「遊んでばかりで勉強しない…」勉強嫌いの中学生が自分の進路について真剣に向き合って高校進学！

本記事では、2016年度に高校受験で合格した中学生Nくん（仮名イニシャル）の体験記を紹介いたします。

Nくんの『学び治し』

入塾時に抱えていた悩み

Nくんは、遊んだり楽しいことが大好きで、その分、つまらないと感じる科目授業のことはなかなか好きになれず、学校には元気に通っているものの、すっかり勉強嫌いになっている子どもでした。

ただ、彼の場合は、幼い頃にちょっとイヤなことがあって、「シリアスな現実」を見つめることが難しい状況にあったのです。そのため、「自分の勉強・自分の進路」というようなことを本気で考えようとしても、その前に、本能的に遊びやスポーツをやってしまうという状態でした。

子どもは元気でいられるなら、それが一番なことですが、しかし、中学生になってくると受験もあるし、それから先の将来のことも少しずつ考えていかないといけない年頃でもあります。Nくんがビーンズに入塾したのは、そんな時でした。

学習支援塾ビーンズが提供した授業

Nくんは、もともと元気でしたので、心のケアはそこそこに、早い段階で目的意識づくりや、職業観育成の授業をしていきました。

彼はとても積極性があって、きちんと丁寧に指導していくと、自分の将来についても、ちゃんと考えてくれました。面白いアイデアを考えたり、自主的に意見を出してくれたり、各種ワークにおいても悩むことなく、順調に進んでいったように思います。

進路を決めるまでの流れ

持ち前の積極性・行動力を発揮してもらって、彼には中２から早々と学校見学に行ってもらいました。そして、自分が行きたいと思う公立高校を見つけてくれて、進学先の志望校として決めることができました。

トントン拍子に進んでいって、将来への動機づけも終わり、あとは勉強していくだけ、という具合でしたが、いざ勉強の場面になると、Nくんは徐々に壁にぶつかっていくようになりました。

『学び治し』の勉強・受験をしていく中で大変だったポイント

Nくんが勉強をしていく中で最も大変に感じていたことは、「集中力・真剣さ」を身につけていくことの難しさだったように感じます。

彼は、良くいえば、アクティブ。悪めにいうと、ちょっとお調子者という感じでした。たとえば、科目授業を始めたばかりの頃は、宿題を忘れた時にちょっとごまかしたりする場面があり、また、勉強をする時間ではつい雑談をしたり、集中できないこともしばしばありました。

そんな彼が本当の意味で壁にぶつかったは、受験が迫ってきた頃でした。

彼の志望校は公立高校だったのですが、私立高校を受けている多くのクラスメイトたちは早々と合格を決めて、喜んでいました。そんな状況の中、幼いころからのちょっとしたイヤなことも思い出したりしてしまい、相当なストレス期間になっていたのです。

「・・・自分は本当に大丈夫なのだろうか・・・」

いつもは明るく積極的な彼が、年末年始にかけて、極端にナーバスに落ち込んでいきました。しかし、そんな苦しい時期からこそ、彼の大きい成長が見られるようになりました。

『学び治し』の勉強・受験をしていく中で成長したポイント

彼は、話し合いをする時、いつでもとにかく明るい調子だったのですが、受験間近に迫った時期に相談にのると、この時ばかりは本気の表情になって、「（本気で）進学したい・・・」というように本音で語ってくれるようになったのです。もしかしたら、彼が心の底にある、本当の気持ちを吐き出したのは、この時が初めてだったのかもしれません。

それからは、Nくんの授業態度はがらりと変わりました。常に真剣な態度で、集中力を発揮して、勉強に取り組むようになっていったのです。

「本気で頑張らないといけない時がある」

Nくんは受験を通して、真剣になることの大切さを実感して学んでくれたように思います。

結果、努力の成果が合格というカタチになることができました。

塾からのメッセージ

受験を通して、自分の弱さと向き合って、きちんと乗り越えた彼。

Nくんは、課外授業のエンカレ授業に積極的に参加したり、社会の問題点などに興味関心を持って、自発的に質問をしたりして一生懸命に取り組んでくれましたし、自分一人で向き合わないといけない勉強も、きちんと真剣になることを学んでくれました。

これからの高校生活においても、持ち前の積極性を発揮しながら、今回身につけた真剣さをもって、自分の将来のための充実した時間を過ごしてもらえればと思います。なにかあったら、ビーンズもサポートしますので、全力で頑張ってくださいね！