ビーンズの美談ではないリアルな大学受験物語 「勉強のやる気が出ない」編
本記事は、学習支援塾ビーンズで 受験を経験した生徒たちはどのような心境だったのか……?
ビーンズの大学受験勉強のリアルな雰囲気とは……? をお伝えする記事です。
もくじ
ビーンズの美談ではないリアルな大学受験物語 「勉強のやる気が出ない」編
「惟光(仮名)」「柏木(仮名)」「夕霧(もちろん仮名)」の3人に、
学習支援塾ビーンズでの美談ではないリアルな受験体験を語ってもらいました。
《3人のプロフィール》
惟光(仮名):高卒認定を取得した後、1年間浪人。GMARCHに合格するも、美術系の大学に進学することに。
柏木(仮名):通信制高校出身。公募推薦/総合型選抜で受験。GMARCHの文学部に進学。
夕霧(もちろん仮名):高卒認定を取得した後、1年間浪人。理工系の大学に合格。
3人のナビゲーターは彼等と苦楽と思い出を共有してきた、ビーンズ副代表の長澤が務めます!
※インタビュー内容はコロナ流行以前のものです。2021年5月現在、ビーンズでは主にオンライン授業で受験に立ち向かう子どもたちを応援しております!
長澤:本日は皆様お足元の悪い中、お集まりいただき……
柏木: 何そのキャラ???(笑)
一同:(笑)
長澤:僕も何が正解かまだ分かってないの!(笑)
ひとまず今日はね、めでたく大学生としての春を迎える君たちとともに、
「ビーンズ大学受験ヒストリー」を語っていこうと思うんですよ。
夕霧:緊張する……
長澤:OKOK! 君たちの緊張も全部受け止めて、副代表たる僕がサクッとお話し回していきますから
惟光:いや、このインタビューしたときは、学生講師だったじゃん!
一同:(笑)
長澤:そういう、メタ視点の話、やめい(笑)
そうでなくても、コロナで季節のイベントをやれなかったりして、いろんな時間軸が歪んでいるんだから……!
長澤:じゃ、まずは受験勉強のやる気が入る前の頃の話から聞いていこうと思うんだけど。
そもそも、どんな理由でみんなは受験しようと思ったのかな?っていう……。惟光はどう?
惟光:僕は何かやりたい勉強があるわけでもなかったから、とりあえず偏差値の高いところに行きたいっていうかんじで
最初は、どっちかっていうと、偏差値高めの難関私立を狙っていました。早稲田とか慶應とか……
「やりたいことがなかったから、偏差値でしか大学の良さを図れなかった」
長澤: なんで偏差値にこだわり強かったの?
惟光:僕はもともと 中高一貫で、中学受験していわゆる偏差値高めの学校へ行ったんですけど。不登校から高校も偏差値落ちたので、 学歴的に「戻りたかった」っていうのがあって。
長澤:あー、なるほどね。学歴にプライドがあったんだ。
惟光:プライドありましたねー。
僕は特にやりたいことがなかったから、偏差値でしか大学の良さを測れなかったんですよね。
だから、現時点で自分が勉強してるかどうかは置いといて、できるだけ高い偏差値の大学に行こうと思っていました。
ちなみに、この「偏差値信仰」は後に崩れるのですが…… それはまた後ほど……(笑)。
※ここら辺の気持ちの揺れ動きについては「不登校の後、エリート校での進学を断念」(外部サイト)もご覧ください。
一同:(笑)
(中高一貫校の不登校については、こちらのブログもご覧ください)
長澤:ほー。大学で何かやりたいってことはなかったの?
惟光:受験勉強のときは、「経営に興味がある」とか「心理学おもしろそう……」とか言っていましたが、本当に大学で何かをやりたいって気持ちはなかったと思います。
なんというか、そこで「ない」って周りや自分自身へ言っちゃうと、マズイと思って。
長澤:へえー。
惟光:この塾に来るまでは(笑)
一同: 何、このやらせ感(笑)
長澤:柏木は? 大学でやりたいことは?
柏木:その点でいえば、惟光とは逆。
元からやりたいことがあって、そのための手段としての大学選びだった。
長澤:何がやりたかった?
柏木:えーっと、日本史だね。中学から色々やってきました。
長澤:ちなみに、日本史でどんなことをやってきたかっていうのを、みじかーく!
柏木:短く? 色々やりました(笑)
長澤:色々?
