通点を探しながらお話を聞いていました。
エンカレ後半戦!
そして後半戦、グループに分かれて自己紹介タイムに突入!
「マンダラート」というワークを実施します。
「マンダラート」とは、空欄に自分の好きなモノやコトを記入し、それについてみんなで深掘りしていき、自己開示と相互理解を深めるワークです。
<マンダラートの写真>(Yくん)
「戦争関連って書いてあるけどもっと詳しく聞いても良いかな?きっかけとかある?」
Yくん:「あーそうですね、興味を持ったのはウクライナ戦争とかで、そっから戦争のゲームとかをするようになって、第二次世界大戦とかにも興味が出てきて………」
<マンダラートの写真>(Aちゃん)
木村さん:「ゲーム、アニメときて、ホラー映画っておもしろいなと。何系の映画見るの?」
Aちゃん:「ええっと、自分はゾンビ系ですね。夏はサメ系を必ず見ます。鉄板なので(笑)」
などなど、生徒それぞれが自分の好きなものを堂々と語ることができていました……! 素晴らしいですね!
生徒たちが「自分の好きなもの」を語るに対して、日本IBM社員さんがITとの繋がりを見つけて「IT技術と掛け合わせるとこんなことができるよ〜」と教えてくださり、生徒たちはそれを聞くたびに「へえ〜!そんなのがあるんだ! 面白そう……!」とまた一段と顔を輝かせていました。
横で聞いている私も「え、そんなこともITもひもづけられるんだ……本当にあらゆる場面で使えるんだな……!」と驚きの連続です。
はじめは日本IBM有志社員の方々が進行してくださっていたのですが、次第に生徒同士でお互いの興味について積極的に質問を投げ合ったり、逆に社員の方に質問をしたり……生徒もどんどん盛り上がっていくのがビンビンに伝わってきます……!
「ダイバーシティって具体的にはどのような人たちがいますか?」
「組織で色々動いていて、対立とかってないんですか?」
など、生徒たちからもこの貴重なチャンスを逃すまいと本音ベースの踏み込んだ質問がたくさん出てきました。
それに対して日本IBMの皆さんからも
「様々なバックグラウンドがある人が集まっているから、互いが完全に分かり合えることよりも、認め合う感じが大切かな」
「意見の対立は絶対にある。だけど意見の対立を乗り越えないとチームにならないと思ってるよ」
「意見の対立は確かに嫌なこと。だけどチームづくりにおいてはとても重要でもあると思っているよ……!」
など、プロフェッショナルの仕事人としての、チーム作りのコツから、そして葛藤まで
皆さんの得意料理(!)に至るまで、本当に幅広い質問にお答えいただきました!
そしてメインルームに戻り最後の「なんでもQ&A」タイムに!
ここに至り、最初は緊張していた生徒も、いつもは話を聞くことがメインの生徒も、いつの間にかどんどん前のめりになっていました。
そして、その勢いのまま、令和の質問大合戦と相成りました。
生徒たちの質問のごくごく一部をここで共有します
「働いている上で何か一つ大きな目標ってありますか?」
「元は外国の企業ということで、英語はどのくらいの頻度で使用しますか?」
「コンサルティングって具体的にはどのような仕事をしているんですか?」
「学んでいた分野と違うところに進むのはどのくらいハードルが高いですか?」
「僕はIT×教育ってところに興味があるんですけど、日本IBMの方々が何か考えているものはありますか?」
……まだまだ質問が止まりません。どうでしょう?
ビーンズの子たちそれぞれが、自分の興味と日本IBM社員さんとのお話を掛け合わせた、本音のあつ〜い質問合戦を行っている様子が伝わりましたでしょうか?
普段自分の悩みを素直に打ち明けられない生徒たちが、自分の感じたことや進路、将来への思いを、本音ベースで真っ直ぐに質問と共に見せてくれたように感じました。
それはなにより、日本IBMのみなさんや立原さんが、自分の歩んできた人生を赤裸々に語ってくださり、生徒たちと本気で向き合おうとしてくれていたからなのだろうなと思います。
閉幕……?
ビーンズオンライン校に戻って感想戦をすると、みんな口々に「楽しかったー!!」「めっちゃ面白かったー!!」とのこと。
ワクワクしながら社会について学ぶことができた最高のエンカレになりました。
…………と、これで閉幕かと思いきやここでは終わりません。
一人の生徒が、「まだまだ話したかった!次もやりたい!今度は僕たちが企画したい!」と言い出したのです……!
