大学生インターンの逆境突破ストーリー「活動絞れずガクチカ危機」編

学習支援塾ビーンズ 松田珠璃

大学生インターンの逆境突破ストーリー「活動絞れずガクチカ危機」編

本記事は「おじゅりん先生のインターン活動」についてインタビューした記事の第二弾です。
前編では”真剣な話題を話せない”ということについて、インタビューしました。

本記事では、”大学生時代の活動を絞れずに、ガクチカ危機”についてインタビューしていきます。
インタビュアーは"みかるん先生"こと松野が務めます!

自己紹介

■愛称
おじゅりん先生

■役職
事務局長

■担当科目
英語、数学

■科目勉強以外
自己分析指導

■大学/学部
青山学院大学 教育人間科学部 教育学科

■趣味
オーケストラ・バレエ・フィギュアスケート鑑賞

■経歴
インタビュー時は4年生。「もう4年か!」という感じで、あっという間に大学生活も終盤。
ビーンズの他にも教育系メディア団体などで活躍。
心理や教育に興味があり、心理職と迷うも株式会社LITALICOに内定し、入社予定。

インターン以外にどんな活動をしていたのか

松野:おじゅりん先生って、ビーンズだけじゃなくいろいろ活動されてらっしゃったよなって思って。他にはどんな団体に参加されてたんですか?

松田:そうですね……いっぱいありますね~~(笑)

就活で話してた話題でいうと、二つの団体で、一つ目が部活動で、二つ目が、教育のNPO団体です。
NPO団体の方は教員向けの教育WEBメディアの運営で、目的としては学校の先生が授業準備などの効率化を図るために、教育業界で先進的な取り組みをしている方とか、学校の先生を引退された方とか、そういった方たちがつくった指導案や知見を、WEB上に記事にして掲載して、誰でも見れるようにするっていう。そのサイト運営をしていたって感じでしたね。

その団体の中で、短期プロジェクトとして大規模な教育イベントの運営もしていました。東大の文化祭で、外部から登壇者を呼んで「コロナ後の大学教育がどうあるべきなのか」についてのイベントを10か月かけて準備しました。私は広報を担当していて、広報戦略を練ったり、SNSの投稿や動画の作成をしていました。

どの団体も本当に楽しくて、やりがいのあるものばかりでした。だんだんと気の許せる仲間もできてきて、忙しい.....!と感じつつもとても充実していましたね。

ガクチカ危機 活動が絞れない

松野:その配分というか、どこに力入れるみたいなのは、どんな感じだったんですか。

松田:今だから正直に言うと、うまくいってなかったですね……。
ビーンズを含めて三つの団体にずっと参加していたので、時間配分が難しかったです....
「この時期はこれ、次はこれを頑張る」とか順序を考えていても、結局「その場の流れ的」に思い通りにいかないことが多かったです。
学生主体の団体だからこそだと思うのですが、突然のメンバー脱退や予期せぬハプニングが頻発していました。なので、時期によって、それこそプロジェクトの進捗状況によって、それぞれ行き当たりばったりで、それぞれの団体の活動量が増えたり減ったりって感じでした……

キャリアコンピテンスピラミッド CCP 学習支援塾ビーンズ)

就活っていう文脈だと、ビーンズだと「TSM(”Team”、”System”、”Money”)をガクチカとして獲得しよう。そして、そのTSMを獲得できるチームに絞って、そこにフルコミットしよう」っていうふうに言われてますよね。

私の場合、三つの団体に対して力を分散しすぎたというか、どの団体の活動に対しても深くコミットできてないっていう状態だったので、ビーンズでいいとされているレベルのTSMを獲得するのが難しかったんですね……

なので、ビーンズで口酸っぱく言われていたわりに、遅い決断だったのですが、就活を始めるあたり、いや就活というか、進路を改めて考え直すタイミングで、運動部のスケート、部活の方は一旦離れようっていうふうに決めて……。
あ、「自分で決めて」っていうのは噓ですね(笑)

生徒と同じで、自分事は決められないし、考えるのもしんどいんですよ。

ビーンズの人にいろいろ相談して、いっぱい時間もらって、アドバイスもらって、それでも決めれずにグルグルして、また相談して……やっとこさ決めてって感じで(笑)

なので、就活を始めるときは、主にビーンズとさっきのサイト運営の団体に、やっと絞れました。

と、言えば聞こえはいいですが、全然絞れなくて......。
多分1年ぐらい、ずーっと大人たち、そしてビーンズの他のインターンから

「おじゅりん、自分の時間を増やした方がいいよ」
「どの団体に対しても、中途半端になってない?」

と言われていましたね~~(笑)

ただ自分の中では、参加している団体全部楽しいしやりがいもあるし、自分の将来のためにもなっているし....。あと、仲良くなった先輩・後輩・同期と疎遠になってしまいそうなことや私がいなくなった後にどれだけの人に迷惑がかかるの?などを考えるとなかなか辞める決断がつきませんでした。
それに今楽しいから、就活のために打算的になりすぎるもの窮屈だなと感じてそもそも「選択と集中」をすることに必要性を感じられませんでした。

就活が目前に迫っているという場面で自己分析を通して、今後の人生、自分にとって何が大事って考えたときに、「今、部活じゃないな」ってなって……っていう感じでやーーーっと肚落ちして。
すぐには決められなかったですね。

長くなりました。
結論、私の場合「選択と集中が今の自分には必要だ」と腑に落ちるまで、結局、1年以上かかってしまいました。

松野:……そんなにかかるものなんですね……
結局、何月くらいに「決めた!」っていうか、決意できたんですか?

松田:そうですね。3年生の9月ぐらいに「時間をつくるぞ」「部活はやめるぞ」と決めたんです。決めたんですけど、ただ多分それまで1年ぐらい頭の中でモヤモヤと思っていましたね....。
夏休みぐらいに、それこそビーンズのみんなに

「本当に本気でやること絞った方がいいよ」
「ビーンズ以外でもいいから、とにかく絞ることが大切」みたいに言われました。

それからさらに多分2ヶ月ぐらい決めたり、悩んだり、一人で七転八倒した挙句、やっと「一旦部活から離れます」みたいな感じだったんです。

「やることを絞って自分の時間を生み出さないと考えて実際に決断するまで」には、トータルで考えると……1年、いや、1年半はかかってるかな~と。

インターンが突破した逆境「活動絞れずガクチカ危機」編 まとめ

松野:今回、あらためて、おじゅりん先生の話を伺って、「……何かを決断して、コミットするまでに時間ってかかるんだな」とあらためて感じました。

「TSMを得よう」
「そのためにガクチカづくりを優先しよう」
「そのために、参加する団体を絞ってフルコミットしよう」

分かっていても、腑に落ちるまで、じっくりと考え悩む時間も必要ですよね。

そして、悩み抜き、決断したおじゅりん先生。
次回の大学生インターンの逆境突破ストーリー「就活グルグル」とファーストキャリア決断編では、就職活動と本格的に向き合ったリアルな体験談をお話ししてくれます。

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