勉強で暗記する方法は「短時間で集中すること!」 ビーンズスタッフ・小川先生の体験談!

勉強 暗記 方法

うまく暗記する方法について、当塾のスタッフ・小川先生が受験生だった頃のやり方を教えてもらいました。これから課題や試験勉強、または受験に挑んでいく学生さんは、ぜひ参考にしてみてください!

小川先生の「暗記する方法」とは!

暗記する時のポイントは何ですか?

短時間で集中して取り組むことです。だらだら取り組むと、時間をかけた割に覚えていないことが多く、結果として効率が悪くなってしまうと思います。

どんな時、勉強の暗記が難しくなりますか?

ヘタな時間の作り方をすると、暗記が難しくなると思います。

とくに「テスト直前」から、慌てて暗記をやろうとしても効果は薄いです。短い期間で覚えようとしても、焦りの気持ちが生じるため、暗記に集中できなくなってしまいます。もちろん、テスト前の暗記は大事なのですが、できることなら2週間前くらいから計画的に暗記の時間を設定していって、「テスト直前は復習のための暗記」、という形に持っていけると気持ちが楽ですし、成績アップも見込めます。

あとは当たり前なのですが、テレビやYoutubeなど動画を見ている時や、ゲームをしている時など、自分の生活で「意味ないな」と思っている時間は減らして、暗記の時間に割り当てることが大事です。

勉強の暗記がどうしても難しい時、どんな対策をしましたか?

自分は、下記のような工夫・対策をとっていました。

1.暗記の範囲を絞る
たとえば社会科などは、全部を暗記しようと思うと、しんどいです。まずは内容を読んで理解し、それから暗記するべきことを整理してから取り組むと、効果的に覚えていくことができます。

2.短い時間で集中してやる
暗記は同じ作業の繰り返しなので、基本、飽きやすいです。15分も集中力がもてばスゴイと思います。ですので、暗記は10分など短い時間に設定して、一日の中で複数回に分けて、細かく取り組んでいくようにすると、最終的なボリュームを増やせます。

3.知らない単語に時間をかける
知っている単語と知らない単語、その暗記にかける時間配分は、それぞれ明確に区別していました。知っている単語にはあまり時間をかけず、知らない単語には時間をかけることで、効率的に覚えることができたように思います。

4.暗記の習慣づけをしておく
テストになってから焦って対策すると、うまくいかないことが多いです。普段から暗記の習慣づけをしておくことが大事です。まずは好きな科目から取り組んでいくと、毎日の継続がしやすいです。

効率的な暗記のため、普段から気をつけることはありますか?

健康と、部屋の整理が大事です。

1.睡眠
寝る時間は絶対に削りません。寝不足でしんどい思いをすると、暗記がキライになってしまうからです。もし勉強時間を増やしたいなら、睡眠を削る前に、テレビを見る時間など、他の部分を削る努力をします。

2.整理
整理整頓は大事です。勉強に関係ないものはなるべく目につかないところに置いておき、勉強道具をすぐに取り出せるようにしておくと、集中しやすいです。

今までに一番がんばったなと思う暗記体験は何ですか?

浪人時の大学受験において、効率よい暗記ができたおかげで、自信をもって本番に臨むことができました。

自分が思う勝因として、以下の3つだったと思います。

1.必須の暗記事項は優先的にやる!
英単語など、暗記していないとその科目全体に影響が出る!!というものを意識して優先的にやりました。英語長文では、単語をたくさん覚えておくと、「この単語の意味が分からない・・・」という状況が少なくなり、「長文の読み方」や「文章構造」をとらえることに専念できるようになります。単語をしっかり覚えていたおかげで、きちんと取り組めたように思います。

2.入試1か月前に総復習!
暗記モノで大事なことは、「当日に覚えていなければ無意味」ということです。なので、テスト前には、過去問を解く勉強を中心にしながらも、英単語などの総チェックをする時間もしっかり確保するようにしていました。

3.暗記に楽しく取り組める方法を確立!
あれこれと違う方法に手を出さず、「これだ!」と自分に合った方法でやっていたので、焦りや不安なく、効率的に暗記することができました。

オススメする暗記方法を教えてください!

自分流の暗記方法ですが、「〇△/瞬間チェック法」というものを実施していました。

これは、「英単語の意味が言えるか? この問題解けるか?」など、自分で自分に問題を出して、その理解度を都度チェックしていく方法です。

たとえば、単語帳であれば、

・瞬間的に答えの出るもの⇒「〇」
・少し考えたら答えられるもの⇒「△」
・まったくわからないもの⇒を「/」

と三段階のマークで評価して、本の空いたスペースに、適宜マークをしていきます。そして、暗記を繰り返していく中で、「/」の単語を覚えてきたら「△」に書き足して、「△」がわかってきたら「〇」を△の外側に書き足します。このチェック方式は、単語の暗記だけでなく、用語調だったり、問題集にも使うことができます。(ちなみに、参考書に書き込むのがイヤであれば、3色の付箋を使って代替も可能です。)

この時のポイントは5つあります。

1.「/」から「〇」にしない
一度間違えたものはすぐに忘れやすいので、必ず「△」を経て、「〇」にするようにして、理解の定着を図ります。

2.〇の問題は普段やらない
普段は「〇」のついたものには時間をかけず、わからない単語を増やすようにしましょう。そして、テスト前だったり、復習したいタイミングなどの時だけ、「〇」の問題をチェックしていきます。

3.暗記認定は1秒で思い出せること
その単語(問題)を見た時、その解が瞬時に思い浮かぶものだけを「〇」とします。「時間を少しかければ思い出せる=暗記した」と油断してしまうと、本番で痛い目に遭ってしまうことがあります。瞬間的に答えが出ないものは暗記できていないものとして扱いましょう。

4.短時間で集中してやること
暗記は瞬間的に思い出せないと意味がありませんので、あまり時間をかけないことが大切です。最初は、単語帳なら10分で200語くらいを目標にするといいと思います。200語が嵐のように過ぎ去ってしまいますが、大丈夫。少ししたら、また10分時間を取ってさっきとまた同じ200語をやりましょう。10回、20回と繰り返すことで出来る問題(△、○)が増えていきます。○が8割ぐらいになったら次の200のカタマリに進むといいと思います。それまではしつこく毎日3回くらい、同じところをハイスピードでやり続けます。

5.受験・テスト直前期の確認で忘れずにやること
本番が近づいたら、必ず「総復習」の時間を取るようにしましょう。「憶えたはずなのに……!」が一番ミスとしてもったいないです。

最後に一言お願いします!

キーワードは「できないものだけやる」、「すき間時間で集中する」です。

暗記は最初はつらいですが、それが自分の「できる」につながると楽しくなってきます。「できる」体験を得るには、自分に合った効率的なやり方で暗記を進める必要があります。この記事で書いた方法や、暗記が得意な人がやっている方法をぜひ「盗んで」、自分が一番自信の持てる、やりやすい暗記のやり方を探してください。そうすれば成績もついてくるはずです!

※本記事は2017年7月から8月にかけてアンケートした情報に基づくものです。

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