高卒認定試験に合格するために!ビーンズの教える勉強方法まとめ
ビーンズでは、不登校・勉強嫌いの生徒へ『学び治しの授業』をしていますが、その中で、高卒認定試験の対策にも取り組んでいます。
本記事では、これから高卒認定試験を受ける人のため、当塾のおススメする勉強方法および勉強中の心構えについて、紹介したいと思います。
高卒認定について、詳しく知りたい方はこちら。
もくじ
ビーンズが教える高卒認定試験の勉強法
必修科目からスタート!
高卒認定試験では、英語・数学・国語が必修科目となっています。
そのため、最初の指導では、これら3科目において"大きな穴"がないか、チェックしていきます。もし、抜けている単元だったり、苦手としている部分があれば、まずはそれら弱点を整理して、少しずつカバーしていきます。
理社科目はまずは解いてみてもらう!
理社関連の科目については、まずは過去問などを解いてもらうようにしています。
なぜ最初に問題を解くのかというと、じつは理社関連の科目は知識を暗記していなくても、文章を読んでいくことで答えが書いてある傾向の設問が多いためです。
(高卒認定試験は基本的にマークシート形式ですので、採点時、ただ勘で答えたか、消去法で答えたか、本文中からヒントを探して答えたか、きちんとチェックします。)
その後、点数の低い科目が分かったら、その弱点科目(弱点の単元)から優先的に指導をしていきます。
基本方針は、弱点をカバーしていく!
高卒認定試験は試験科目が多く、すべての科目を完璧にフォローすることは難しいです。(最小で8科目、最大で11科目。)
また、高卒認定試験を受ける方の多くは、不登校や中途退学などの理由がありますので、本人の学力云々の話ではなく、単純に、「この科目のこの部分は、学校にいなかったから、まったくやっていなかった」ということがあります。
そのため、ビーンズでは、まずは自分自身の弱点を適宜見極めて、その局所的に不足している部分をカバーしていって、ピンポイントの勉強法を進めていくようにしています。
高卒認定を受ける時の心構え
完璧主義にならないことが大事
高卒認定試験において、完璧主義の考え方はおススメしていません。
なぜかといえば、完璧主義の心が強いと、先述した「学校でやっていない問題」に直面した時、落ち込むことが多いためです。問題が全然解けない自分に対して、「こんな問題もわからない自分はもうだめだ」となり、勉強すること自体をストップしてしまう可能性があるのです。(これは最も避けなくてはいけない事態です。)
そのため、試験期間中の心構えとしては、完璧主義にこだわらず、大きく構えておいたほうが、全体的なストレスも減って、結果的には勉強時間が増えていくと、ビーンズでは考えています。
また、もう一つの理由として、完璧主義にならなくても高卒認定試験には合格できる、というポイントがあります。
高卒認定試験の合格ラインは、毎年変動もありますが、一説には各科目で大体45点とも言われていますし、じつは「科目合格」という制度もあって、一度合格した科目については次回以降の試験が免除されて、あらためて受け直す必要はありません。
これはつまり、「一度の試験で全科目を満点にする必要はない」ということです。
「一発で受験科目すべてを100点に仕上げる!」という完璧主義な意気込みではなく、「受験科目すべて、決定的な弱点だけはなくしておいて、50~65点をしっかり取れるようにしていこう」というように、努力のベクトルをうまく調整しましょう。
(前向きに考えれば、一度の試験ではダメだったとしても、テストを繰り返し受けることで、試験会場の雰囲気に慣れる練習にもなります。)
丁寧に解くことが大事
理社関連の科目(とくに地歴公民や理科2科目)などでは、その単元を一度も勉強していない生徒であっても、問題をしっかり読むと意外にも解けてしまうことがあります。
これは言い換えると、「たとえ本番で知らない問題が出ても、じつはきちんと読めば答えが見つかるかもしれない」ということです。ですので、高卒認定試験では、問題を丁寧に解いて、最後まで諦めない心を持つことが大事です。
日々の勉強が大事
高卒認定試験では、試験直前に徹夜しまくるような、短期集中型の勉強法はオススメしていません。最小で8科目、最大で11科目という、試験範囲の広いテストのため、日々、コツコツやらないと、全体をカバーすることはできないからです。
モチベーションを定期的に上げていく!
