ビーンズの生徒が新宿区議と語る「議員の仕事・教育の問題・若者と政治」!
先日、ビーンズの生徒たちが新宿区議と色んな話題について話し合ってもらう、ソーシャル体験を実施しました!
お越し頂いたのは、新宿区議会議員の伊藤陽平さんです。
実施日:2017年2月10日
授業のキッカケ
元代表の塚﨑が伊藤さんと「ビーンズの生徒たちと一緒に色んな話をしてほしい…」とお願いしたところ、ご快諾いただいたのがきっかけです。
伊藤さんは、塚﨑とも年齢が近く、区政はもちろんのこと、学校・教育の問題にも精力的に取り組んでいる魅力的な方と伺っていましたので、お話しできることが楽しみでした。
一方、ビーンズの生徒たち生ほうはというと「議員が塾がやってくる……」ということで、生徒たちの場合、楽しみ半分・緊張半分という感じで、そわそわしていました(笑)
もくじ
新宿区議会議員 伊藤陽平さんと「議員の仕事・教育の問題・若者と政治」の意見交換!
伊藤さんへの質問の準備
伊藤さんがいらっしゃる前、生徒たちは伊藤さんに質問してみたいことを考え、まとめておきます。
これは「センパイインタビュー」というビーンズの文化で、ワークシートに質問を記入してもらうのです。
最初は
「何を質問をしようかな……」
「こんなこと言っていいんかな…」
と、悩んでいた生徒たち。
そこで、生徒同士でグループをつくり、皆で伊藤さんのWEBサイトを調べました。
すると…
「音楽の趣味、合うかも!」
「僕も(伊藤さんの好きな)ゲームが好きだー!」
「この前ニュースで見た〇〇について、聞いちゃおうかな…」
と、がぜん盛り上がり始め、伊藤さんへの質問をどんどん考えていきました。
伊藤さんとの意見交換
伊藤さんのご到着後は、まずは生徒たちに自己紹介と、仕事のお話をして頂きました。
その後は、先に伊藤さんから生徒たちへ質問があり、「今の学校・教育の問題点」について話し合う時間となりました。
突然の質問で、生徒たちも戸惑い気味でしたが、伊藤さんから、「学校や教育について思っていることをざっくばらんに(遠慮なしに)話して大丈夫だよ」と気さくにアナウンスして頂くと、生徒たちもリラックスしてくれて、それぞれが思っている色んな意見を出してくれました。
生徒から伊藤さんへインタビュー!
伊藤さんからの話が終わると、今度は生徒たちから質問をしてもらいました。
質問の内容は事前に準備していたので、迷うことなく、生徒たちは次々に言葉を交わしていってくれました。
最初は好きなゲームや音楽といった身近な趣味の話から始まります。
伊藤さんと生徒たちの間で共通の話題も多く、かなり盛り上がりました。
そして趣味の話題で打ち解けていって、生徒たちの緊張もほぐれていくと、次第に話し合いのテーマは、新宿・東京・日本の社会問題になっていきました。
「東京の未来はどうなっていくのか」
「若い議員がいないとどうなるのか」
「若者の投票率が低いと、どんなことが問題になるのか」
伊藤さんと話す前の生徒たちは「どうしてつまらない投票なんかに時間をかけて行かないといけないのか」と首を傾げる人もいました。
しかし、伊藤さんから「若者が投票・政治参加しないことで、どれだけ若者自身が困ることになるのか」という話について、一つ一つ説明を受けると、彼らも真剣な表情になっていきました。
最後に、伊藤さんからは「せっかく18歳からもらえる選挙権、ぜひ大切にしてほしい。僕らも選挙を面白くしていきますので、選挙に参加してください!」とメッセージを送ると、生徒たちは拍手をしながら頷いてくれていました。
塚﨑の感想
今回、伊藤区議という中高生とも同じ目線でカジュアルに話してくれる方と話せたことは、生徒たちにとって良い刺激になったと感じています。
伊藤さんが紹介してくれた少子高齢化や社会問題については、生徒たちもうっすらとは知っています。
私も「挑戦期」に入った生徒たちへは、「社会はこれからこういう課題があるぞー!」とは伝えています。
しかし、生徒たちにとって、こういった話を知識レベルで理解することはできても、現実味まで感じられることはありません。
伊藤さんとの話が終わった後、「塚﨑先生が、前に言っていたことって本当だったんですね……ようやく実感が湧きました。ヤバイっすね」と生徒から真顔で言われ……
嬉しいような悲しいような……という思いでした。
ともあれ、生徒たちがこれからの社会に対するイメージを掴み、生徒同士でもワイワイと話したりできるきっかけになったのはよかったです。
「公民」や「政治経済」という科目は、自分たちの生活に直接影響するにも関わらず、中高生たちにとってイメージの湧きにくい科目です。
そのため、これから中学で「公民」、高校で「政治経済」を学んでいく生徒たちにとって、今回の時間は、そういった科目を学ぶ動機づけになってくれたように思います。
気づけば、予定の時間をすっかり過ぎてしまうほど、伊藤さんと生徒たちの話し合いは大盛り上がりでした。
伊藤さん、本当にありがとうございました!