高卒認定試験を受けてアメリカの機械系大学に進学。芳賀先生の体験談！

2016年9月25日 2019年1月23日

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※本講師は卒業しており、現在は在籍していません。本記事は卒業時に生徒へ向けたメッセージです。

はじめまして！学習支援塾ビーンズで講師をさせて頂いていた、芳賀（はが）です。

私は今秋より海外に進学させて頂くため、もうビーンズ講師ではなくなってしまうのですが、不登校や進路に悩む子どもたちに少しでも役立てればと思い、自分の経験を参考までにお伝えさせて頂ければと思います。

私がビーンズに入ったきっかけ

私は、過去に不登校になった際、同じ悩みを共有できる相手がおらず、とても大変な思いをしました。単純に話をする人もいませんし、高校を辞めた決断を否定する人しかいなかったし、それから先のことを全部自分自身で決めないといけなかったからです。

幸い、私は自分自身で進路を見つけることができましたが、社会のことや将来のことなど、親身に相談に乗ってくれたり、情報を教えてくれる人がいれば、一人で不安になる時間を減らして、もっと楽しく進路を決めることができたと思います。

ビーンズで講師を勤めさせて頂きました理由は、その頃の自分と似たような境遇になって悩んでいる子どもたちの問題解決に少しでも助力できれば・・・そう思ったからでした。

自分の経験した挫折と克服の経緯

私は、中学・高校時代、学校の独特な空気感にうまく馴染むことができず、学校に通う意義を見出せずにいたため、一度不登校になった末、高校2年生の1学期が終わった時点で、高校を中退しました。それは、一人で悩み続けた末の決断でした。

しかし、自分には中学生の頃から機械工学に関心があったため、そのことを専門的に学びたいという強い意志が救いになりました。

「自分には、将来やりたいことがあるから、それさえできれば、別に途中で何があってもいい。」

そう割り切ってからは、不安を払拭して、ひたすら勉強に打ち込むことができました。不登校になっていた経験もあり、学力的には学年相応のレベルよりかなり遅れた時点からのスタートでしたが、塾に通ったり、参考書を買って独学したりして、自発的に勉強していくうちに、どんどん自信も回復していきました。

それからは自分の将来についても前向きな考えが自然とできるようになっていたので、「高卒認定試験を受けて、アメリカの大学に進学しよう」と、自分の進路を無事に決めることもできました。

結果として気づいたことは、学校はあくまで勉強をする手段の一つ、ということでした。自分の経験からみても、学校でうまくいかないから勉強もうまくいかないということはないのだと思います。

機械工学に関心が芽生えた瞬間

最初は、機械工学ではなく、「ロボット」に興味がありました。中学生の時、たまたまネットにあった動画でみた産業ロボットに、なぜか興味をひかれたのです。理由は感覚的なものなので、説明は難しいのですが、それから自分でもいろいろ調べていくうち、ロボット全般に興味を持つようになり、やがて工学全般に興味を持つようになりました。今は特にAIに魅力を感じています。