長いスパンで、コツコツと勉強していくことが大事ですので、モチベーションの継続は欠かせません。そのため、たまに合格した時の自分だったり、さらにその先の受験も突破して大学生活を送っている自分のことを想像してみたりして、「将来、楽しい出来事がたくさん待っている」という、ポジティブな考えを持っておくことが長続きのコツです。
ビーンズのオススメな方法としては、実際に大学を見て新しい刺激を受けて、その"想い"をずっと持ちながら頑張ることです。(詳しくは、本記事後半で説明しています。)
高卒認定試験に関するビーンズの実績
せっかくですので、ビーンズの実績もカンタンに紹介したいと思います。
高卒認定試験合格の実績
プライバシーのこともあって詳しくは書けませんが、過去の一例として、以下のような流れで指導をしていき、高卒認定試験に合格した生徒がいました。
・生徒Oくん (仮名・イニシャル)の合格までの流れ
⇒高校1年生でビーンズに入塾
⇒(理由があって)高校には行きたくない
⇒今後の将来や進路を考えていく
⇒人生のストーリーを組み立てる
⇒高卒認定+大学受験を目指す
⇒高校2年生の時に高卒認定に合格
高卒認定試験に合格した後につまずいた生徒のサポート実績
高卒認定試験には合格したものの、その後の進路選びがうまく決まらず、自分の打ち込むことが分からなくなって挫折してしまい、相談に来られるご家庭もありました。
その時の生徒には、心のケアからスタートして元気を取り戻していってもらい、その後、職業観育成をしてから進路選びを決めていってもらいました。
進路選びができるようになるまでの状況改善の流れ
・生徒Sくん (仮名・イニシャル)
⇒英語がどうしても苦手
⇒高認合格はしたが勉強したくない気持ちが強まった
⇒保護者様がビーンズを見つけて入塾
⇒『学び治し』の授業で心のケアなど
⇒エンカレ授業や各種ソーシャル体験で職業観育成
⇒前向きな考え方を持つようになり、進路を選んでいく
・生徒Uくん (仮名・イニシャル)
⇒国語がどうしても苦手
⇒大手予備校塾に通っていたが勉強の動機を失っていく
⇒保護者様がビーンズを見つけて入塾
⇒『学び治し』の授業で心のケアなど
⇒エンカレ授業や各種ソーシャル体験で職業観育成
⇒前向きな考え方を持つようになり、進路を選んでいく
その他、高卒認定試験に関するアドバイス!
オススメのスタート時期は?
高卒認定試験のスタート時期は、その人の基礎学力によって異なりますが、ビーンズでは、以下の内容でお伝えさせて頂いてます。
・中学受験や高校受験(一般入試)の経験を持つ人の場合
⇒約3ヶ月前から、本気で取り組む勉強が必要です。
⇒ビーンズで勉強する場合は、半年前には入塾して欲しいです。
・過去に1回も科目テストや受験経験を持たない人
⇒1年以上の期間、本気で取り組む勉強が必要です
⇒ビーンズで勉強する場合、遅くても1年前から入塾して欲しいです。
※ビーンズが長めに授業期間を欲しいというのは、ただの科目指導だけではなく、心のケアや信頼関係の構築などから授業をスタートする必要があるためです。(できれば受験までに先ほどの見学のような職業観育成に関する体験授業まで実施できると、なお良いです。)
高認は就職に不利?
「高卒認定試験だと、将来、履歴書において不利ですよね……?」と、心配になる保護者様もいます。
ビーンズの考えについて、詳しくは以下の記事にまとめていますので、気になる方は、ぜひ参考にして頂ければと思います。
大学進学まで目指す学生は"想い"を持とう!
ビーンズでは、高卒認定試験⇒大学受験をする生徒、または大学受験をする生徒たちには、必ず「大学へ行くための想い・理由」を持ってもらうように指導しています。
「大学で何をしたいのか」
「どうして大学なのか」
「どんな想いがあるのか」
「その大学に自分の心を動かす魅力が何かあったのか」
進路を考えるにあたり、こういった問いかけをすると、ほとんどの生徒は「自分は大学を見たこともないし行ったこともないため、知らない」という反応になります。
そして、彼らの反応はごもっともだと、ビーンズも頷きます。確かに、見たことも行ったこともないなら、それは知りようがないからです。
ですので、ビーンズではそういった生徒たちに「実際に見る」という経験をしてもらうべく、ソーシャルGO体験という取り組みをしています。これは、実際に大学や社会の環境へ足を運んでみることで、新しい刺激・知識・経験を得ることを目的に実施しています。
参考:ソーシャルGO体験の記事
大学受験はとても大変なことです。その進学先の風景をまったく知らず、自分の心に「想い・気持ち・動機」がないのでは、原動力そのものがありませんので、ただ頑張れと言われても難しいものです。
そのため、まずは大学がどれだけ楽しそうな場所なのか、実際に色々と見て、肌で感じておくことが大事だと、ビーンズでは考えています。こういったキッカケを積み重ねていくことで、生徒たちは、"想い"を抱いて、"考え"を持ち、"動機"を獲得して、"行動"を起こしていけるようになるためです。
この時、大事なポイントとしては、ただ大学見学をすれば良いわけではなく、「学生が中心となって盛り上がっているイベント」を見ることが重要、ということです。
なぜかというと「自分とちょっとしか年齢の違わないセンパイたちが、こんなにすごいことをやっているんだ」というように、子どもたちの「心を強く揺さぶるシーン」を見せないと、強い動機には繋がりにくいためです。とくに大学に関して、何にも"想い"を持っていない生徒に対しては、なるべく印象的なシーンを見せた方が、その後のモチベーション維持に繋がりやすいです。
(その後、生徒本人が意志を持って普通の日でもいいから大学見学をしたいと言ったら、それはすごく意味のあることですので、もちろんOKです。)
まとめ
高卒認定試験における、ビーンズの学習戦略は、「心を大きく構えて、コツコツと勉強を続けて、致命的な弱点をカバーし、手広く着実に点数を取っていくこと」です。
また、科目指導だけではなく、同時に、ビーンズの『学び治し』のカリキュラムも導入していくことで、高卒認定試験中の心のケアからモチベーション維持、それから試験合格後の大学進学に向けた受験フォローもしっかり取り組んでいきます。加えて、予定や体調などの条件が大丈夫そうな生徒にはソーシャルGO体験を通して、大学進学への動機づけまで取り組んでいきます。
もし、ビーンズの『学び治し』の指導内容について興味を持たれた方は、ぜひこちらの記事もご覧ください!