息子・娘が家にひきこもり、学校だけでなく不登校支援の塾・団体にも行きたがらない時の対応法

こんにちは! 学習支援塾ビーンズです。

今日は、息子さんや娘さんが家にひきこもってしまい、学校はもちろんのこと、不登校支援の塾や団体にも行きたがらない時に、保護者様が取るべき対応法について、アドバイスさせて頂きます。

息子・娘が家にひきこもり、不登校支援の塾・団体にすら行きたがらない時の対応方法

子どもが不登校の塾・団体に行きたがらない理由

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今までに学習支援塾ビーンズで指導してきて感じた事は、不登校・ひきこもりになる生徒の多くは、理想と現実のギャップが強い傾向にあり、またプラス思考よりマイナス思考が必ず優先されてしまう傾向にあるということでした。

具体的には、子どもは心の中で「自分は本来こうあるべきだという理想像」を描いているのですが、いざ理想に向けて行動を起こそうとすると、「・・・いや、でも自分は普通の人が普通に通っている学校にすら行けない不登校・ひきこもりの恥ずかしい存在なのだから、何を頑張っても無理だろう・・・」というようにマイナスのイメージがすぐさま働いてしまい、新しい行動を諦めてしまいます。

結果、子どもは部屋に引きこもり、悶々と今の現状に葛藤し、懊悩し、絶望や不安を漠然と持ちながらふさぎ込む時間が延々と続くことになってしまうのです。(さらに、この時に親がゲームを与えていると、子どもは一人でも楽しむことができるゲームに依存し、思考停止し、すっかり現実逃避してしまいます。)

つまり、不登校・ひきこもりの主な原因の一つは、子どもが「新しいチャレンジをしたところで自分のプラスになることはどうせない」とネガティブな思考しかできなくなってしまうからだと考えられます。そのため、子どもは「自分が不登校支援の塾・団体に行っても、どうせムダに終わる」と自己完結してしまい、何もヤル気がなくなってしまい、学校にも塾にもどこにも行きたがらなくなってしまうのです。

また、難関校に通って不登校になってしまった子どもの場合に多いのが、「自分は過去に成績が良く、難関校に合格しており、将来も難関校に挑むのだから、不登校支援の塾・団体なんかに参加したくない」という理由です。しかし、こういったことを口にする生徒は、本当に難関校を目指したいと思っているのでなく、じつは「自分のカッコ悪いところを認めたくないだけ」というケースがほとんどです。なぜなら勉強をする環境に行くと、「今の勉強ができなくなっている自分を自他共に認めざるをえない状況になってしまう」ことになり、一種のカッコ悪さ・情けなさを突きつけられてしまうため、プライドが傷つく、というわけです。

学習支援塾ビーンズに限らず、他の不登校・ひきこもり支援の塾・団体でも受験対策・難関校指導などはやっているところがありますし、本気で難関校進学を思っている生徒であれば、学校に行かずとも自力で勉強するなり、予備校などに通塾しているはずです。それができない以上は、早めに今の現状を受け入れて状況改善をしていかないと、これから先もずっと悩み続けることになってしまいます。

子どもが不登校の塾・団体に行きたがらない理由

1.自分は不登校・ひきこもりという恥ずかしい存在なのだから、外出は一切できないと思っているため。

2.自分は外出ができないのだから、電車に乗って通塾し続けるなんて、もっと無理だと諦めてしまうため。

3.自分は不登校・ひきこもりだと認識しているが、だからといって不登校・ひきこもり支援の塾・団体に参加することは負けだと思ってしまうため。(参加する=自分こそが正真正銘の不登校、ひきこもりの存在であることをあらためて決定づけることになり、理想の自分とさらに離れることで屈辱的に感じてしまう。)

4.自分のような不出来な人間はどこの塾・団体に通っても改善できない・・・と、今の情けなく思っている自分に対して、ある種の諦観(断固たるマイナスの自信)を持って、悪い方向に開き直ってしまっているため。

5.自分は過去に優秀な成績だったし、将来は難関校志望なのだから、不登校・ひきこもり支援の塾・団体なんかに行く必要はないと思っているため。(ただ、これは実際には自分のカッコ悪さを認めたくないだけの建前であることがほとんどです。)

ただ、子どもが不登校支援の塾・団体に行きたがらない理由には、もう一点、別の大きな問題があります。

それは、不登校・ひきこもりの子どもが自分の状況改善を諦めてしまっている中で、保護者様もまた同様に諦めてしまっている場合がある、ということです。

保護者様が子どもの状況改善を諦めてしまう・・・

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学習支援塾ビーンズでは、不登校・ひきこもりの相談を数多く受けていますが、そのうち保護者様に多く見られる傾向が「どうせうちの子は何をしても無理だと思います」と最初から諦めてしまっていることです。

