「大学の楽しさと大学で勉強する意味とは?」 ビーンズ講師・西田先生に聞いてみました!

大学 通う 意味 楽しさ

当塾の講師・西田先生に、高校までの学生生活とは異なる、大学特有の楽しさや、大学で勉強する意味について、話を聞かせてもらいました。

大学生活のことが想像つかない学生さんや、どうして大学に行くんだろうと決心のついていない学生さんは、ぜひこれからの進路選びの参考にしてみてください!

西田先生の大学生活!

大学に通学して、どんな楽しいことがありましたか?

一番楽しいのは、サークル活動です。

私は、現役だけで100人近くのメンバーが所属する、大きな規模のサンバサークルに所属していて、色んなイベントに呼んでいただいて、日々、パフォーマンスをしています。もともと、文化祭や部活動など、「みんなで1つのものを作り上げる」という時間が好きだった性格もあって、自分たちだけの力で、よりよい演出表現を自由に作っていける時間は、かけがえのないものです。

とくにイベントの規模によっては、1年前から、自分たちでテーマを決め、それにそったシノプス(パレードの台本のようなもの)をつくり、衣装や大道具、テーマ曲もすべて0から作っていくので、とてもやりがいを感じます。おかげで、「ずっと今の時間が続けばいいのにな」、「卒業したくないな」と思ってしまうほど、毎日が充実しています。

実際に通学して、大学に通う意味はどんなことだと感じますか?

人生に関する、さまざまなキッカケを得られることだと思います。

私の場合、仲間と一緒にサークル活動に打ち込むことで、「自分のこだわりを持って真摯に自分のやりたいことに取り組むことのすばらしさ」を学びました。また、授業での気づきや、教授との話し合い、色んな話題を真剣に話し合える仲間との出会いから、「自分が将来、人生をかけてやっていきたいこと」について、まだ模索中の部分もありますが、その方針だけでも見つけることができました。これらのことは、高校までの自分には、とても想像できなかったことで、大学だからこそ経験できたことだと思います。

ただ、この時に大事なことは、上記はすべて「きっかけ」であって、「一方的に教えてもらうものではない」ということです。たとえば、「大学の授業を受けるだけ」というように、受け身の姿勢で構えているだけでは、得られるものは少なくなってしまいます。あくまで、自分自身の主体性・能動性があるからこそ、「自分の人生に関する学びになる」のだと、私は思います。

大学生活で一番やりがいを感じている時間は何ですか?

最もやりがいを感じるのは、大学で学んだことを、現場などで実際に役立てることができた時です。

私は大学で臨床心理学や教育心理学を学んでいます。学問として教室で勉強しているのも楽しかったのですが、ある時、「この学びを実生活に生かすことができないか」とモヤモヤし始め、経済的に困難な家庭にある中学生の居場所および学習支援を行うNPOのインターンに参加して、悩みを抱える子どもたちのサポートをさせて頂きました。そして、その次に参加した場所が、今、講師として所属させて頂いている、ビーンズでした。

大学と現場を往復する中で、知識と経験、両方の学びが相乗効果を生んで、自分としても良い学びができているし、子どもたちへのサポートにも手応えがあって、日々、とてもやりがいを感じています。

高校までの学生生活と比べて、「違うな」と感じるポイントは何ですか?

「すべてを自分で決めていい」という責任です。

大学では、たくさんある授業の中から、自分で選択して時間割を作らないといけませんし、私のように寮に入ったりして一人暮らしをしている人は、家事全般も自分でやらないといけません。つまり、これは言い換えると、1日の24時間をどのように配分して、何に使うのか、すべて自分の意思で決められる、ということになります。

これは、これまでに自分が学校生活や受験勉強をするため、どれだけ親が生活を支えてくれて時間を作ってくれたのかと、痛感する時(感謝する時)でもありますが、自分が苦労して作ることになる分、「空き時間の貴重さ」が、昔よりも身に染みて分かりますので、毎日をより充実させようと、楽しいものにもなります。

自分の経験を通してみて、大学生活では、そういう自主性と向き合うことが、とても大事だと思います。

大学に進んで良かったと思うことは何ですか?

様々な人との出会いから、世界が広がったことです。大学では、授業はもちろん、教授や仲間とも話す機会に恵まれて、たくさんの情報に触れられるようになりました。

その中で、「それじゃあ自分という人間は何が好きで、何を大事にしたくて、たくさんある社会問題の何に対して、自分の人生をどういう風に使って生きたいのか」ということを考えるようになりました。「自分探しの旅」という言葉がありますが、4年間かけて、それを大学でしているような感覚です。だんだんと方針だけでも決まっているので、本当に良い時間を過ごせたなと感じます。

大学生になるまでに準備しておけば良かったと思うことはありますか?

社会で起きている問題に対して、もっと関心を持てば良かったと思います。

学校の勉強、受験勉強も、基礎になる部分なので大事です。ただ、新聞やニュースを読んだ時、そこに対して自分の意見を必ず持つようにする、という訓練をしていたら、今よりも考える力がついていただろうな、と思います。

これから大学生になる後輩に向けて、アドバイスをするならどんなことを伝えたいですか?

大学合格は目標にはなっても、人生のゴールではありません。

大学に入ったら、たくさんの自由な時間があって、色んな機会も増えます。そういうキッカケに触れていく中で、自分が主体性を持って、「どのように社会に出ていくのか、そのためにどんなことに時間を使っていくのか」を考えなくてはいけません。そういう自分に投資するような時間を意識的に持つかどうかで、おそらく今後の人生も大きく変わると思います。

また、大学はすべて自己責任になりますので、楽しいもつまらないも、すべては自分次第で決まっていきます。ぜひ、自分で有意義な大学生活を創っていって欲しいと思います。

最後に一言お願いします!

大学は、本当に楽しい場所ですよ!!!

※本記事は2017年7月から8月にかけてアンケートした情報に基づくものです。

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