「ビーンズフリースペース 」~全ての10代に「自分スタイル」の青春を~

ビーンズフリースペース ~全ての10代に「自分スタイル」の青春を~

学習支援塾ビーンズ教室長・人事統括の山本です。
この度、私が中心となり、生徒たちに青春経験」を得る居場所プログラム、「ビーンズフリースペース」略して「BFS」を試験的に立ち上げることにしました!
本記事は新プログラムBFSの宣伝と、少しだけ私個人から社会へのメッセージをお伝えします……

山本 浩貴 Yamamoto Hiroki
学習支援塾ビーンズ教室長。生徒からの愛称は「やまひろせんせい」。
中央大学法学部国際企業関係法学科卒。

担当科目は英語・国語・日本史。面接指導(高校受験・大学受験)作文/小論文指
金融教育(ファイナンシャルプランナー2級 自分も現役で資産形成中です!)

好きなものは、寿司と長期投資と星とマレーシア。
これ以上私の話をすると5億光年先の星に到着してしまいますので、詳しくはこちらで

■インタビュー(外部サイトへ移動します)
不登校・勉強嫌いな生徒のための学習塾に聞いた!興味のあることしかやらない子どもが学びに向き合う方法

BFS(ビーンズフリースペース)の説明

学習支援塾ビーンズ 教室の様子

ビーンズフリースペース「BFS」とは、ひらたくいえばビーンズ生徒の居場所です。

・生徒がゲームしたり
・生徒が企画したり
しながら、無理なく青春の一歩目を踏み出す。そんな時間をつくっています。

詳しい説明を知りたい方は、本記事のコチラの部分からお読みください!
(ただ、BFSを立ち上げた背景を、皆さんに知っていただきたいので、上から読んでいただけると嬉しいです)

山本浩貴(やまひろ)と青春

まずは私個人から社会へのメッセージをがっつり書かせていただきます!

全ての10代に、「自分スタイル」の青春を。

少し自分語りをさせてください。

今は趣味が筋トレなのですが中学生の中盤までは病弱でした。
学校に通うことができない日もたくさんありました。

今は「青春といえば、やまひろ」と呼ばれています。生徒からは裏で「あの人は陽キャだから…」と言われています。
でも、元々、すごい人見知りという性格でもありました。
病弱で学校も休みがちということで、イジメられていた過去もあります。

その後、体力なんとかつけ、まったくやっていない勉強を人並み以上にもっていき、高校に入りました。

そこから状況が変わります。

・部活(バドミントンで高1からレギュラー入り)
・軽音楽(西東京の大会優勝)
・生徒会長として活動

「ザ・ 充実した青春」を送りました。(彼女はできませんでした泣)

そして、大学に入ってからも、天体観測サークルやマレーシアでのストリートチルドレンの保護活動(何するかというと、手作業で山削って畑を作ったり建物を建てたりしてました)に没頭しました。

