不登校・学校を休んで家族旅行はアリ?ナシ?

不登校だからといって、学校を欠席し、家族旅行などをして良いのかどうか、という話について、世間の声は賛否両論です。

ビーンズの見解としては、将来のための取り組みならアリです。学びを得る場所は、必ずしも学校だけに限らず、また、文科省も「学校を休んで他の環境で経験を得ることを良し」としているためです。

そもそも文科省がOKを出している

文科省は、公式サイトにおいて「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」というドキュメントを公開しています。

また、ドキュメントの中では、不登校の学生の欠席について、「児童生徒によっては,不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある」とも書いています。(ただし、休んだ分は自己責任で遅れることも認識しておく、と書いています。)

この考えは、学校(現場)によっては、まだあまり浸透していないところもあります。しかし、文科省が発表している以上、公的にはOKという認識が正しいです。つまり、学校を休み、何かしらの経験を得ることについて、罪悪感を抱える必要はない、ということです。

▼原文:不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1375981.htm

ビーンズがオススメする家族旅行のタイミング

学校を欠席して家族旅行をする際、大事なことはタイミングです。

たとえば、

「自分は不登校で勉強もできていない。それなのに遊んで良いのか……」
「親とは仲が悪いから行きたくない」

などのマイナスな心境のまま、無理に旅行をしても、結局はストレスを溜めて終わるだけになってしまいます。

ですので、保護者さまは家族旅行を計画する際は、そのタイミングを見極めて欲しいと思います。

家族旅行をするタイミング

・子どもが自分の不登校について、ある程度、客観視できる
⇒学校に行けてないけど、今の状況でも頑張れるところから頑張っていこうと、今の自分を受け入れる気持ちを持っていることが大事です。

・親子関係がある程度できてから
⇒最低限、食卓を囲んで世間話(学校や進路などと関係ないムダ話)などができるくらいの関係性が必要です。

・検定試験など合格した時に
⇒ご褒美として、お子さまも旅行を受け入れやすいです。(受かった喜びもあって、心から楽しめる)

もし、旅行中に出会った人に咎められたら……

旅行中に会った人や、または親戚や祖父母のちょっと昔ながらの人が、「平日なら学校へ行きなさい!」などの怒り方をすることがあるかもしれません。

しかし、これを言われても気にしないようにしてください。(気にしないように、とお子さまへ伝えておき、また保護者さまも気にしないことが大事。)

もし、あんまりにしつこく言われる場合は、保護者さまが盾になって、理路整然と、学校に行くこと・行かないことのメリット・デメリットを並べて、守ってあげてください。

まとめ

不登校で学校を欠席していると、なにをするにしても、「学校を休んでいるのに良いのだろうか」と、マイナス思考になってしまうお子さまは少なくありません。

しかし、大事なことは「今は学校に行けていない。でも、その状況の中で学びを得ようと頑張っている!」という点で、強く気持ちを持つことです。

自分の人生に最後まで責任を持って付き合ってくれる人は、自分自身と、その家族です。あまり周囲の人の意見には惑わされないようにしましょう。(自分たちのペースで着実に成長をしていくことのほうが大事です!)

※参考

▼急増する不登校「学校に行きたくない」と言われたときに、親にできること
http://news.livedoor.com/article/detail/13733916/

▼「不登校は問題行動ではない」全学校へ向けて通知、知られずに1年~国と現場がかみ合わないカラクリ~
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishiishiko/20170914-00075450/

▼「不登校は問題行動ではない」全学校へ向け文科省通知
https://futoko.publishers.fm/article/13847/

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