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親の言うことを聞かない不登校の子ども。状況改善は【家庭での雑談量を増やす】ことから

教育アドバイス

子どもが学校へ行かず、そのことを注意しても、すっかり嫌われていて、言うことを聞いてくれない……。

そんな悩みを抱える保護者さまには、「色んな話をするのは互いの信頼関係ができてから」とお伝えさせて頂いてます。

今回の記事では、お子さまと信頼関係を築くために保護者さまに働きかけてほしいことについて、塾長の塚﨑から詳しくお話しさせて頂きます。

叱る前に、まずは親子関係から見直す

親子の関係性がしっかりしていない時、進路進学・生活態度や習慣の話をしても、子どもは行動を変えてくれません。

「あなたのためを思って言っている」
「この先、どうするの」
「昼夜逆転をなおしなさい」
「ゲームなんてやっている場合じゃないでしょ」
「学校に行きなさい」
「受験する学校を決めなさい」
「勉強しなさい」

などと叱っても、逆効果になってしまうことが多いです。

なぜかといえば、そもそもそれらが正論だということは、内心、お子さま自身も気づいているからです。そして、だからこそ保護者さまの説教は「傷口に塩を塗る」という言葉にしか聞こえないのです。

社会人で例えるなら、あるプロジェクトに取り組んでいて、「成果を出さないといけない状況なのにうまくいかない」という時を想像してください。
そのとき、以下のようなことを言われて、行動を変えられるでしょうか?

「早く成果を出せ!!」
「おまえはプロジェクトの完遂をしないといけないのにそれ以外のことをやっている場合なのか?」

こういった正論だけ言われても、どうしようもありません。
ましてや信頼関係が全くない他部署の上司に言われたら、表には出さずとも、ちょっと感情的になってしまうかもしれません。
もし、アドバイスをするのであれば、その内容は具体的でないといけませんし、少なくとも感情論で怒鳴ることで、子どもが行動を変えてくれる場合は少ないと思います。

また、そこに関係性や信頼関係がなければ、仮に正論であっても、なかなか受け入れにくいのが人間です。(だからこそ、社会人はちょっと相手に辛いなと思った話などは、飲み会を挟んだり、ちょっとクッションを置いてから話すことがあります。)

ですので、保護者さまにおいても、お子さまの行動変容を目指す場合は、叱りたいことがあっても、一旦保留し、親子の関係性をよくするところから始めましょう。

親子関係を改善するために

良好な親子関係を築く=子どもの言いなりではない

「親子関係を良くしていきましょう」と言うと、たまに保護者さまの中には、お子さまのわがままを全部聞こうとしてしまう方がいます。

たとえば、

・「外に出るの嫌だからお菓子(ジュース)買ってきて」で、保護者さまがお使いしてしまう
・ごはんの時間になっても「後で食べる」と言って食卓に出てこず、あとから保護者さまがご飯を用意してしまう
・ゲームやスマホを無制限にやらせてしまう

といったことが挙げられます。しかし、こういった「お子さまからの"スジ"が通っていないお願い」は、一切無視して良いです。なぜなら、これは良好な関係とかではなく、ただの甘やかしだからです。

・「外に出るの嫌だからお菓子(ジュース)買ってきて」
⇒自分で行かせる

・ごはんの時間になっても「後で食べる」と言って食卓に出てこない
⇒じゃあ、あんたの分は今日はナシ!で後からは用意してあげない

・ゲームやスマホを無制限にやらせてしまう
⇒きちんと親子でルールを設けて、違反したら没収する

保護者さまは両極端にならないことが大事

両極端とはどういうことかというと、下記のような行動をしている保護者さまのことをいいます。

・進路進学、生活態度習慣のことを感情的になって追求しまくる

・一方で、お子さんに嫌われまいと、普段の言うことをすべて聞いてしまう。(悪い言い方をすると媚びる)

こういう態度を続けていると、お子さまのためにもなりませんし、保護者さまの精神衛生上においても、よくありません。
日常の生活の中で、叱るべきことは叱って、しかし、不登校や進路に関しは、しばらく話題には出さず、長い目で見守ってあげるようにしましょう。