※このあたりの詳しい事情はコチラをご覧ください。

全ての10代に、「自分スタイル」の青春を

と、ここまで書きましたが

「私みたいに、みんな外に出て仲間と熱いチャレンジして、青春しようぜ!!!」

って言いたいわけではないんです。

自分で言うのもなんですが、私は青春の総合デパートを経験しました。

「みんなと一緒に青空の下、ウェーーーイ!」、これも青春です。

「集団の輪の中のすみっこでゆるい時間を過ごす」、これも青春です。

「普段は自分だけの世界にこもって、たまにみんなと一緒の時間を過ごす」、これも青春です。

私は上記で挙げたような青春を全て経験しました。

だからこそ、思います。色んな青春の形があっていいじゃんって。

どんな形の青春であっても、私にとってとてもかけがえのない青春でした。

青春というと、「みんなでワイワイする姿」を想像してしまいます。

しかし、みんながみんなワイワイした青春を求めているわけでもありません。

少人数での静かなコミュニケーションが好きな子もいます。
自分は輪の中心にはいかず、端っこにいることが好きな子もいます。

だからこそ、冒頭に述べた通り、

全ての10代に、「自分スタイル」の青春を。

が私の想いなんです。

BFSに来て欲しい10代像

BFSに来て欲しいのは、「青春したいけど、過去の経験から、同世代への苦手意識がストッパーになっている……」という10代です。

同世代への苦手意識ゆえに、

「同世代と関わりたいけど、関われない=青春できていない」
「青春できないからエネルギーが湧かない」

といった構造にはまってしまう「悩める10代」は全く珍しくないと思います。

また、そんな悩める10代が青春経験を味わえる場が、今の社会にはあまりに少ないと強く感じます。

日々、ビーンズのサポートの現場に立って思うのですが、「同世代への苦手意識が強い10代は、同世代との関わり方がわからない」という傾向が強いです。

それゆえに、同世代への苦手意識を増大させ、ちょっとしたことで傷ついてしまうことも多いです。

具体的には、

・相手と趣味の(細かい部分で)合わなかったことに傷つく

・周りが自分のやりたかったゲームに興味を持ってくれなかったことに深く傷つく

・自分の(本当に)ちょっとした発言が周りから悪気なくスルーされたことに傷つく

といったことが本当に多いんです……※

※なお、これはビーンズの生徒に限った事ではなくて、多くの中学生・高校生・大学生でも同じように傷ついてしまう人がたくさんいる……とビーンズでは推測しています。
「悩める10代が求める青春の場」については、こちら「子どもへどうやって青春経験を用意すればいいですか?」もご覧ください。

大人から見ると本当にちょっとしたことに深く傷つく……
大人から見ると実現難易度が高くて矛盾にあふれた要望を他者に求めている……

だから、同世代への苦手意識を抱える10代に青春経験のファーストステップを提供するのは本当に難しいのです。

本来

「大人は、場を準備して見守るだけ」

「大人は、子ども達が主体的に活動をするのを邪魔しない」

これが子ども達の青春経験ができる居場所にとって理想ではあります。
そして、確かに子ども達が人間関係ができ、場を運営する主体性をもった後では、その理想※はかないます。

※コロナ以前はこんな感じです


学習支援塾ビーンズ 居場所

コロナ以前の居場所。たくさんの企画が生徒たちによって運営されていました。

しかし、

同世代への苦手意識を持つ10代を子ども達の輪に無造作に入れていいのか。
自分達の遊び場なんだからと、10代たちにその場の運営を任せ、大人は見守るだけでいいのか。

というと、それは違うとビーンズでは考えています。

他の子ども達の輪に無造作に入れらえることで、子ども達を逆に傷つけてしまうこともあります。
そして、一旦傷つくと、同世代の輪の中に戻って来るまで相当な時間がかかる・二度と戻ってこなくなくなる場合もありえます。

ですから、子ども達の輪に案内するには、後述する4階構造に基づくタイミングと、その場に案内するコツがあるのです。

BFS 3つの特長

学習支援塾ビーンズ BFS(ビーンズフリースペース)

人間関係での(大人からみると)ちょっとした事案に傷つきやすく、そして一旦傷つくと輪に戻りづらい10代たち。
だから、彼らが無理なく青春の一歩目を踏み出すのをサポートするのに重要になのが、

ビーンズメソッドに基づいた対応
そして、そのビーンズメソッドを習得した
ビーンズのメンバーによる、手厚いサポート
なのです。

ビーンズメソッドに基づいた対応

個々人の経験や感覚、直感、コツなど依存せず、ビーンズでの様々な生徒サポートの経験をベースにして作られたビーンズメソッドに基づいたファシリテーションを実施します。

ビーンズメソッドに基づいた対応の利点は以下の2つです。

まず、1つ目!

