大学の進路に教養学部を選んだ時の悩みと決め手! ビーンズ講師・西田先生の体験談!

大学 学部 選び方

当塾の講師・西田先生が、教養学部の進学を選んだ時の悩みと決め手について、話を聞かせてもらいました。学校生活を送る中で、まだ自分の進路が見つからなかったり、ずっと迷っていたりする学生さんは、ぜひ参考にしてみてください!

西田先生が教養学部の進学を選んだ時の体験談!

選んだキッカケ・理由は何ですか?

学部を選んだというよりは、私の進学した大学では、「全員教養学部に所属し、入学時は専攻を選ばず、学問分野を横断的に学べる」というリベラルアーツの理念だったので選びました。要するに、「まだ学部を決められない人向けの学部」だったのです。

私は様々なことに興味があったので、「大学の色んな勉強をしてみてから学部を正式決定する」という方針には、とても魅力を感じました。そして、実際に通学して、様々な分野の入門や、一般教養のコースをとることや、色々な人と出会うことによって、入学時には10個近くあった専攻の候補が、2年生の終わりには一つに絞れていました。しかも、その一つは、最初の10個の候補にはなかった、心理学でした。

もし、高校生の時点で学部を決めていたら、心理学の魅力を知らないままでしたので、絶対に進路としては選べませんでした。そして、心理学に出会っていなかったら、今のやりたいこと、これからやりたいことも思い描いていなかったハズです。(そうなると、ビーンズで活動しようとも思っていなかったかもしれませんので、生徒の子どもたちとも出会っていなかったと思います!)

他に迷った学部はありましたか?

海外に対して強い興味があったので、最初は、英文学や異文化コミュニケーション、語学系の学部学科は迷っていました。

でも、今の大学のことを知ってからは、迷いませんでした。受験勉強までの知識だけでなく、もっと大学生としての学びを経てから、学部を決めたいと思うようになりました。

進路を決める際に「こうしておけば良かったかな」と思うことはありますか?

現役の大学生だったり、大学で勉強したことのある卒業生の方に話を聞くことだと思います。

大学の学問は、高校までの間では、ほとんど触れたことのないものばかりです。私の選んだ心理学もそうですが、それまでに想像していたイメージと、実際に学んでみてからでは、学問への見方は驚くほど変わります。

私は大学の2年間で、色々な学問に触れて、詳しく知ってから専攻を選ぶ進路だったから良かったのですが、もしも受験時に学部を正式に決めなければいけなかったら・・・と想像すると、実際にその学問を学んでいる人を探して、センパイの話をできる限り多く聞くことが重要だったのではないかと思います。

大学の学問が、「体験しないと想像できないこと」なのであれば、少なくとも体験している人の話を聞いてみるようにすれば、なにかしらのヒントにはなるように感じます。

まだ進路に悩んでいる後輩にアドバイスをするならどんなことを伝えたいですか?

たくさん悩んだらいいと思います。どんな進路を選んだとしても、一番大切なことは、その進路の先で、自分が誰と出会い、どんな時を過ごすか、だからです。

選択は、出会う人や過ごす時の「質」に大きく関わるものですので、できるだけ慎重に考えて欲しいと思います。しかし、それでいて、時には「ビビっとくる感覚」も大事にしてください。

ストリートを歩いていて、ちょっと気になった服があった時、帰ってから「買えばよかった~」と思うような感覚ってありますよね。ああいう感覚っておそらく自分の軸や根底に関わるもので、「自分のセンスにどこかひっかかるもの」だから、時間が経っても覚えているんだと思います。自分の中になんとなく正解が浮かんでいるのだとしたら、そこを信じ切ることも大事だと思います。進路選びにおいて、理由ばかり気にして立ち止まってしまう時は、直感に従うこともすごく大事だと思います。

最後に一言お願いします!

あなたの人生は、親でも先生でも、また、他のだれのものでもなく、あなた自身のものです。周囲に流されることなく、後悔がないよう、自分がビビッとくる進路を選んでみて欲しいと思います!

※本記事は2017年7月から8月にかけてアンケートした情報に基づくものです。

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