夕霧:短い(笑)
長澤:何を作ったんですか?具体的に、なんか……。
柏木:それ語らせたら、このブログそれで終わっちゃうよ!!(笑)
長澤:じゃあ、夕霧はどう?
夕霧:僕も、行きたい学部は決まってて……。統計のプログラムとか学びたいと思ってて。
ある程度、方向は決まってた。
長澤:ちなみに偏差値的には、何か考えはあった?
夕霧:そりゃあ、偏差値高いところには行きたかったよねえ。でも、僕の場合は偏差値以外にも大学選びの基準があったんだよね。
長澤:それはなに?
夕霧:「プログラミングを学べるか」「家から通えるか」「数Ⅲ使わなくても受験できるか」だよね。
柏木:後ろ2つ、リアルだな(笑)
「受験勉強しなきゃって気持ちはあったの?」
長澤:受験勉強しなきゃって気持ちはあったの?
夕霧: めっちゃあった。
でも去年の今頃は全然。受験勉強やってなくて、全部不合格だった。
長澤:ちなみに「やってない」って、どのレベルでやってなかったの?
夕霧:え、週1の授業をひたすらサボる、みたいな(笑)
一同:(笑)
長澤:え、ちなみにそれってどういうとこ?
夕霧:えっと、 通信制の、単位が取れるとこで、単位が取り終わったあとに受験勉強みたいなので、週1……。それすらサボる、みたいな。
「ちなみにどのくらいビーンズさぼってたの?」「それはもう、顔を忘れそうになるくらいだね」
長澤:惟光、なんか神妙な顔つきをしているけど。
……っていうか、惟光くんは「勉強しなきゃ」っていうのはあったんですか?
惟光:あった…… あったはあったけど…… うーん。ビーンズ来た頃は、僕も浪人してて、最初はビーンズの授業キャンセルしまくってたかな……(笑)
長澤:ちなみにどのくらいビーンズさぼってたの?
惟光:それはもう、顔を忘れそうになるくらいだね。
夕霧:ちなみに、授業さぼってたときは何してたの?
惟光:それはもう、部屋で寝てるか、ダラダラゲームしてるかだね。
夕霧:あ、僕と同じだ(笑)
長澤:夕霧もよくビーンズ来れなくなってしまうことあったけど。それはどうしてだったの?
夕霧:僕は英語と物理が苦手だったんだよね。そこはビーンズの先生たちもわかっていたから、優しく丁寧に教えてくれていたんだけど。
やっぱり、 個別指導である分、宿題ができないと先生に申し訳ないというか後ろめたいというか……
初期はそんな理由でビーンズに足が向かなくなるときもあったよね。
「ビーンズをサボって、家にいると親から心配されるじゃん?」
長澤:ちなみにさ、ビーンズをサボって、家にいると親から心配されるじゃん?そこいら辺、どんな感じだったの?
夕霧:塾に通いだした頃は結構心配されて、色々言われた。
惟光:「家にいないでビーンズ行きなさいよ」みたいな?
夕霧:うん。
長澤:親から色々言われたり心配されたときの気持ちはどうだったの?
夕霧:確かに、親に心配かけてしまってるということに申し訳ない気持ちはすごく感じてたんだけど、行きたくないときはどうしても体が動かなくて……(笑)
長澤:そういえば、授業をキャンセルしまくってた惟光はどうなんですか?(笑)
惟光:そもそも休んでいるときって、昼夜逆転してるときが多かったですねー。だから、授業が始まった時間には寝てることが多かったです(笑)
月2回で家族会議でした……(笑)
長澤:家族会議では、親から心配される感じなの? それとも問い詰められる感じなの?
惟光:どっちもですね。親相手だと話しづらいじゃないですか。
だから、家族会議を途中で退出してしまうことも多かったですね。今となっては申し訳ない気持ちで胸がいっぱいです(笑)
※過去の過ちを真摯に懺悔する惟光氏
夕霧: ちなみにその家族会議で惟光は変わったの?
惟光:変わらないね!
一同:変わらないんじゃん!(笑)
惟光:約束事リストとか作ったりするんだけど、一切守れなかったね!(笑)
夕霧:あるあるだなー(笑)
「ビーンズに慣れてきた頃、先生が他の受験生の輪につなげてくれたんよね」
長澤:そもそも、3人はどういう間柄だったの?
