中高一貫校で不登校。進路はどうすれば良い?

中高一貫校で学校の欠席が増えていくと、せっかくの内部進学も難しくなり、それからの進路をどうすれば良いか不安になってしまうかと思います。

本記事では、そういった中高一貫校における不登校が続いた時、色んな進路を見つけていくためのアドバイスを紹介させて頂きます。

まずは内部進学できるのか正しく状況確認

もし、お子さまが中間一貫校で不登校が長引いてしまった時は、まずは現状を冷静に分析しましょう。

・内部進学ができるのかどうか
・どうすれば内部進学できる可能性が残っているか
・もう今時点で内部進学がムリになっているのか

こういった情報を正しく集めないことには、これからの方針を決めていくことができないからです。

高校進学には色んな進路があることを知っておく

中高一貫の中学校で不登校になると、「せっかく中学受験をして入学したのだから、そのまま付属の高校に進学しないともったいない」と、ついつい執着してしまいます。

しかし、今いる環境がお子さまにとって決定的に合わないのであれば、内部進学しても、それが改善される、という可能性は少ないです。(内部進学だと、高校になっても学校自体の方針は似ているし、人間関係などにもあまり変化がないため。)

では、どうすれば良いかと言うと「進路には他の選択肢があること」を知っておくようにしましょう。とくに、「不登校になって内申が悪くなっても進学できる高校はある」ということは、ぜひとも知っておいて欲しいと思います。

もし、どうしても内部進学にこだわってしまい、うまく動けない方は、少し見方を変えて「お子さまに将来どうなって欲しいか」というところから考えていくようにしましょう。

・将来、我が子には自立して働いて欲しい

・ある程度の大学には行って欲しい

・無理して内部進学して、厳しい大学受験を乗り切れるだろうか

・我が子に合った高校を探して、そこでヘンなストレスを抱えることなく、大学受験に向けて着実にがんばっていったほうが効率的ではないだろうか(この時、内部進学はもちろん、定時制にこだわらず、という考えも大事。)

・お子さまと一緒に話し合って考えてみる(内部進学を避けることは"逃げ"じゃない。今の自分が効率的に将来のコト、大学受験に向けて動けるかを考えて、環境を変えるだけのこと、と諭す)

色んな進路があることがわかると「内部進学がダメでも、本人にやる気さえあれば、まだまだ頑張れる環境には進める」という一つの安心感にもなり、お子さまも保護者さまも、少し気が楽になるかと思います。

「偏差値信仰」の考えを改めて、進路をきちんと考える

中高一貫校に進んでいる人は、その本人、もしくは保護者さま含めて、「偏差値信仰」になっているケースが多々あります。

なぜかというと、中高一貫校に合格するためには、そもそも一定以上の学力が必要ですので、少なくとも、その時点では「自分は(我が子は)ある程度勉強ができる」という自負があるためです。そして、だからこそ学校の勉強についていけないと、「周りはできているのに、自分はできない=自分は無価値だ」というマイナス思考になっていってしまいます。

本来、勉強で大事なことは、その科目自体の楽しさや、新しい知識が増えていく楽しさを実感することです。そして、将来やりたいことがあるから進学する、という動機・目的意識が欠かせません。「偏差値だけ」の進路選択を考えないように気をつけましょう。

まとめ

将来の就職を考えた時、「この高校、この大学に入っておかないと就職できなくなる」ということは決してありません。また、昔は不登校だったけど、今は社会で活躍しているという大人はたくさんいます。「今の環境で成功しないと将来は真っ暗」ということはありませんので、どうか悲観的にならないようにしていただければと思います。

また、ビーンズでは無料相談を承っておりますので、「どうしても状況が改善されない……」という時は、ぜひお気軽にご相談ください。

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