BFSに参加することで、かえって生徒が(深く)傷ついてしまうという事態を防ぎ、
BFS参加を無理なく楽しめる生徒に絞ってBFSに案内できる点です。

ビーンズメソッドの大事な考え方に、 4階構造というものがあります。
学習支援塾ビーンズ『4階構造の3階 青春経験』

※4階構造についてはコチラのブログをご覧ください

BFSは4階構造における「3階:青春経験」を構築する企画です。

3階を組み上げるためには、先に
「1階:絶対安心の場である家庭」
「2階:伴走してくれる大人」
を構築しているということが重要です。

そのため、ビーンズのマンツーマン授業を通じて、「ビーンズには自分を気にかけてくれ、伴走してくれる大人がいるな」という安心感を持ってくれた生徒、つまり2階まで構築された生徒をBFSに案内するようにしています。

2階まで構築されていれば、BFSに参加して、多少傷つくことはあっても、
「私は、ビーンズの先生たちから守られている」
「私は、ビーンズの先生たちを信頼できる」
と思ってくれるので、そのままビーンズに来れなくなる「不登塾」は防げます(発生しても長期化しづらくなります)。

もともと同世代への苦手意識を持つ10代が、2階まで強固に作れていない段階で、同世代の輪の中で傷ついてしまうと、再び輪に戻るまでかなりの時間がかかってしまいます。

そうならないように適切なタイミングで生徒をBFSへ案内する判断基準(1階・2階が構築されているか)があることは、とても重要なポイントです。

そして2点目!

何かと傷つきやすい10代同士が無理なくつながることをサポートする、「ビーンズファシリテーションメソッド」に基づいた対応を行える点です。

ビーンズメソッドの中には、現場での失敗や成功の経験をもとに作成された、ビーンズファシリテーションメソッドが存在します。

ビーンズファシリテーションメソッドが存在することで、BFS運営メンバーは、

・「どのような生徒をどのタイミングでフォローするか」
・「どの生徒とどの生徒をつなげると良いか」

といった勘所を深く理解し、実践できるのです。

ビーンズメンバーによる手厚いサポート

大事なことなので何度もお伝えしますが、
同世代への苦手意識を持つ10代は一旦傷つくと、同世代の輪の中に戻ってくるまでかなりの時間がかかります。

さらに、苦手意識ゆえに、同世代の輪から遠ざかっていたがゆえに、同世代との関わり方がわからない生徒も多いんですね……

自分のやりたいゲームのみをやろうとしたり

みんなの気を引くために大音量で自分の好きな曲を流したり

周りの友達の意見にすべて「いや、それは違うと思う」といった感じで否定で返したり……

上記は、中学生や高校生の事案で、特別珍しいことではありません。

もちろん、ケンカもおこるし、落ち込む生徒もいる。フォローは必須です。

同世代同士で何かあったら、生徒がBFS運営メンバーと個別で話せたり、BFS運営メンバーたちがすぐ介入できたりするようにしています。

場合によっては、参加生徒数と大人の数が同数であることもあるくらいです……笑

逆に言うと、これくらいしないと、「同世代への苦手意識を抱える10代のファーストステップとしての青春」は提供できないんです。

入りやすく抜けやすい多様な「輪」

「その場にいる生徒全員が一緒に同じことをする」といったことはあまりありません(もちろん、全くやらないわけではありませんが)。

BFSでは、一つの空間で同時に生徒たちの輪が複数発生するように努めています。

そして、「一人になりたくなったら一人になれる」雰囲気もあります。

先ほども述べたように、青春の形は多様です。

同世代の輪の中心で企画をぶちあげる青春の10代もいれば、普段はひとりの時間を過ごして、たまに同世代の輪の中に入るのが青春の10代もいます。

また、その人の青春の形も時と共に変化していきます
先週まで、口数が少なかった生徒が、今日は打って変わって輪の中心にいる……なんてのもビーンズの日常です。(その逆も、もちろんあります)

どんな青春の形の生徒でも居心地が良いように、「入りやすく抜けやすい多様な場づくり」を意識しています。

BFSを通じた生徒の変化

生徒たちが企画をぶちあげる様子(イメージ)

