学習支援塾ビーンズの授業紹介 ~ 将来の職業のネタ探しワーク ~
本記事では学習支援塾ビーンズが取り組んでいる授業コンテンツの一つ「将来の職業のネタ探しワーク」について紹介します。
将来の職業のネタ探しワークとは
「将来の職業のネタ探しワーク」は、その名の通り、子どもたちが自分の将来の職業のネタを探していくワークです。
大学の学部選びのため、都立チャレンジスクールの面接・作文試験対策のため、そもそも受験勉強のモチベーションアップのため...子どもたちにとって自分の将来を考えることが必要なタイミングは意外なほど多くあります。
しかしながら、いきなり子どもたちへ「将来のことを考えて」と言っても、当たり前ですが、彼らは社会に出た経験がないので、将来のことを想像するために必要な情報が圧倒的に不足しています。本ワークは、子どもたちが自分の将来を考えるきっかけづくりの授業となっています。
将来の職業のネタ探しワークのやり方
こちらが、「将来の職業のネタ探しワーク」で使うシートになります。
やり方としては、以下の手順で進めていきます。
★将来の職業のネタ探しワークのやり方
1.子どもたちが自分の好きなことのベスト3を考える
↓
2.子どもたちの好きなことを職業にしている人を探していく
↓
3.子どもたちの好きなことを職業にしている人をネットや本で調べていく
お読みいただいている方のなかには「じゃぁ、もし子どもの好きなことがゲームだったらどうするの?」と思われる方がいるかもしれません。が、それでも問題はありません。
少し余談になりますが、そもそも将棋や囲碁(これも立派なゲームですね)、スポーツがよくて、なぜゲームが全面的にダメだと考えてしまいがちなのか。その理由を突き詰めると「それで稼げるのか」ということに行きつくのではないでしょうか。
ゲームの作り手が稼いでいるのは説明するまでもないと思いますが、たとえゲームプレイヤーでも世界レベルになってしまえば、年収1億円を稼いでいるような人たちも存在します。
また、ゲームのことや、趣味のことは考えてはいけないと言ってしまうと、子どもたちは将来のことを考えようとしても、何から考えていけばいいか分からず、すぐ飽きてしまいます。このワークでは、まず最初に子どもたちが自分の好きなことから考えていきますので、無理なくシートを記入していき、将来のことを考え始めてくれます。
「子どもたちに自分の将来のことを真剣に考えてほしい!」そう願うなら、まずは今、子どもたちが好きなことを軸にして考えていってもらうことが大事なのです。
シートが埋まる頃には、生徒たちは以下のようなことを知ることができます。
▼生徒たちが学習すること
・どういう人が、自分の好きなことを職業にしているのか
・その人たちは、なぜ、その職業を選ぶことにしたのか
・その人たちは、なぜ、その職業になれたのか
・その人たちは、どういう逆境に直面し、どのように状況を打開したのか
子どもたちに、「(有名な)偉人の成功談や失敗談を読め!」と言っても、なかなか読んではくれません。また、仮に読んでくれても、「すごい人はすごいんですね」と、自分とは距離を置いたものとして扱ってしまうケースが目立ちます。なぜかといえば、教科書に出てくるような偉大な人物たちは「自分たちとはまったく違う、雲の上のような存在」という、限りなくフィクションに近いものとして子どもたちに認識されてしまうので、実感がわきにくいのです。
ですが、子どもたちは「子ども自身が好きなことを職業にしている人たち」には、自然と興味を持ってくれます。その人のことをもっと知ろうと好奇心が働きます。この好奇心こそ、子どもたちが自主的に将来のことを考えるきっかけとなるのです。
そして、「子ども自身が好きなことを職業にしている人たち」を調べていくと、その職業に必要な「仕事のスキル・専門知識」などが分かってきます。
それらスキル・知識を習得するためには、これからどういうことを勉強しないといけないのか。これを子どもたちが知ることが、子どもたちに今の努力と将来の自分を結びつけ、未来へ想像力を広げていくきっかけとなるのです。
まとめ
本ワークを通して、子どもたちは自分の好奇心をもとに、無理なく将来のことを考えていくことができます。
ビーンズでは子どもたちが将来について想像力を働かせるきっかけづくり、職業観育成に力を入れています!
不登校や勉強嫌いでなくとも、すべての子どもたちに受講してほしいカリキュラムです。
もし、進路・進学を前にして、一人では将来についてどこから考えればよいか分からない人や、お子さまの進路で悩んでいる保護者様は、ぜひビーンズにご相談ください。
きっとよいきっかけをご提供できると思います