保護者様が子どもの状況改善を諦めてしまっているケース

1.うちの子は電車に乗れないのだから、どこにも通えないと諦めてしまっている。

2.今まで、どんな塾・団体なども続かず、辞めてしまった。今後も何をしても辞めると諦めてしまっている。

3.うちの子は頑固で、だれの話も聞かない。どういう授業をしてもうちの子は変わらないと諦めてしまっている。

4.自分の子どもこそ最たる不登校・ひきこもりの存在だと思い込んでおり、絶対に解決するはずがないと諦めてしまっている。

5.(内心で)家族・保護者である自分ですら解決できない問題を他人ができるはずないと諦めてしまっている。

このように一種の諦観を強く持っている保護者様は、「自分自身で自己完結してしまって子どもに講師を会わせない」という行動を起こしやすいです。子どもの相談はしても、いざ講師が子どもの話を伺いたいとなると、「うちの子どもは人に会ってくれないし、部屋に無理やり入ろうとすると怒鳴ってくるし、たとえ(講師が)うちまで来たところで話してくれないと思います」と言って、電話口で連絡を閉ざしてしまうのです。

・・・気持ちは分からなくはないのですが、これでは子どもの状況は一向に改善されないままです。

不登校・ひきこもりの状況改善をするためには、まずは講師と子供が話さないことには何も始まりません

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学習支援塾ビーンズに通塾している生徒・保護者様のほとんどが、入塾時には「自分は無理だと思う」、「うちの子は無理だと思う」というような諦めの思考を持っていました。ですが現実には決して無理ではなく、通塾も続いていますし、今までに復学・卒業もされています。

当たり前なことですが、家に引きこもっている子どもを放っておくだけで、状況が自然に改善されることは滅多にありません。むしろ子どもが抵抗するから誰にも会わせないという状況を保護者が容認し続けていると、子どもは「抵抗をすれば今の生活を続けられる」と認識してしまい、ますますふさぎ込んでしまう可能性があります。

そのように状況がずるずる悪化しないようにするためにも、学習支援塾ビーンズでは、お子さまと対話をする最初の入り口として、下記のような方法を準備しています。

学習支援塾ビーンズがお子さまと話すキッカケ

・電話による会話
・パソコンによるオンライン通話(skypeなど)
・家庭訪問(相談/体験授業)
・通塾(相談/体験授業)

一番のおススメは、お子さまに頑張ってもらって、学習支援塾ビーンズへ通塾してもらうことです。講師の人柄・塾のクラスメイトの様子・塾全体の雰囲気などのイメージを実際に掴んでもらうことができますし、講師と色々な対話(授業・ワーク)をしていくことで信頼関係を築いていくことができます。そうして自分を受け入れてくれる環境(安心できる環境)があることを知ることで、子どもは初めて継続した授業が可能となり、状況改善を進めていくことができるようになります。

不登校・ひきこもりの状況改善を本気で考えている保護者様は、自分で勝手に諦めてしまわず、また資料を集めるだけに終わらず、まずは専門のスタッフを家に呼んでみるなどして、子どもに新しい刺激と触れあってもらえるように思い切って働きかけるところから試みてください。

学習支援塾ビーンズに通塾を決めた生徒と保護者たち

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学習支援塾ビーンズに通塾を決めた生徒・保護者たちも、入塾当初は色々な悩みを抱えていました。

今の生徒も最初の頃は、

「自分は難関校受験を目指す生徒だから、そんな学習支援なんて嫌だ」
「普通の予備校なら良いけど、そんな塾には行きたくない」
「親が決めたところになんて行きたくない。自分の自由時間が減る」

など考えていました。

また、保護者も同様で、契約をする時には、

「うちの子は続けられないと思います」
「前の塾と同じように続けられるとは思いません」

など、口にしていました。

ですが、2016年現在、学習支援塾ビーンズでは実績として、塾(ビーンズの教室)へ来てくれた生徒は、その後もちゃんと通い続けてくれています。また保護者様の中には、学習支援塾ビーンズの事業内容・指導方針に共感して、「ぜひお願いしたい」と状況改善について積極的に取り組んでくれる方もいます。

まとめ

不登校・ひきこもりなどの状況を改善したいと考えている方は、まずは下記のことに気をつけてみて頂ければと思います。

・状況改善は無理だと最初から諦めてしまわないこと
・資料を集めただけで満足して終わらないこと
・子どもが抵抗するからといって専門のスタッフを家に呼ぶことを諦めないこと
・外出時の人目が気になるという子には車やタクシーでの送迎を提案してみること
・子どもの外出が難しければ、まずは家庭訪問を試みること

お子さまだけに限らず、保護者様も状況改善について前向きになって頂くことは、とても大事なことです。あまり悲観的にならず、保護者様もぜひ前向きに考えるようにして取り組んでいって頂ければと思います。

なお学習支援塾ビーンズでは、学び治しの授業と題して、心のケアから目的意識づくり、職業観育成、受験対策まで一手に引き受け、生徒の主体的な復学と進学を支援していますので、ぜひ参考に見て頂ければと思います。

▼詳しくはこちら
https://study-support-beans.com/wp-ssbeans/classwork/

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