学校以外の環境で価値観を得た瞬間は「リーダーのこだわり!」 ビーンズ講師・西田先生の体験談!
当塾の講師・西田先生が、昔、学校以外の環境で新しい価値観を得た瞬間について、話を聞かせてもらいました。自分のやりたいことが見つかっていない学生さんや、学校生活以外のことで、なにか新しい物事に取り組みたいと考えている学生さんは、ぜひ参考にしてみてください!
もくじ
西田先生の新しい価値観を得た時の体験談!
どんな体験をされましたか?
大学に入学した時から、サンバのサークルで活動しています。
100人近くの大きなチームで、全国規模のイベントにも参加しているほか、年間10回ほど大学内や地域のお祭り、老人ホームなどに呼んでいただき、パフォーマンスをしています。
サンバというと派手なダンサーさんを想像される方が多いですが、私が所属しているのは、ダンサーが踊るために必要不可欠な音楽をつくる打楽器隊のほうです。2年間、そのリーダーであるヂレトーラ(diretor,英語で書くとディレクター)を務めています。
主な活動内容は、指揮者として、打楽器隊の普段の練習をすべて計画し中心になって行うこと。また、ダンサーリーダーと一緒に、会場規模やお客さんに応じて、パフォーマンスの構成・プランを考えることなどに取り組んでいます。
その体験によって得られたと感じるものは何ですか?
3年間の活動の中で、学んだことは数多くあります。その中で一番大きなことは、「チームリーダーとしてのこだわりの持ち方」だと感じます。
私は本場ブラジルのサンバを研究し、チームの音をどういう音にしたいか、常に考えています。そして、理想とするカタチを目指せるように、チームメンバーの練習内容を組んでいます。
ただ、チーム活動をすると分かりますが、メンバーには本当に色んな性格の人がいます。時には反対意見だったり、モチベーションが上がらないなどのこともあって、目標がぶれてしまうことも多々ありました。いくら「みんなのために考えたんだよ」といっても、不満を持つ人たちからは、「そのみんなに自分は入ってない」というように指摘をされてしまいます。それから目標を変えようとすると、キリがありません。次から次に練習内容や目標を考えて・・・最初の頃は、そのたびに気持ちが落ち込んでいました。
この時、私が学んだことは、「全員が心の底から本当に満足する目標」というのは、実際に掲げることは難しいということでした。そして、あらためて気づいたことは、「みんなを理由にすることは一種の責任放棄」でもあるんだと思いました。結局、全体としてやりたいイメージ(目標)を考えているのは自分自身なのだから、「私はこれがいいと思ったから、これでやらせてね」というように、ある程度、自分が責任を持って旗振りをすることが大事なんだと気がついたのです。
さまざまな意見を聞いて、人一倍研究して・・・最終的に、私は、「リーダーは強いこだわりを持ったわがままさんになるべき」という考えを学びました。ポイントは、こだわりを忘れない、ということです。(ただのわがままさんでは自分勝手なだけの人になってしまいますので!)
その体験をしたことで、今、どんなことに役立っていますか?
「こだわりを持つことの大切さ」を強く自覚してからは、「好きなものを極める姿勢」が変わったと思います。
学業面や趣味。なにごとも全力で取り組むように意識しています。これからどんどん年を取っていっても、好きなものを常に追求できるようなかっこいい大人になりたい、と思うようになりました。自分にとっては人生の価値です。
自分の体験をおススメするなら、どんな子に伝えたいですか?
大きな団体のリーダー経験を、おすすめしたいと思います。
とはいえ、だれにでもできるものではないと思うので、もしもチャンスがあって迷っている人がいたら、社会人になる前に、思い切ってチャレンジしてみることをおススメします。
多様な人間がいるチームの中で、自分の考えをどう持ち、どう伝え、どうメンバーの話を聞くかということは、自分が将来よきリーダーとして仕事をしていくにしても、よきフォロワーになってリーダーについていくにしても、絶対に役に立つ経験になると思います。
あとは個人的にはサンバもすごくオススメなのですが、音楽の話を語り出すと長くなってしまいますので・・・今回は割愛しますね!
最後に一言お願いします!
もしもリーダーを経験するチャンスがあったら、チャレンジしてみてください! つらいこともありますが、それ以上に得られる学びが大きいです!
あとは、ぜひサンバを聴いてみて欲しいと思います。深い歴史と、それゆえの幅広さを持つ、すばらしい音楽です!
※本記事は2017年7月から8月にかけてアンケートした情報に基づくものです。
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