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教育アドバイス

復学に悩む不登校の中学生たち・保護者さまへ伝えたいことは「気持ちを楽にして学校のことを考えよう!」

「学校に行かないといけないのに、うまく登校できない。(だから)みんなができていることのできない自分には将来がない・・・」という悩みを抱えて、落ち込み、状況改善に向けた行動を起こせない子どもたちは、少なくありません。

そんな彼らにビーンズが伝えたいことは、「学校は必ずしも行かないといけない」わけではなく、また「学校に行かなくても人生はいくらでも充実させられる」ということです。

どういうことなのか、順を追ってアドバイスしていきたいと思います。

学校へ行くことは絶対ではないことを知ろう!

中学は登校していなくても卒業可能!

まず、義務教育の公立小中学校では、出席日数や成績に関係なく、たとえ不登校であっても卒業可能です。一応、原級留置の制度もあるのですが、日本では「15歳で中学校卒業」ということが常識となっており、中学までなら留年することなく、ほとんどの場合、卒業できるのです。

そして、そのように欠席日数が多い状態で卒業しても、高校へ進学することは可能です。内申点評価を重視する高校は難しくなりますが、それ以外の高校は普通に進学できますし、最近では、チャレンジスクールのように、むしろ不登校だった子を前向きに受け入れている高校もあります。

学習支援塾ビーンズが取り組むチャレンジスクール対策について 第1回「チャレンジスクールとは」

つまり、とても極端な話をすれば、内申点ではなく、科目の勉強や作文、面接だけを評価基準としている進学先を選べば、学校には無理に通学しなくても大丈夫なのです。

学校で得られるメリットは後からでも追いつく

中学校に行かなくても高校進学はできます。その中で、あえて学校に行くと得られるメリットは何か、一つずつ整理してみましょう。

一つは、内申点です。志望校によっては、成績や出席日数も重要な評価基準となりますので、そういった進路を希望する場合は、通学できていないと確かに不利になります。

もう一つは、人間関係です。部活での先輩後輩の関係だったり、クラスでの友情や恋愛関係、また団体行動に慣れていくことは、この先、社会に出ていくことを考えると、確かに必要になることです。

ただ、上記二点は、じつは後から取り返そうとしても、追いつくものだとビーンズでは考えています。

・内申点
⇒ たとえば内申点が悪くても、そこを評価基準にしていない進学先を選べば問題ありません。すべての高校が出席日数を見るわけではなく、そもそも調査票を見ない学校もあるし、面接だけの学校もあります。さらにいえば、高校卒業後、進学したい大学が難関校ともなれば、一般入試(科目試験での入試)が主となりますので、推薦やAO入試などを使わない限り、やはり内申点は関係ありません。

・人間関係
⇒ たとえ小中高の人間関係でうまくいっていなくても、大学に進学したり社会に出ると、その環境は激変します。それまでの人間関係の築き方は、そのまま大学や社会には通用しませんし、むしろ大人になってからの人間関係のほうが、人生をずっと支えるものになります。また、今現在、社会で活躍している有名な人の著書や経歴を見ると、中高時代の人間関係で失敗していたり、意図的にドロップアウトしたケースも多く見られます。さらに、有名な人に限らず、企業によっては、人間関係で苦しい思いをし、そこから立ち直った経験をもつ人は、他人を思いやることができ、仕事も丁寧で真面目に取り組んでくれる人が多いため、むしろ率先して採用・雇用したいと考えているところも多いです。つまり、小中高の人間関係の成功=人生の成功ではない、ということです。

一点、学校生活で得られる思い出だけは少し犠牲となってしまいますが、しかし、学校に行くことでどうしても辛い思い出や苦しい気持ちばかりが増えるのであれば、いっそのこと、「学校へ行かずに自分にとって楽しい思い出をたくさん作ること」を選んだほうが賢明です。

つまり、子どもたちへ伝えるべきポイントは、「不登校=人生の失敗」ではないということです。学校に行かなくても、人生は終わりではないことを、しっかり子どもに教えてあげることが大事です。

小中高のクラスメイトで一生の付き合いになる人は、たったの数パーセント

子どもたちにとって、学校や教室は世界のすべてに感じると思います。ですが、大人になってから今のクラスメイトたちと会うことは、ほとんどありません。たとえば試しに自分の親に、小中高時代の友人とはどれくらいの付き合いがあるか聞いてみても良いでしょう。大体の場合、数百人にも及ぶ同級生のうち、会っている人なんて、ほんの数人~十数人程度で、年に1回会うかどうか、というくらいです。また、仕事で忙しい人などは、付き合いも社会人中心となっていくため、同級生に会うのは数年に1回など、ほとんど会わなくなるケースも決して珍しくありません。

このように、じつは学校で知り合った人とかかわる時間は、長い人生においては、とても短いのです。もちろん友達の存在は大事ですが、自分自身の人生を大切にしながら目標に向けて努力を続けていれば、いずれ一生の付き合いになる人が現れます。本当に大事な人間関係は、そこから生まれますので、小中高で人間関係がうまくいかなくても、あまり心配しなくて大丈夫です。

