中央大学・学生さん企画の特別授業! 「大学入学前のみなさんに伝えたいこと」
先日、中央大学・現役大学生の井利元さんと高橋さんよりヒアリングを受けて、ビーンズの新しいサービスを考えてもらう機会がありました。(前回記事はこちら)
その後、検討を重ねた結果、お二人にはビーンズの生徒向けに特別授業を開催してもらうことになりました。テーマは「大学入学前のみなさんに伝えたいこと」です。
もくじ
大学入学前のみなさんに伝えたいこと
実施時期:2018年2月
特別講師:井利元 美波、高橋 有梨沙
授業の経緯・目的
ビーンズでは、大学選びに"リアリティ"を感じることのできない高校生たちに、これからの進学や将来に向けてしっかり目的意識を持ってもらえるよう指導を続けています。しかし、これはもちろんカンタンなことではなく、日々、難しさを感じていることでもあります。
そんな中、井利元さんと高橋さんに提案を頂いた授業内容は、「現役の大学生が自分の経験をありのままに話すことで、なぜ目的を持って大学生活をスタートすることが大事なのか、歳の近いセンパイ目線で伝えていく」というものでした。
「センパイと話す」という取り組み自体はすでにビーンズでも実施しているのですが、彼女たちの提案のポイントは「成功も失敗もすべてありのままに話していくことで生徒たちに共感してもらう」という点で、これはビーンズの生徒たちに響きそうな内容だと感じましたので、こちらからもお願いして、今回、授業を実施してもらいました。
授業の様子
授業では、井利元さんと高橋さん、それぞれの高校生活から今の大学生活までの体験について、詳しく話していただきました。
お二人とも「私たちを反面教師にしてください」と、成功談だけでなく、失敗談も一切隠すことなく、まさに身を削った本音の赤裸々トークを続けてくれました。そのおかげもあって、まるで同じ学校の先輩が後輩に話しかけているような雰囲気が生まれ、しっかりと生徒たちの心を掴んでいるようでした。
今回の授業で、お二人が最も伝えたかったメッセージは、「自分が将来やりたいことを考える場面はいつか必ずやってくる」ということでした。そして、「やりたいことを見つけるためには、目的意識を持って、自らチャレンジしていくことが大切」と伝えてくれました。
大学に進むことが"ゴール"ではない
⇒大学進学後には就活が待っている。これは単位をとることや、良い成績をとることだけでカンタンにクリアできるものではない。(何も考えずに大学へただ通っているだけでは、自分のやりたいことを見つけて、就職活動へつなげていくことは難しい。)
目的意識を持たないとやりたいことは見つからない
⇒大学に行けば自動的にやりたいことが見つかるわけではない。自分が意識を持って自主的に行動をしていかないと、何も始まらない。
色んなことにチャレンジする姿勢が大事
⇒自分が興味関心のある分野以外のことであっても、「よくわかんないけどやってみよう!」と行動力を発揮することが大事。その上で好きなら続ければ良いし、イヤなら止めればいい。(そうしないと新しい情報を得られず、自分の世界は一向に広がらない)
なぜ、将来やりたいことを考えることが大切なのか伝えた後は、生徒たちと一緒に、これからのライフプランを考えるワークに取り組んで、授業を締めくくりました。
生徒たちの反応
生徒たちは、現役大学生の赤裸々な打ち明け話を聞いて、色んな驚きがあったようです。中でも、とくに響いていたことは、「大学に入れば自動的に将来やりたいことが見つかるわけではない」という現実を真正面から突きつけられたことです。
また、中央大学といえば多くの人が知っている有名な大学ですが、その大学生であっても、自分の将来についてしっかり考えていかないと苦労してしまうという体験談は、生徒たちにとって、なかなかの刺激になったのではないかと思います。
塚﨑から一言
自分の将来を考えるという状況は、遅かれ早かれ、だれでも直面します。しかし、自分の将来について考えるタイミングが早ければ早いほど、大学進学後もよいスタートを切ることができます。自分の世界を広げ、自分のやりたいことを早く見つけることができるのです。
生徒たちには、ぜひ今回の授業を受けた経験を活かして、これからの自分の人生について真剣に考えていって欲しいと思います。
お礼
今回、特別授業を開催して頂いて、井利元さん、高橋さん、本当にありがとうございました。
将来について考えるための"動機づけ"というのは、ビーンズの『学び治し』における大きなテーマであり、同時に課題でもあります。生徒たちに自分の進路選択について"リアリティ"を感じてもらうためには、今回のように、飾らないセンパイがありのままに語っていく時間も欠かせないのだなと、たいへん参考になりました。(今後、ビーンズのセンパイインタビューやソーシャルトーク体験などの授業コンテンツの中でもうまく反映していきたいと思います!)