大学受験エピソード! 短期間合格のポイントは徹底した過去問演習! ビーンズ講師・M先生(匿名)の体験談!
当塾の講師・M先生(匿名)が受験生だった頃のエピソードを聞かせてもらいました。いったい、どんな風に準備をして、どんな風に取り組んで、受験生特有の悩みやスランプを乗り越えて合格に至ったのか。成績や心構えなどの面も含めて、色々と話していただきました。
これから受験を控えている学生さんで、どんな風に予定をたてて勉強に向き合っていけば良いか悩んでいる学生さんは、ぜひ参考にしてみてください!
もくじ
M先生(匿名)の受験体験談!
志望校を決めてから、どんな風に受験の準備をしていきましたか?
私はまず、大学受験の前に、高卒認定試験に合格する必要がありました。高校2年生の2学期に高校を中途退学していたからです。高3の8月までは高卒認定試験に向けた勉強に集中していました。
そのため、大学受験に向けた勉強をスタートしたのは、高3の9月からでした。受験勉強の開始時期が周囲に比べて遅れていることは、自分でも自覚していましたので、いきなり参考書などに取り組むのではなく、「短期間で合格するためにはどうするべき
か」を十分に考えるところから着手しました。その結果、「第1志望のICUに合格するための勉強にだけ集中しよう」と思って、まずは傾向と対策を詳しく練るために、ICUの過去問から取り組むことにしました。インターネットで、「過去問とその解答・解説が閲覧できるオンラインレクチャー」がありましたので、これに申し込み・・・このあたりから、本格的な受験勉強がスタートしていったように思います。
受験勉強において大変だったこと・つらいこと・スランプはありましたか?
大変だったことは、周囲に、気軽に頼れる人がいなかったことです。
その頃は、高校も予備校も通っていなかったので、受験勉強の中、難しい問題に行き詰った時や分からないことがあった時、相談できる友人や先生がいませんでした。どんなことでも自分のチカラで解決する必要があり、心細かったのを覚えています。
受験時期に一番がんばったことは何ですか?
一番頑張ったと思うことは、日頃から試験本番を意識していたことです。
普段は家で勉強をしていましたが、過去問だけは試験本番とできるだけ同じ環境にして解くようにしていました。具体的には、周りに人がいる図書館へ行って、制限時間をきっちり決めて、試験開始前には目をつぶり、周りに受験生がいる様子を想像して、「今が試験本番なんだ」と自分に言い聞かせてから取り組んでいました。過去問を解く度、いつもシミュレーションをしっかりしていたことで、緊張感をもって取り組めたと思います。また、その練習のおかげもあってか、試験当時の本番では、自分でも驚くほど、全く緊張せずに臨むことができました。
受験勉強をスタートしてから成績の伸び悩みはどうでしたか?
模試では最後までE判定だったので、模試を基準にした判断をするなら、成績はずっと伸び悩んでいたんだと思います。ただ、私の場合、「模試は試験慣れをするためのもの」だと割り切っていたので、その結果を気にしたことはありませんでした。
他に、オンラインレクチャーのほうでも、自分の実力を相対的に評価することができました。同じ過去問を解いた、他の受験生の点数を把握できるシステムがあったからです。こちらも、なかなか良い点数が取れない時期が続いたのですが、高3の12月頃から、なかなか安定して点数を取れるようになっていったので、自分の場合、こちらのオンラインレクチャーのほうで自信がついていったのかもしれません。とはいえ、過去問の年度によっては難しい問題や自分が苦手とする問題が多かったりすることもあったので、点数で一喜一憂せず、その後の復習に意識を集中させていました。
たくさん勉強してみて、自分流のポイントはありましたか?
やはりポイントは過去問だと思います。わたしは受験勉強の期間は短かったですが、その数ヵ月の間に、ICUの過去問28年分を解きました。
過去問で間違えたところは、「なぜ間違えたのか」、「どうしたら次解けるのか」を、自分なりに考えて、ずっとノートに書いていました。そうすることで、自分の間違えやすい傾向や、直すべきクセなどに気づくことができました。何度か回数を重ねてきたら、毎回、そのノートを事前に復習して、気をつけるべきことを確認してから、次の過去問を解くようにしていました。
過去問とひたすら向き合い、過去問の傾向から逸脱しないように勉強していたのですが、なにしろ独学だったので、もちろん、「この勉強方法で本当に大丈夫なのかな・・・」と不安に思うこともありました。しかし、結果的には、この勉強方法だったからこそ短期間で合格できたのだと思います。
これから受験を控えている後輩に向けて、アドバイスをするならどんなことを伝えたいですか?
受験勉強していく中で不安なことはたくさんあると思います。ただ、大事なことは「本番で成功すること」です。模試や過去問はあくまで練習なので、いちいち気落ちなどせず、「大丈夫。本番では絶対合格できる」と自分自身にしっかり言い聞かせて、信じ続けることが大切だと感じました。
また、そういった強い気持ちを持つためには、「何があっても合格したい」と思える大学を先に見つけておくことが必要です。「この大学は素敵だ。絶対に合格したい!」という進路を目標にしておいたほうが、より勉強の励みになるかと思います。消極的な理由で志望校を選んでしまうと、モチベーションが下がってしまうかもしれません。
最後に一言お願いします!
受験勉強は大変だというイメージがあるかと思いますが、必死に勉強に打ち込むことは、いざやってみると、案外楽しいものです。
自分の経験を振り返ってみても、「受験勉強していた時期はとても充実していたなぁ・・・」と、良い思い出になっています。あまり身構えせず、勉強することに楽しむ余裕をもって、乗り切っていってもらえたらいいと思います。
※本記事は2017年7月から8月にかけてアンケートした情報に基づくものです。
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