大学受験の英語(多義語)対策にオススメの参考書「駿台受験シリーズの"システム英単語"」
学習支援塾ビーンズでオススメしている参考書を���します!
システム英単語
科目分野 | 英語 |
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版元 | 駿台文庫 |
価格 | 1,080円(税込) |
対象学年 | 高校生, 各種受験生 |
商品URL | コチラから |
本書をおススメする学生
本書は、こんな学生さんにおススメです。
・大学受験の英語で高得点を取りたい学生
・自分に合った英単語帳が見つからない学生
・今やっている英単語帳に不安を感じる学生
ただし、本書を読んでみて難しく感じた人は、『システム英単語Basic』など、もう少しレベルを下げた単語帳をチェックしましょう。(背伸びして難しい教材を選ぶのはやめておきましょう。1ページにつき、わからない単語が1/3以上あれば、それよりも難しいレベルはまだ早いです。)
本書の見どころ
本書は、単語帳として必要な3つのポイントが揃っています。
1.網羅性
高校レベルで2000語以上の単語+多義語が掲載されており、テーマ別英単語のコーナーもあって読みやすいです。これ一冊だけをやりこむだけでも、大学入試の英語長文に出てくる単語は大体カバーできます。
2.頻度順
最近の大学入試で使われている英単語について徹底的に調べてあり、頻度順に記載されています。そのため、文法や長文読解の勉強と併行して効率的に暗記を進めることができますし、受験直前の読み返し確認にも適しています。
3.憶えやすい
単語だけでなくフレーズも紹介してくれているので、単語だけで憶えづらいものであっても、頭に残りやすいフレーズで憶えることができます。しかも、フレーズには実際に使われやすい内容を収録しているので、憶えたフレーズが「受験における即戦力」になってくれます。
オススメの読み方・攻略法
まずは、一通りの単語を見ていって、その際に〇、△、×など、マークをつけてチェックしていきましょう。「自分がすでに知っている単語」と、「自分がうろ覚えの単語」と、「自分がまったく知らない単語」に区分することが重要です。単語帳に書き込むのが嫌な人は付箋(ポストイット)などで代用します。そして、知らない単語には時間をかけて覚えていき、すでに知っている単語は復習の時だけ読むようにしましょう。
次に、一日の中で進める量としては、1回の勉強につき200語(目安)を、10分くらいでやるようにしていきましょう。何度も繰り返して読んでいくことで、「自分が知っている単語」を着実に増やしていきます。たくさん勉強できる人は、これを一日に3セットやってもOKです。(ただし、一回あたりの時間を増やしてはダメです。だらだらやるのではなく、スピーディーにやることが重要です。)
また、なぜ単語が必要かというと、単語の理解は文章力を鍛えてくれるからです。たとえば、「sweet」の単語と、「a sweet cookie」というフレーズがあった時、「cookieって単語があるから甘いって意味かな」と考えるのではなく、「sweet」という単語だけをピンポイントで見た時に、「sweetがあるから甘さに関連する話題だな」と瞬間的に閃くようになると、長文読解に役立ってくれるようになります。
推測力はもちろん大事なのですが、単語をしっかり暗記することによって、その推測力を発揮する場面を減らし、試験時間を効率的につかうことができるようになります。
イチオシのポイント
大学受験生が苦手な「多義語」の学習にも長けているところもイチオシです。本書には、多義語だけを集めた章があり、中学生の時のカンタンな単語でも、高校では違う意味になることをしっかり記載してくれているのです。
たとえば「right」や「subject」という単語では、どの意味まで、いくつ憶えたらよいのか・・・。それを、この本は教えてくれます。
この本に取り組めば、「長文を読んで、自分で単語帳を作る」という必要はなくなり、それにかかる手間や効率を減らしてくれるので、さらに勉強時間を増やすことができます。
メッセージ
単語帳は大学受験で使う参考書の中で最も「やりこむ」一冊だと思います。だからこそ、なんとなく選んだものを使ったり、自分に合っているか不安なまま使ったりすることは避けていきたいです。
この記事を読んでも、今持っている単語帳で大丈夫!と自信を持てる人はそれを頑張ってやり遂げましょう。しかし、大学受験を突破できるだけの実力がつくかな?と迷っている人や、自分には単語帳は多すぎて選べないという人には、この本を是非オススメします。
単語力がつけば、英語の長文が読みやすくなります。大学入試の英文は、じつは意味がわかれば好奇心をくすぐられて楽しいものが多いです。英文を読むのを楽しむために、単語の勉強を頑張ってみてください!