今回のエンカレが生徒の熱い熱いチャレンジ精神に火をつけました。
そう。この1ヶ月後には生徒たちによる熱〜〜いエンカレイベントが開催されることとなるのです。
おかわり企画!生徒主催による「日本IBM皆さんのライフストーリー聞き、自分の悩みも話す会!」
ビーンズの中学生・高校生の有志による企画実行委員が結成され、どんな企画するかを打合せが始まりました。
もちろん講師も、全力でチャレンジをサポートします。
「社会人との企画に手を挙げるなんて、意識高いなぁ~」と思われたかもしれません。
いえ、彼らも初めからそうだったわけではありません。皆、いろいろな葛藤をビーンズで経験したうえで、こういう企画に参加できるようになったのです。
当日の司会は、ビーンズの生徒の高校生。この生徒も司会になるまでに色々なドラマがありました。
中学生でビーンズ生となり、最初は「自分も青春したい! 誰か僕にチャンスくれないかな~……」という圧倒的他力スタンスでした。
しかし、ビーンズの先輩達が色々なイベントを企画してくれるのを横目で見て、中学3年、そして高校からは「ビーンズを盛り上げれば、皆が喜ぶ。そうしたら僕も楽しい!」と、様々なイベントを企画しています。
他人事からスタートして、ホンネの話へ
その司会を含む、ビーンズの中学生・高校生が企画したのが「日本IBM社員さんのライフストーリー聞き、自分の悩みも話す会!」
自分の進路を考えないといけない中学生、高校生たち……でも、いきなり”自分事”を話すのは大変です。
そこで、まずは自分たち(生徒たち)にとって”他人事”である日本IBM社員さんたちの人生を聞き、返す刀で令和世代の自分たちの悩みも聞いてもらおう!というのが会の主旨でした。
いざ開幕!日本IBMの皆さんの自己紹介
まず日本IBMの社員さんの自己紹介の時間です。自己紹介から物凄い熱の入れようです!
加納さん。第一印象で、きれいなお姉さんだなー(そして仕事デキそう!)と思っていたら、人生がすごく濃密&アップダウンがあって、あらためて素敵!って感じました。
(第一印象や、表面的な情報では分からないことだらけだな~と……ちょっと反省です)
パチさんこと、八木橋さん。もうこの方は情報量多すぎて、私の手には負えません。
「Wild Duck Campaign」(野鴨社員 総選挙)という「日本で最もワイルドなIBM社員選出コンテスト」にて優勝。
座右の銘は「混ぜなきゃ危険」。
……という自己紹介の時点で、オーバーフローです。ライフストーリーもここでは全然書ききれません。
ただパチさんのライフストーリーを聞いて「日本IBMの力の源泉って本当に多様性なんだな」と感じたことは書き残しておきます。
……と、書くと、パチさんのことを「大きなIT会社でバリバリやってて、とっても権威があって、近寄りづらい方」という印象を与えてしまうかもしれません。
でも実際はとっても気さくで、単純にもっと喋りたかったです(笑)
あと、今回エンカレと関係のないところで塾長長澤との共通の知り合いがいたりして、なんだか世の中狭いなぁとも感じました。
その後、生徒たちも自己紹介をしていきます。この時点で、笑いありツッコミありで、大盛り上がりでした。
そして、Zoomのブレイクアウトルーム(部屋)で日本IBMの皆さんと生徒たちが、進路や生き方……人生相談を行います!
どの部屋も深くて濃い話!
生徒たちが夢や悩み、不安を話せば、日本IBMの皆さんも今までの失敗、仕事でのやりがい、人生の夢を話す……
気づけばホンネの話し合いがどこの部屋でも繰り広げられていました。
そして……参加者全員が、名残惜しさを感じながら閉幕の時間に……
全員でチェックアウトした後、生徒たちがオンライン会場から帰っていきます。
日本IBMの皆さん・立原さんへ
生徒たちが帰った後、ビーンズのインターン、プロボノと日本IBM有志社員たちとで感想戦をおこないました。
ここもまた盛り上がったのですが、結論「またやりたい!」ということで話がまとまりました(笑)
日本IBMの皆さん、本当にビーンズの生徒たちの目線に立って、一つ一つの話をしていただきました。
IBMの皆さんとの時間が、生徒たちが自身の進路を決める際、かけがえのない糧になると確信しております。
そして私たち大人も楽しいひと時を過ごすことができました。
あらためて、皆さん、ありがとうございました。
そして、立原さんのおかげで、日本IBMの皆さんとのご縁がありました。
ありがとうございました!
この記事を読まれた企業のみなさまへ
今後もビーンズは企業さまとのコラボを積極的にお受けしていきます。
不登校に限らず、進路を考えると不安になって何も手がつかない中学生・高校生を元気にしていくことには実績と自信があります。
また、そんなお子さまを持つ保護者さまへのアドバイスもぜひお任せください!
取材の実績など
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