大学受験エピソード! 目標を再設定して二度目の他大受験! ビーンズスタッフ・小川先生の体験談!

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当塾のスタッフ・小川先生が受験生だった頃のエピソードを聞かせてもらいました。 いったい、どんな風に準備をして、どんな風に取り組んで、受験生特有の悩みやスランプを乗り越えて合格に至ったのか。成績や心構えなどの面も含めて、色々と話していただきました。

これから受験を控えている学生さんで、どんな風に予定をたてて勉強に向き合っていけば良いか悩んでいる学生さんは、ぜひ参考にしてみてください!

小川先生の受験体験談!

志望校を決めてから、どんな風に受験の準備をしていきましたか?

自分の場合は大学生になってからの「二度目の大学受験」だったので、まずは勉強の習慣を取り戻すために、以下のことに取り組みました。

・好きな科目(公民)から勉強をスタート
・勉強するベストな環境を探す(場所や時間帯など)
・レベルを意図的に落とす

久しぶりに受験用の勉強をすると、自分が文系であるにもかかわらず、(昔はできたはずの)長文などの問題が読めなくなっていることに危機感を覚えました。そこで、まずは自分のレベルに合わせたところからスタートして、英文や現代文に取り組んでいくようにしました。

受験勉強において大変だったこと・つらいこと・スランプはありましたか?

高校生の頃の話ですが、最初の受験を振り返ると、戦略や計画をあまり立てず、ただ闇雲に勉強をしていたので、成績が上がらず、ただ「勉強をやらされている感じ」になっている時はつらかったです。

受験時期に一番がんばったことは何ですか?

最初の受験は消極的にやっていたこともあって、イヤな思い出が多かったのですが、二度目の受験においては、「良い経験になったな」と感じられるほど、きちんと勉強に集中して取り組めたことです。

ポイントは、「自分にとってのいい勉強とはなにか?」を、常に考えて実践するようにしていたことです。できない問題を誤魔化したままにせず、ちゃんとできないことを認めて、きちんと分かるようになるまで勉強していったり・・・自分を高めるイメージを持ちながら、ずっと努力を続けられるように習慣づいたことは、とても頑張ったことだと思いますし、これから先も役に立つ経験になりました。

受験勉強をスタートしてから成績が一番伸びた時期はいつくらいでしたか?

最初の受験では、高2~高3にかけて、順当に伸びていたと思います。ただ、当時はセンター試験形式の問題は解けても、志望校の問題については対応力が全然身についていませんでした。

本当の意味で学力がついたと思うのは、やはり二度目の受験です。高校生の頃のように、ただ闇雲に勉強するのではなく、「目標となる志望校の問題を解くための力」を身につけるために、暗記や演習を集中的にやっていたので、この時は志望校の問題に関する対応力も確実に伸びていました。これは、自分の弱点をしっかり克服するように取り組んでいたことが大きいと思います。

たくさん勉強してみて、自分流のポイントはありましたか?

周りの受験生と比べて、差がついたと思う大きなポイントは3つあります。

1.過去問から逆算して、やることを分解していたこと
まずはできなくても過去問を解いてみて、自分に足りないところはどこか分析することが大事です。そして、「解けるようになるにはどのようになっていればいいか」を想像して、必要な能力をつけるための教材だったり勉強方法を模索して、自分の弱点を克服する力を身につけられるまで、何度も何度も勉強していました。

2.過去問を定期的な模試とすること
過去問は受験勉強後半にやるのではなく、定期的にやっておくべきです。たとえば自分の場合は、1ヶ月おきに1回ずつ実施してみて、前回と今回の成長点と弱点をしっかり検討して、「これから合格点を取るためには何をすればいいか」を細かくフィードバックして、注力して勉強する範囲を、都度修正していました。また、過去問を解く時は、普通の問題を解くようにやるのではなく、「今は試験当日だ」と思って、真剣に解くことが大事です。

3.入試直前に暗記モノを総復習したこと
入試直前の時期は、過去問を1年分解いたら、その後は暗記モノを必ず勉強するようにしていました。最初の受験の失敗経験で反省したことなのですが、最後に問題ばかりに注力して、暗記を軽んじていると、せっかく覚えていたものが当日に忘れていたりするので、きちんとおさらいしておくことが大事です。

これから受験を控えている後輩に向けて、アドバイスをするならどんなことを伝えたいですか?

3つ伝えたいです

1.とにかく「逆算」する
受験では、過去問から逆算して、「自分の勉強方法の最短ルート」を考えられる人が圧倒的に強いです。闇雲な勉強は、自分の経験から振り返ってみても、オススメしませんし、優秀な人の勉強方法を真似ることも、それが自分に合っているとは限りません。考えるべきは、「自分が志望校の問題を解けるようになっていること」を想像して、その目標に向けて、きちんと計画できているかどうかです。自分で道のりが分からないうちは、先生や先輩やネット・本で調べたアドバイスにそって勉強すると良いと思います。その途中で、「自分はこうしたほうがいいかも・・・」と思うことがあれば、どんどん取り入れていくようにしてください。そういった改善をせず、わからないところを誤魔化したままにしておくと、後で痛い目を見るのは自分です。

2.ON/OFFしっかり切り替える
最初の受験では、毎日16時間ほど勉強していたのですが、二度目の受験では、1日8時間くらいで満足のいく勉強ができていたように思います。リフレッシュする時はとことん息抜きして、勉強する時はそれ以外のことを一切考えないようにするなど、オンオフを明確にすることは効率にも関わるので、徹底したほうが良いです。(実際、勉強時間の少ない二度目の受験勉強の時のほうが、こなせている教材だったり、解けるようになった問題の質が高かったです。)

3.本当に行きたい大学、学部、学科を見つける。
明確な目標は、自分の「ガンバリの原動力」になります。進路を半ば適当に選んでいる人と、進路を本気で選んでいる人では、それだけで日々の勉強の質に差が生まれます。「どうしても行きたい!」と本気になればなるほど、逆に焦る気持ちも生まれますが、そのプレッシャーがあると、なおのこと机に向かって勉強をしてやろうと思えるようになります。また、自分の経験もあるから言えるのですが、なんとなくで学校を選ぶと、緊張感のない受験になるばかりか、大学に入ってからも後悔することになります。学校、学部、学科・・・すべて、きちんと行きたい理由をよく考えて、主体性を持って本気で取り組むようにしてください。

最後に一言お願いします!

主体性を持つことは、すごく大事です。

高校生の頃は、進路と言われても、みんなが大学に行くし、自分の成績だったら・・・というように消極的な理由で大学を選びがちな人も少なくないかと思います。

しかし、そうではなく、きちんと「将来の自分」を考えて、その道を進むために、大学、学部、学科など、目標を明確に決めておくと、勉強に対する姿勢が、まるで変ります。

もちろん日々の勉強は大変なことですが、「自分の決めた目標に進んでいく」と意欲的に取り組んでいる人と、「受験勉強をやらされている・・・」と消極的に感じている人では、楽しさがまるで違います。

自分で目標を決めて、自分で戦略・計画を立てて、自分で頭を使って実際に勉強して・・・ということが主体性を持って取り組めれば、きっともう少し勉強は楽しくなると思います。その一つ一つは「だれかにやらされている作業」ではなく、「なりたい自分に近づくためのステップ」だからです。

受験勉強に前向きになれない人がいたら、できる限り「やらされている」部分を変えて、「自分からやる」というように心構えを変えてみてください。きっと前向きに受験勉強ができるようになるはずです。

※本記事は2017年7月から8月にかけてアンケートした情報に基づくものです。

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