社会自体が「今の学校教育」に疑問を唱えている

復学できず不登校・勉強嫌いになっている子どもの中には、強制されるような学校生活や座学中心の勉強が嫌いなのであって、人と話すことや学ぶこと自体はとても好きという子も数多くいます。こういった子は、自由な発想力を持っていて、好きなことについては年上の大学生や教授もびっくりするほどの知識量を誇っていたり、「どうしてこういう問題があるのに解決しないの?」といった、しっかりした考えがあります。

じつは社会全体で、そういった想像力を持った子どもを求めている動きがあります。たとえば、今現在、国や文科省などが中心となり、「今までの問題集を解くだけのような勉強・受験ではダメだ」と、教育カリキュラムの改正が行われていることは紛れもない事実の一つなのです。

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もちろん、だからといって学校に行かなくてもOKというわけではないのですが、しかし、子どもによっては教育カリキュラムが合っていないから不登校になっているだけ、という可能性もありますので、「学校=絶対」という思い込みをさせないようにすることが重要です。

不登校の子どもたちが復学に悩むのは「思い込み」が原因

学校に行けず、悩む子どもたちの多くは、「学校に行けない=普通じゃない=自分には未来がない」という流れで思考が止まり、苦しい思いをしています。

ビーンズでは、こういった心の状態を「自尊心を失っている」と表現しています。自尊心とは、すなわち「ありのままの自己を尊重し受け入れる」という姿勢のことです。自分自身を大切にして、自分自身の可能性を信じてあげられる前向きな心を持たないと、不登校の根本的な改善につながらないと、ビーンズでは考えています。

不登校・ひきこもりを改善するために必要な第一歩は「生徒の自尊心を回復すること」!

復学することはもちろん大事なことですが、その前に根本的に大切なことは、「学校=世界の常識・すべて」という、子どもの誤った思い込みをしっかり外してあげることです。その上で、学校のことは「自分の人生を充実させるための選択肢の一つ。余裕がある時は行くようにするかな」くらいに認識してもらって、とにかく前向きに進んでいく姿勢を身につけてもらえればと思います。

親が子どもを追い込むと危険!
当塾にご相談頂いた保護者さまの中には、我が子に向かって、「学校にも行けないような奴は社会に出れない!」というような叱り方を続けていた方がいました。このような叱り方は本当に状況改善を難しくしてしまいますので、絶対にしないよう、お願いします。子どもは情報源が少ないので、親の言うことは本気で信じ込んでしまい、自分の可能性について無価値だと思い込み、より一層、心を閉ざしてしまうからです。保護者様としては状況を改善していくことが目的なはずですので、状況を悪化させるような言動は避けていただきたいと考えています。また、実際に社会を見れば、学校に行けなくても活躍しているような大人や、学校に行けなかったからこそ活躍している大人も数多くいます。ですので、まずは子どもに前向きな気持ちになってもらえるような働きかけをしていただきたいのです。

復学のポイント

これまでに紹介してきたように、「学校へ行けない=人生の終わり」ではありません。

学校へ行けなくても活躍している大人はたくさんいるし、そういう状況から頑張った人を評価してくれる社会や企業は数多くあります。それに加えて、国も今の教育体制のままではダメだと、学校の現行制度にメスを入れています。

要するに、大事なことは、「自分自身の成長が一番の優先事項であり、学校はそのための選択肢の一つでしかない」と認識することです。「復学できないと人生が終わる」といった誤った強迫観念を持たないように気をつけましょう。その上で、どういった気持ちで復学に取り組めば良いのかといえば、下記の通りです。

ビーンズで伝える復学のポイント

学校へは7割の力で行く(べきだと考える)
・疲れたら行かなくてもOK
・嫌いな科目は出なくてもよい
・無理しない
⇒これくらい余裕のある気持ちでいるほうが、結果的に長く学校へいくことができます。

「学校に行かないといけない」ではなく、「あえて学校へ行く」と考える
・「学校へ行かないといけない(人生が終わる)」という考え方は捨てる
・好きな友達に会うため/好きな科目を勉強したいなど、学校へ行くプラスの理由をみつけ、それをモチベーションにする
・「別に行くべきではない。(行かなくても死にはしない)だから、元気な時はあえて行ってみる」という楽な気持ちが大切
⇒何か言ってくる教師やクラスメイトがいても気にしないことが大事です。(卒業したらもう会うことがないです。)

まとめ

復学しなきゃ・・・と思って、そのことに悩んで苦しんでいる子は、まずは気持ちを楽にして、「学校」に対する強迫観念を和らげることが重要です。まずは「学校に行けない自分」を受け入れて、その上で「自分の人生を充実させるにはどうすればいいか」を考えて、それから自分のペースに合わせて、無理のない復学を考えるようにしましょう!

注記
本記事は、学校や通学そのものを否定するものではありません。学校へどうしてもうまく行けなくて悩んでいる子どもたちや保護者様のため、「前向きな気持ちになって状況を改善していく方法/自分の人生を充実させていく方法」について紹介しているものです。

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