ここまで

「同世代との関わり方を知らない」
「同世代への苦手意識を抱える10代は傷つきやすい」
「一旦傷つくと、同世代の輪の中に戻ってくるまでかなりの時間がかかる」

など、怖いことをたくさん申し上げてしまいました……笑

ただ、安心していただきたいのは、BFSに参加すると長い時間をかけて、精神的にもタフになり、周りの同世代に優しくなれるということです。

BFSの中で、メンバーによる手厚いサポートを受け、少しずつ
「自分とは違うところもある他人」を受け入れる
「自分って同世代の輪の中でもやっていけるんじゃん」という自信を得る
ようになるのです。

ここまでくると、新しくBFSに参加した年下の生徒や緊張している生徒にも、

自分からあいさつする
自分から声をかける
輪に案内する
同世代との企画をぶち上げる

など、どんどん気を遣えるようになります。

いつのまにか頼れる(そして優しい)お兄さん・お姉さんになっていきます。

そして、BFSで「3階:青春経験」の部分まで構築できた生徒は、「4階:挑戦と努力」に自然と挑みます。

マンツーマンの授業では絶対に勉強せず、進路の話もNGだった中学生や高校生たちがBFSに参加してしばらくすると「進路について考えたい」と言うようになります。

決意 ~BFSは赤字。でも、やると決めた。~

このBFSは、1回あたり授業料1.5h分の参加費を頂戴しております。

個別授業に比べて人件費がかからず、利益を出しやすそうなサービスに見えるかもしれません……

経営状態が常に逼迫せざるを得ないビーンズにとうとう救世主到来か、と思いきや……!

そんなことは全くないんですね……

むしろ、BFSは大赤字事業です(涙)

そもそも、生徒数とほぼ同数の運営メンバーが参加しています(今後、BFSの参加者がかなり多くなれば生徒数の方が多くなるかもしれませんが…)。

それでも、BFS運営メンバーの半数ほどはボランティアメンバーですので、一見するとコストがかからないように見えます。

しかし、ボランティアを採用し、育成し、フォローするのにはとてもとても時間がかかります

時間がかかるということは、その分、私を含めた給与が発生しているメンバーたちの人件費がかかるということです。

また、BFSの準備・開催時間中は私も体を空けておかないといけません。

その分の業務が塚﨑や長澤に回ります。塚﨑・長澤の手が一杯になってしまうと、その分、ビーンズの経営状態を良くするための諸々の改革も遅れていきます。

正直、ビーンズの今の経営状態で、BFSのような赤字事業をすることに経営的な合理性はありません

しかし、塚﨑・長澤とも話し合った結果、それでもやると決めました。

なぜならば、

・生徒たちの変化と成長のためには3階部分は絶対に必要であり、

・生徒たちに3階部分を提供できなければ、ビーンズが理想とする4階構造が完成せず、

・生徒たちの4階構造を完成させられないのであれば、そもそもビーンズを運営している意味がない

また、

・現状のビーンズで生徒たちに3階部分を提供することができるのは、ほぼBFSだけであり、

・ビーンズ以外で3階部分を確保する機会がない生徒も一定数いる

という理屈が成り立ってしまうからです。

なので、BFSを運営することに経営的な合理性がない(赤字)としても、覚悟をもってやっていきたいと思います。

BFSは「遊んでいるだけの場」「なんとなくで運営しているゆるふわ空間」ではありません。
ビーンズ全体として、真剣に考え抜き、本気でつくりあげている場です。

是非、今後もご期待いただければと思います。

そして、ビーンズの決意・覚悟をご理解いただいたうえで、お子さまをBFSに送り出していただけますと幸いです。

さいごに

いかがでしたでしょうか???

ビーンズのBFSにかける私の熱い想いを、皆さんにお伝えすることができていたら嬉しいです!

ビーンズは成長著しいチームです。そのため、当然BFSも変化し続けていくと思います。

運営メンバーの皆、そして生徒と一緒にBFSを盛り立てていきながら、どんどんより良いBFSへと変化を続けていく所存です!

そして、いつの日か「全ての10代に自分スタイルの青春」が届けられたらいいなあと思っています。

センパイの合格記念の乾杯!(ノンアルです)

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