第2回ビブリオバトル大会を開催しました!
「ビブリオバトル部(通称:ビブ部)」の生徒たち主導のもと、第2回ビブリオバトル大会が開催されました!!
その様子について、8月に新しく始まった「ビーンズ新聞部」がお伝えします!(今回の記事は、生徒の一人・睦月さん(ペンネーム)が書いてくれています!)
ビブリオバトルとは?
<ルール>
参加者が、おススメしたい本を持ち寄って、制限時間内に紹介し、全員の発表が終わったところで、一番読みたくなった本を決める、という大会です。
<由来>
2007年に京都大学の研究室で生まれて、今では全国大学大会も行われています。
<前回の記事>
もくじ
ビーンズ・第2回 ビブリオバトル大会の様子
今回のバトラー(参加者)
中・高生、大学受験生、大学生インターン、社会人ボランティア、講師という年齢もバックグラウンドもバラバラの参加者が、全く違ったジャンルの作品を持ち寄りました。
(講師が準備をしたスクリプト。参加の本気度が伝わってきます!)
(こちらは、参加者の一人が用意したスライドです。)
紹介された作品たち
以下、バトラーによって紹介された作品です。ベストセラー作品から、映画、絵本、そして単語帳まで!見事にバラバラですね。
種類 | タイトル | 作者 | 発表者 |
---|---|---|---|
絵本 | おさるのジョージ | ハンス・アウグスト・レイ マーグレット・レイ |
社会人ボランティア |
映画 | マトリックス | ラナ・ウォシャウスキー リリー・ウォシャウスキー |
大学受験生 |
映画 | キングスマン:ゴールデン・サークル | マシュー・ヴォーン | 中学生 |
漫画 | ぼくたちは勉強ができない | 筒井大志 | 中学生 |
小説 | 海辺のカフカ | 村上春樹 | 講師 |
小説 | 十二国記 | 小野不由美 | 高校生 |
小説 | サラバ! | 大学生インターン | 西 加奈子 |
小説 | 死神の精度 | 伊坂幸太郎 | 大学生インターン |
単語帳 | 鉄緑会 東大英単語 鉄壁 | 鉄緑会英語科 | 大学生インターン |
優勝者はなんと2人!!
今回は優勝者が2人いました。
(進行役による優勝者発表のシーンです。)
一人は、大会開催前から、「絶対に勝つ!」と息巻いていた塾生のY君です!
紹介したのは、「ぼくたちは勉強ができない」という漫画作品で、Y君のその作品に対する情熱と愛が参加者へ強く伝わっただけではなく、5分間と限られた紹介タイムの中で、作品の面白さ、キャラクターの尊さを上手に周りへ伝えて、悲願の1位に輝きました!
そして、もう一人は、飛び入り参加の大学生インターンの西さんです!
(手前でパソコンをいじっているのが西さんです。)
紹介したのは、前代未聞の「鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁」
……そう。英単語帳でした。
「これを紹介します!」と西さんが言った時、ビーンズの教室は、受験生の「やめてくれー!」という断末魔 と、笑い声に包まれました。
飛び入りと言うこともあり、他の参加者が紹介している横で資料を製作していた西さんですが、唐突に紹介された英単語帳の衝撃と、1時間で、昼食の素麺をすすりながら作ったとは思えないクオリティーで、見事に英単語帳の良さを周囲に伝え、1位の座につきました!
参加者や、見学のメンバーの感想は...
みんなの声を聞いてみたところ、
「まさか英単語帳が出てくるとは、予想外だった……(笑)」
「みんなのパッションが知れてよかった!!」
「次の優勝は俺がかっさらう!!!!」(初代ビブリオ王者)。
「休日に、買いに行ってみようと思いました!」
「映画紹介者が優勝できないのは、なんらかのジンクスなんですか……?」
などの感想がありました!
前回に比べ、参加者が増えたビブリオバトル。次回は9月に予定されています。
現王者の1位連覇か、前王者の返り咲きとなるか!?
はたまた、隠れた実力者が牙をむくか……!!
映画紹介者の三度目の正直か!?
いったい、どんなバトルになるのか。そして、どんな作品が紹介されるのか、だれにも予想がつきません! 次回もお楽しみに!
講師からのメッセージ
教務・小林からの一言
「だれでも参加していい。ただし本気で参加すること」というのが、ビーンズのビブリオバトルの素敵な点です。
同世代のみのバトルでは知りえない作品に出会えるのもいいですね!
塾長からの一言
子どももオトナも楽しんでいるビブリオバトルですが、ただ楽しいだけではありません。
以下のような効果を期待しています。
①子どもの人格的な成長
自分たちでイベントを企画する中で、同世代とのコミュニケーション力や、大人も巻き込む際に交渉力を身につける。
②学力の向上
読解力・作文力・表現力などのいわゆる「国語力」を楽しく伸ばすことができる。とくにビーンズでは、都立チャレンジスクール・大学のAO入試を受ける子が多いので、その対策に有効。
仲間や大人へむけて、「自分の考えを分かりやすく伝える」「自分の意見をまとめて、筋を通して発表する」ことでプレゼン力が上がる。
ビブリオバトルでは上記のことが楽しく鍛えられるので、結果としてチャレンジスクールの対策に直結します。
チャレンジスクールの受験では、面接と作文が課されます。ここで問題なのは、子どもたちは「文章力をアップしよう」としたり、「面接対策」を始めると、ほぼ100%気後れして、いやがることです。
ビーンズでは、ビブリオバトルのような活動を提供し、「子どもたちが楽しみながら参加することで、本人たちが気づいたら能力を上げていた」という効果を狙っています。