「大学の楽しさと大学で勉強する意味とは?」 ビーンズ講師・池端先生に聞いてみました!
当塾の講師・池端先生に、高校までの学生生活とは異なる、大学特有の楽しさや、大学で勉強する意味について、話を聞かせてもらいました。
大学生活のことが想像つかない学生さんや、どうして大学に行くんだろうと決心のついていない学生さんは、ぜひこれからの進路選びの参考にしてみてください!
もくじ
池端先生の大学生活!
大学に通学して、どんな楽しいことがありましたか?
大人になってから振り返ると、大学はとても環境に恵まれてる場所だったんだなと思います。
私はテニス部に所属していたのですが、コート代や練習代はもちろん無料でしたし、授業の空いている時間に行けば、誰かしらがいて、お手軽にテニスを楽しむことができました。しかし、大人になって学校の環境を離れてしまうと、コートは予約必須の有料制ですし、日時を決めた上で練習相手も探さないといけません。テニスクラブに入ればいつでも楽しめますが、会費がそれなりにかかってしまいます。ですので、設備の整った環境にいられたことは、本当に楽しいことだったと思います。
(今にして思うと、テニス部も良かったのですが・・・現在の趣味でもある乗馬をもっと早くからやりかった気持ちがありますので、馬術部のある大学を受けて、所属したかったなとも思います。)
あと、私の人生に最も影響したことは、在学中に今の夫と出会ったことです。同じ研究室の先輩だったのですが、大学では、もしかしたら私のように結婚相手が見つかる場合もありますので、そういうところも楽しいところだと思います。同じ大学で同じ研究室にいましたので、お互いの人柄もよく見えて、とても安心します。
実際に通学してみて、大学に通う意味はどんなことだと感じましたか?
大学に通う意味は、自分の進む道をしっかり考える機会を得ることだと思います。
私は化学系の大学に進んだのですが、実際に学んでいく中で、その学問の追及については、「これは私が進むべき道ではない。」ということがわかりました。それでは、いったい、自分はこれからどういうことを仕事にしていきたいのか・・・。大学において、あらためて、自分自身のことを見つめ直した時でもありました。
大学生活で一番やりがいを感じた時間は何ですか?
当時、アルバイトでやっていた家庭教師です。
先ほどの進路の話とつながりますが、大学に通いながら、自分にとって充実している時間は何だろうと思ったら、「人に教えている時間」が最もやりがいを感じる時だったのです。そうして、教育に興味・関心を抱いていることを自覚してからは、就職の方針も悩まず、しっかり定まっていきました。
高校までの学生生活と比べて、「違うな」と感じるポイントは何ですか?
授業の内容が大きく異なります。教授にもよりますが・・・高校までの授業と比べて、大学の授業は、教え方がイマイチな場合も多かったです。
講堂が広いこともあって、声が小さくてほとんど聞こえなかったり、教材や専門書に書いてある説明もなにしろ難しいことばかりですので、ぱっと見では、さっぱりわからない内容だったりします。これまでに分かりやすく教えてくれた先生の素晴らしさや参考書などの分かりやすさをあらためて実感しました。私の大学は理系だったのですが、その学問自体に自主的に興味や関心を強く持って勉強していないと、大学の授業は本当に難しいものが多かった、というのが印象です。
あとは、大学生はとても自由だということも、大きく異なる点です。誰かから、あれこれ指図されることもないですし、朝寝坊しても、講義中に寝ても、大学へ行かなくても、怒る先生はいません。すべて自分の意志で行動していく必要があります。
大学に進んで良かったと思うことは何ですか?
大学に行って良かったことは、人生を大きく方向づける二つの出来事があったことです。
一つは、結婚相手が見つかったこと。もう一つは、自分が興味を持っている分野を自覚することができて、将来の進むべき道が見えたことです。
大学生になるまでに準備しておけば良かったと思うことはありますか?
もっと勉強しておけばよかったとは思います。
これから大学生になる後輩に向けて、アドバイスをするならどんなことを伝えたいですか?
大学の合格をゴールにしたら、合格後、目的がなくなってやる気がなくなってしまいます。大学の合格は「出発地点」です。どこに向かうのか、目的はもっと先に置くようにしてみてください。
最後に一言お願いします!
受験生の時は、偏差値の高い大学の合格した方がよいと思いがちですが、偏差値の高い大学に合格すれば幸せが待っているとは限りません。
偏差値より、自分のやりたいことをしっかり考えていったほうが、より充実した人生になると思います。
※本記事は2017年7月から8月にかけてアンケートした情報に基づくものです。
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