【科目勉強のコツ】 英語嫌い・英語苦手なお子さまにすすめるビーンズの勉強方法
前回記事(こちら)では、不登校のお子さま向けに、英語の勉強方法をご紹介しました。
今回の記事では、英語嫌い・英語が苦手というお子さま向けに、ビーンズがすすめる英語の勉強方法をご紹介します。
もくじ
英語に対する苦手意識をなくそう
英語の授業と聞くと、
「アルファベットや単語を覚えなきゃいけないから嫌だ」
「日本人なのに教室で英語を話すのが恥ずかしい」
このように感じるお子さまもいらっしゃると思います。
ですので、ビーンズでは、まずは勉強という意識ではなく、英語に関連するカードやゲーム、ワークシートから取り組んでいきます。(詳しくは前回記事のこちらをご覧ください。)
ポイントは、遊びの延長で楽しく学ぶことです。
「楽しいからやる⇒身につく⇒分かる⇒分かるのが嬉しいからやる」という、正のスパイラルにお子さまが乗っていけることを目指すことが大事です。
自分の好きなものを教材にしよう
もし英語が苦手なお子さまでも、自分の好きなものを教材にすると意欲的に取り組めるケースが多いです。
映画やドラマで英語を勉強!
たとえばビーンズでは、ミュージカル映画を教材にして、英語を勉強する生徒がいました。彼女は英語の歌詞を書いたり、暗記して歌ったりすることで、勉強に対する自信をつけていくことができました。
歌や音楽が好きなお子さまには、ミュージカル映画はおすすめです。とくにディズニーの作品はやさしい英語が使われていますし、内容もお子さま向けで安心です。
他、ビーンズ講師おすすめの「教材にぴったりの映画・映画音楽」を紹介します。
【ファインディング・ニモ】
・かわいいキャラクターたちのセリフは、理解しやすいものが多いです。(とくにニモのセリフがすごくかわいい!)
【アンダー・ザ・シー】
・ディズニーミュージックでなじみがあります。
・日本語訳とのちがいがあって、訳を比べる楽しさがあります。
・中学生のとき授業で扱われることも多く、印象に残っていると思います。
【マトリックス】
・なぜかゆっくり台詞をしゃべってくれるので、マネしやすいです。
・戦闘シーンが多いけど、スラングがあまり使われておらず、おすすめです。
【BBC(生き物ドキュメンタリー)】
・生き物好きにおすすめです。
・youtubeでいつでもお手軽に聞けます。
⇒ https://www.youtube.com/user/BBCEarth
【TED】
・様々な分野のプレゼンを聞くことができます。
・短くて5分。長くても10分~20分程度のプレゼンで扱いやすいです。
・英語字幕、日本語字幕の表示切り換えもできて便利です。
⇒ https://www.ted.com/#/
【超能力ファミリーサンダーマン】
・くだらなくて笑えます!とにかく面白いです 笑
⇒ https://www9.nhk.or.jp/kaigai/thundermans/
【色んな映画で試したいなら「超字幕」がおすすめ】
・Windows、iPhone、iPadで使えます。
・タイトルがたくさんあるから自分が好きな作品を選べます。
・字幕を「英語のみ」、「日本語のみ」、「英語+日本語」、「字幕なし」の4タイプ切替ができて便利です。
・再生速度を変えられるからリスニング強化もできます。
・辞書機能も充実しています。
・Windows版ではリスニングクイズもできます。
⇒ https://www.sourcenext.com/product/chj/
ポイントは、同じ素材を何度も使うことです。何度も見たいと思える、好みの作品・エピソードを選ぶといいですね。
また、映画や海外ドラマで勉強する時のおすすめ方法は、下記の通りです。
手順1:録画する。
↓
手順2:まずは日本語吹き替えで見る。
↓
手順3:音声を英語、日本語字幕を出して見る。
↓
手順4:英語音声だけで見る。
↓
手順5:分からないところは吹き替え、あるいは字幕で確認。
小説やマンガで英語を勉強!
ビーンズの生徒には、英語で書かれた小説を教材にして勉強した子もいました。
彼は単語を地道に覚えるのが苦手なタイプでしたが、自分で選んだ小説を読み進める中で、知らない単語や分からない言葉をノートに書き写して、意味を調べて書いて覚える、という根気がいる勉強法にも取り組めるようになりました。(自分の好きな作品だからこそ、こだわりを持てたようです。)
ですので、小説や読み物が好きなお子さまには、対訳本なども教材としておすすめです。たとえば下記URLの教材はMP3音声付きの本なのでオススメです。
▼IBC対訳ライブラリー
http://www.ibcpub.co.jp/taiyaku_library/
もし、「小説はちょっと……」というお子さまにはマンガをおすすめします。日本のコミックは世界でも大人気ですので、英訳された漫画もたくさんあります。
英訳されている漫画には、古典的名作の「ブラック・ジャック」や「ドラえもん」から、「ONE PIECE」、「東京喰種トーキョーグール」、「ワンパンマン」など最近の漫画もあります。少女マンガも「花より男子」「ハチミツとクローバー」などを始め、色んなものがあり、きっと、マンガ好きのお子さまであれば、ハマったマンガの英訳版が一作品以上は見つかるはずです。
・小学館イングリッシュコミックス
https://www.shogakukan.co.jp/books/series/B30012
・VIZ Media
https://www.viz.com/shonenjump
他にもバイリンガル版のコミックや、スタジオジブリ作品のコミック版を英訳したものもあります。
マンガを選ぶときには、自分が好きな作品、読んだことのある作品を選ぶことをおすすめします。読んだことがあれば、知らない単語が出てきても、だいたいの意味が分かるからです。辞書を引かなくても、どんどん読み進めていけますね。
ただ、英訳版のコミックは値段が高いことが難点です。大型書店では英訳版コミックを手に取って見られますので、試し読みするといいでしょう。
番外編
他にも、英語の教材になりそうなものは、身の回りにたくさんあります。
【東海道線新幹線~メトロなど電車の英語アナウンス】
・子どもたちが日常生活でよく聞いているので、興味をひきやすいです。
・単語が意外と難しいのが難点ではあります。
【MONKEY MAJIK × 岡崎体育 / 留学生】
・言葉数が少ないので、とっつきやすいです。
・留学に興味を持っている子には、ネーミングでフックになるかもしれません。
・英語字幕が出ます。(空耳アワー!でも笑えます)
・岡崎体育だから興味をひきやすいかもしれません。
⇒ https://www.youtube.com/watch?v=lvEVP7NPklU&list=RDlvEVP7NPklU&start_radio=1
【ゲームの名前・固有名詞】
・ポケモンなどの英語名から単語を覚えていくこともありです。
まとめ
長くなりましたが、自分の好きなものを教材にするポイントはただ一つです。
「本当に好きなもの、それについてもっと知りたいと思えるものを選ぶこと」です。これはつまり、どんなものでも英語の教材になり得る、ということです。
ただ、その方法がうまくいったからといって、もちろん、それだけで入試を乗り切ることはできません。英語に興味を持つようになった後、どこかの時点で効率的かつ本格的な勉強方法にシフトしていかなくてはなりません。それでも、自分の好きなものを教材にすることが勉強への「糸口」になることは確かです。
ビーンズでは、これらの授業を通して、生徒たちに英語への興味を持ってもらい、ゆくゆくは自律して勉強に取り組めるように教えています。そして、それぞれの志望校に合格できるレベルまで引き上げていくことを目指しています。
英語嫌い、英語が苦手なお子さまに悩んでいる保護者さまは、ぜひ参考にして頂ければと思います。(不安の強い方は、ぜひ一度ご相談ください!)