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不登校・ひきこもりが長期化。就職活動してもらうために親ができること

教育アドバイス

高校卒業・大学卒業をしてから、不登校・ひきこもりの状態が長期化して、なかなか就職活動に向けて動けない方は少なくないかと思います。こういう状況が続くと、本人も心配ですし、保護者さまはさらに心配かと思います。(労働意欲を持つ機会を得ないままニートを続けてしまう可能性もあります。)

本記事では、そんな保護者さまのため、状況改善のきっかけにつながるアドバイスをさせて頂きます。結論は「いきなりの解決は難しく、しかし放置していても改善はしないので、ゆるやかな向上をしていくように働きかけていくこと」です。

保護者さまに気をつけて欲しいこと

両極端な言動と行動に気をつける

お子さまのひきこもりが長引いているご家庭では、以下のように保護者さまが両極端な言動・行動を取っているケースが多く見受けられます。

普段は放置で甘やかし気味
・ゴハンや洗濯、掃除など、上げ膳据え膳、保護者さまがやってしまう
・お小遣いを与え続けている
・電気代、食費、(スマホやパソコンの)通信費など、すべて保護者さま負担

たまに厳しい言動で怒る
・「今すぐ一人暮らしをしろ!」
・「家から出ていけ!」
・「施設に送るぞ!」 など

このように、口頭では「島流し、施設送り」などの叱責をしながら、実際の行動では「生活の約束、ネット回線や趣味に使うお小遣いまで与え続けている」という保護者さまが少なくないのです。

こうなると、お子さまからすれば、親と会えば責められなじられ、しかし、ゲームやネットのできる環境は担保されているし、さらには趣味に使う金も労せずしてもらえる状況となっていますので、両親に対する関係は悪くなりながら、自立する動機が生まれないという、最悪な状況が続くことになってしまいます。

そのため、上記の事柄が思い当たる方は、まずは「思いついた時だけ過度に怒る」のと、「ずっと甘やかしている実態」という二点を見直すところからスタートして欲しいと思います。

保護者さまに取り組んで欲しいこと

まずは感情的に怒ることはやめる

前述の通り、普段は実態として甘やかしていながら、時折に思い出したように叱責・怒ったところで、状況は何も改善されません。ただ親子関係が悪くなるだけですので、まずは感情的になって怒ることは辞めましょう。

甘やかしを辞めて、ゆるやかな自立を促していく

保護者さまが家のことをすべてやってしまうと、お子さまの中には、いつまでも自立の心は生まれません。一例として、以下の流れで改善を進めていきましょう。

第一ステップ
・まず、親子関係は一定水準以上に保てるようにします。(親子関係が悪いと改善は難しいためです。少しずつコミュニケーションを取っていくようにしましょう。)

・親子関係の水準(目印)は、「一日一回は食卓を囲んで無駄話ができる環境」にあることです。
⇒この状態になるまでは、お子さまに自立してもらう前に、自尊心を先に回復してもらう必要があります。(自尊心について、詳しくはこちら

・親子関係が良くなったら、次のステップに進みます。

第二ステップ
・家庭の中でお子さまに役割を持たせます。
⇒掃除、食事当番、力仕事など

・お小遣いはカットします。
⇒最低限、ネット、ゲーム、スマホなど趣味の費用は、本人に負担させましょう

・家の中で動いていく中で、だんだんと元気な状況になってきたら、外での活動を考えていきます。

第三ステップ
・家の近所、または興味のあることなどで、アルバイトしてみましょう

・いきなり就活ではなく、まずは社会のリズムに慣れていくことから始めていきましょう。

・もしアルバイトの職場環境が悪く、余計に疲れたり、自信を失ってしまいそうだったら、他のアルバイトに応募しなおしましょう。(アルバイトのメリットはすぐに違うところで始めることができる点です。)

・アルバイトをしながら、だんだんとリズムを取り戻してきたら、いよいよ就活に取り組んでいきます。

第四ステップ
・就職活動をしていきます。スキルに自信がなかったり、または行ってみたい業種などあれば、訓練校や専門学校、資格を取ったりすることも大事です。アルバイトしながら頑張っていくのも、もちろんアリです。(就活以外にも、社会活動における目標などが出てくれば、そちらに励むことも大事です。いずれも家族間でよく話し合って決めましょう。)

ポイントは、いきなり100点の改善を望まないこと

保護者さまが、お子さまに家でお手伝いをさせたり、アルバイトをさせていたりすると、「(同世代の)他の子たちはもっとすごいことをしているのに……」などの考えがよぎるかもしれません。

しかし、そういう風に、他の人と比較したり、いきなりの100点の改善を望んでも、仕方のないことです。まずはコツコツと、少しずつ改善できるところから取り組んでいってもらい、お子さま自身のペースで、着実に社会復帰できるようにサポートをしていきましょう。

また、保護者さまが焦りの気持ちを見せると、お子さまも不安の感情を煽られてしまいます。どっしりと構えて、お子さまが安心して、色んなことにチャレンジしていける環境づくりに勤しみましょう。

※注記:お子さまにもし暴力行為をふるわれたら……

状況改善の中で、保護者さまがどんな働きかけをしても、お子さまが家の仕事を一切手伝わず、自分の趣味にしか興じないようであれば、そのお金をカットしてOKです。また、それでお子さまが暴力行為を取ってくることがあれば、徹底して距離を取るようにしましょう。一切の金銭を持っていき、保護者さまが家を離れてしまうか、もしくは、まとまったお金を渡して、子どもを家から追い出すこともありです。

暴力行為をふるう=いくら家族でも普通に刑事罰の犯罪行為ですので、思い切った手段に出て良いです。これは、暴力をふるう=一切の信頼を損ねる行為だと、お子さまに教育する意味もあります。もし、暴力をふるわれて、そのまま甘やかした生活を提供・容認してしまえば、お子さまは「親がなんだかんだうるさくいっても、最後は暴力でなんとかなる」というように歪んだ生活観を持ってしまい、ますます状況が悪化してしまいます。

まとめ

ひきこもりの長引いている子に対して、最もやってはいけないことは、

・時折、思い立ったように感情的に叱責、怒鳴りつける
・一切の労働なく、何一つ不自由ない生活を提供し続ける

の二点です。まずは親子関係を修復しつつ、家の中でしっかり役目を与えて、また、労働なく趣味・娯楽の充実をさせず、きちんと"自立の心"を育てることを目標に働きかけていくようにしましょう!

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