「ピアス穴なんかあると大学には行けないぞ!」 退学後の単位制高校から都内私立大学合格
本記事は2013年度に卒業したNくんの体験記となります。
もくじ
Nくんの「学び治し」
入塾前に抱えていた問題
Nくんは高校時代、耳にあるピアス穴を学校の先生に見咎められて「こんな耳じゃ、どんな学校も合格させてくれないぞ!」と常に怒られていたそうです。
やがて生活態度の問題から学校の先生と折り合いが悪くなり、自主退学をすることになりました。
その後、単位制の高校へ通う中、一般的なレールと異なる状況にある自分に不安を感じていました。
学習支援塾ビーンズが提供した授業
Nくんにはまず誤解を解くことから始めました。
それは「大学入試は高校入試と違って点数で合否が決まるから、ピアス穴の有無なんかは影響しない。仮に面接があったとしても、自分が大学で勉強したいことを明確にして、それをしっかりと説明できれば大丈夫。耳に穴があるから不合格なんて判断するような大学の先生はほとんどいない」と教えると、「え!? そういうものなんですか?」とNくんは驚きました。
それからNくんは学校生活で自信を喪っている状態でしたので、まずは生徒の特技・今まで活躍してきたことをヒアリングし、視覚的に見えるようにするヴィジュアル化のワークをおこないました。
その後、Nくんが意欲的になったところで進路カウンセリングをおこない進学先の選定から始めました。
科目授業に移ると、教科書レベルからの解説+反復学習をスケジュール通りに実施して着実に成績を上げていきました。
生徒の変化
偏差値は44(授業開始後1か月)→52→58というように上がっていきました。
卒業後の様子
自分の経歴(中退)を活かすため、教育関係の授業を意欲的に受けているとのことです。
生徒の感想
・自分のために勉強するって感覚が身についた
・大学ではもっともっと頑張ります!
担当者の感想
とても印象深く覚えているのは、大学に誤った偏見を持っていたNくんがオープンキャンパスに行って大学生を目の当たりにすると「確かに大学生って、皆自由で面白い! 俺、ちょっと大学へ行くの楽しみになってきました」と喜んだ声で電話をしてくれたことでした。たった一人の教師の偏見に満ちた言葉で一生を振り回されずに本当に良かったと思っています。