良好な親子関係=家庭内の“雑談”量を意識する

お子さまと仲良くなるためには、なんでもいいので、共通の話題を作って、雑談・無駄話をすることが大事です。また、学校へ行けない状況が長引いている子であれば、普段の振る舞いには見せずとも、内心では話してくれる相手を無意識に欲しがっていることが多いです。

お子さまがどんなことが好きで、どんな趣味を持っているか知り、雑談していくようにしましょう。また、お子さまの好きそうなイベント、興味を持ちそうな展示会などがやっていれば、そういった外出を一緒にしてみることも大事です。(もちろん、この過程において、進路進学、受験などの話はしないようにしてください。)

目標は一日一回、家庭内で雑談できる環境をつくる

ビーンズでは、良好な親子関係の目印として、「一日一回、食卓などで雑談できる環境」とアドバイスさせて頂いてます。

もし、一日に一回も一緒にゴハンを食べることがなく、また、食べることがあっても全く話さず、重い空気になっている時は要注意です。

ちょっとずつ、親子で会話をするように試みていきましょう。

雑談でお話しすることとしては、

▼雑談で話すこと
・子どもの趣味の話
・親子共通の趣味の話
・親の日常の人間関係
・親の仕事でのちょっとしたエピソード
・・・など。要は友達と話す内容です

▼(この段階の)雑談ではこのような話題はダメです
・進路の話
・勉強の話

よくある間違いが、お子さまが趣味の話をしてたところで、それが何かの学問分野につながるというとき、
急に保護者さまがギアを上げて「あなたが、話している〇〇って、××大学だと勉強できるわよ! あなた、そういうことに興味あるの!?」と話し始めることです。

それまで気持ちよく子どもが“雑談”として話していたところに、急に子どもが自分事として考えないといけない空気を出すと、それまで盛り上がっていた会話が一気にしぼんでしまうことがあります。
(例えるなら、仕事の飲み会で「仕事内容をネタに飲んでいる時に、急にPCを取り出して、真剣な話をしてきた・・・」くらい、空気を冷めさせるのでご注意ください。)

こういったお子さまの好きなことを進路や学問につなげる話を親子ですることはとってもいいことです。特にAO入試の準備で必要です。

が、慌ててはいけません!

「雑談量」の次は、お子さまの自尊心!

ビーンズでは、親子でゴハンを食べて雑談ができるようになったら、次は、お子さまの自尊心を回復を目指します。

ここでよくある間違いが、
「子どもとの雑談量が増えてきた=子どもが元気になった」
「だから進路や、科目勉強の遅れについて話し合おう」
と性急に進むことです。

これは、一気に親子の関係性が悪くなる可能性があるので、本当に注意してくださいね。

いつもの雑談の中のなかで、お子さまから以下のような発言がくるのを待ってください。

「がんばればどうにかなるかも(と思えるようになった)」

「進路について、どうしようかなと思っている」

「(保護者へ向けて)進路決める時、どんなこと考えてた?」

「学校(通学すること)、どうしようかなーって思ってるんだけど」

この時のコツは急ぎすぎずです!
子どもからこういった具体な話が出てきたら、お子さま本人にとって直近の問題について真剣に話し合うのではなく
(例えば、登校日数足りるかどうか・単位が足りるかどうか・大学受験の試験科目は何か…など)
少し遠い未来のことや、社会のこと、保護者さまが若いころご自身の進路について考えていたことなどをお話ししてみてください。

(お子さまと話すときのコツについてはこちらもご覧ください!)

進路のことは親子で一緒に考えていく

進路については、最初のうちは保護者さま(大人)のサポートが必要になることが多いです。お子さまと一緒に考えて、お子さまに合いそうな進路を一緒に調べて、スケジュールを段取りして、状況改善を進めていくようにしましょう。

まとめ

不登校の状況改善には「良好な親子関係」が欠かせません。
そして、良好な親子関係とは、お子さまのわがままを全部聞くことではありません。親子がご家庭の中で気楽に雑談ができることです。

「我が家は雑談してないな・・・」というご家庭は、まずは親子の雑談量を増やしていくことを目指していってくださればと思います。

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