柏木:そもそもビーンズは個別指導塾だしさ、他の生徒と関わる機会はエンカレくらいしかなかったんだよね。だから、惟光や夕霧とは最初は、そこまでの間柄だったよね。
夕霧:たしかに、5月くらいだと、柏木や惟光とはあまり関わりなかったよね。
惟光:夕霧はまだ入塾する前だったけど、ビーンズが引っ越す前は他の生徒との関わりがなかったよね。だから現役の頃は受験勉強一人でやってたね。
柏木:そうそう。5人が同時に授業受けていたら、教室いっぱいになるくらい狭かった。
夕霧:え? そんなに狭いの???
柏木:めちゃくちゃ狭かったよ(笑)
惟光:生徒がひしめきあってたよね。
柏木:教室が狭いから、授業が終わったら、帰らないといけなくなっちゃうんですよ。教室が広くなったことによって、なんぼでも居残れるようになった。
で、来たら誰かしら、他の生徒がいるという状態になったのが大きいよね。
惟光:僕の個人的な話をすると、現役の頃、受験が終わって暇になって、中3の子たちの受験を手伝うようになったのが、他の生徒と関わりを持つようになったきっかけなんだよね。
惟光:夕霧が入ったころには、生徒同士のつながりも結構できてたよね。
夕霧:そうだねぇ。ビーンズは基本は個別指導。
最初は個別指導の先生としか関わりがないんだけど、ビーンズに慣れてきた頃、先生が他の受験生の輪につなげてくれたんよね。
結果、自然な感じでビーンズになじめたなと。
「学習支援塾ビーンズは電源とwifiがあって、コーヒーが飲めるのでノマドスペースとして秀逸」
夕霧:あと、電源とWiFiがあるのもいい よね。電源とWi-Fiは人権だからね。(笑)
惟光: コーヒー安く飲めるしね。後輩がコーヒーサーブしてくれたときは天国感が半端なかった。
あれ、なんであんな美味しいコーヒーが出てきたんだっけ?
(美味しいコーヒーが出てきた裏側はこちら)
生徒に初めてのコーヒー淹れをしてもらいました!
夕霧:そうそう。ビーンズって、 ノマドスペースとして秀逸なんだよね。入塾したころからよく居残ってたなー。
長澤:ノマドスペースって(笑) 塾としてどうなのか?という説はあるけど…… 他にビーンズが心地良いと思った要素ある?
※ノマドスペース(?)っぽさがあふれる教室
夕霧: え、もう、雰囲気ですね(笑)。
塾なのにカフェみたいな雰囲気だし、こたつもあるし(笑) ビーンズに入ろうと思ったのはそんな雰囲気がよかったから、といっても過言ではない(笑)
一同:ステマ!? ビーンズから金もらってるんじゃないの!?(笑)
「大手予備校を渡り歩いた結果、結局ビーンズに戻ってきた」
長澤:夕霧はさ、大手の塾は渋かったと。全然おしゃれでもねえし、蛍光灯はぎらついているし。
柏木:あれ。大手予備校が向いてなかった人といえば、
惟光もいるじゃん! 大手予備校を渡り歩いた結果、結局ビーンズに戻ってきた惟光くん!
惟光:そうだなあ、七大陸を股にかけ、流浪の民となり、結局ビーンズに戻ってきたなあ……
夕霧:なんで大手予備校じゃなかったんだろう。合格した今だと、どうとでも言えるけどさ。
惟光:なんでだろうなあ。まあ、壁は白くて殺風景だし。
空気がね。ゴリゴリしてるもんなあ。
あの雰囲気は自分が勉強できている状態だったら、つまり優位にたててる状態だったらいいんだけど、自分には“圧”が強すぎて居心地が悪かったな。
「勉強のやる気が出ない」編まとめ
受験への焦り・学歴へのこだわりはありつつも、受験勉強にやる気が出なかったことが3人の共通点でしたね。
一方、ビーンズに居心地の良さを感じ、ビーンズに入り浸っています。
しかし、受験本番はすぐそこまで迫っています……! このままの勉強のペースだとマズい……!
3人はこの危機をどうやって乗り切るのか……!
後編“ビーンズの美談ではないリアルな大学受験物語 「挑戦」「合格」編”では
ビーンズの自由な雰囲気のなかで、3人が3人ならではの方法で受験を乗り切ったエピソードを紹介します! お楽しみに!